包丁のトギノン ブログ

トギノン販売有限会社 包丁の製造販売店のブログです

「ペガサス ピザカッター」のご紹介

2012-08-27 | 道具のありかた
8月ももう終えようとしているのに暑い日が続きますね。
皆さん、お変わりはないでしょうか?
私事ですが先日、暑さを逃れるように車山高原とピラタスの丘へ行ってまいりました。
下界??とは違い山頂の気温は20度前後!!(昼間ですよ)
涼しいを通り越し少し肌寒かったです。
でも清々しい空気と景色と気温で何かと癒されリフレッシュできました。
機会がありましたら是非足を伸ばしてください。オススメスポットですよ。
それでは本題です。

今回はうちの人気製品でもある「ピザカッター」についてお話したいと思います。

まずは写真をご覧ください。

「ペガサス」ブランドのピザカッターです。
一般的に市中に出回っているピザカッターより刃の部分が大型なのが特徴。
刃が大型なのが良い理由はズバリ....
刃の長さを使えることと高さがあることです。

一般的に刃物の切れ味は刃の長さが長いほど有利だとされます。
刃の同じ面ばかり使っていると食材の油やカスが刃に付くことで切りにくくなってしまうからです。
少し例えが極端ですが、何か液体をこぼしたとしましょう。
そのときフキン等で拭きあげますよね。
汚れた面でいくら拭いても綺麗になりません。
綺麗な面で拭きあげると効率よく拭けます。
刃物もこれに似た感じでしょうか。
また、刃が長いことで刃上の負担が減りますので短いものより磨耗しにくいなど刃持ちが良くなります。

ハンドルは手にフィットする形状で力を入れて使っても滑りにくいのも使いやすさの1つの要因となっています。
効率よく力が伝わるので疲れにくいですよ。


でもそんな最適な道具も使うほどに切れ味が落ちてきます。
切りにくくなったと思ったら「研いで使いましょう。」
簡易的な研ぎ方を記します。
下図をご覧ください。


「ペガサス」ブランドのピザカッターはご覧のとおりネジをはずせば簡単に分解が出来ます。
分解した際に組み立て順を覚えておきましょう。
後ほど再組み立てする際に困りますから。
上記の分解写真を参考にして下さっても結構です。
また、怪我をしないように軍手などをするなど、手を切らないようご注意くださいませ。

分解した刃を砥石の上に乗せます。
砥石は平面の出ているものでしっかり水を含ませてからお使いください。
「ベタ研ぎ」で結構です。
ゆっくりとスライドさせて「しのぎ」のないほうの平面のみ研いでください。
軽く均等に研ぎます。ベタ研ぎだからさほど難しくないとお思います。
「刃バリ」や「返り」が気持ち出たかなと思うくらいでOK。
出た「刃バリ」や「返り」はフキンやタオルなどで軽く取り除いてください。
あとは再組み立てすれば、元どおりの切れ味が蘇りますよ。

「ペガサス」ブランドのピザカッターはしっかりした造りで簡単に研げるので、ホテルやレストラン、某有名ピザチェーンでも使われているほどプロの方に愛用者が多いんですよ。
また、ピザだけでなくご家庭でパン生地の切断など使い方は工夫次第で広がります。

今回ピザカッターのお話をしたのは「切れなくなったら買い換えなきゃならないか?」というお客様の声があったためです。
それで簡易的研ぎ方法をお伝えするべきだと思い書き込みました。
ついでに自社製品の宣伝もしちゃいましたが...なので、少しでも参考にしていただけたら幸いです。

それではまた。