包丁のトギノン ブログ

トギノン販売有限会社 包丁の製造販売店のブログです

2009 第67回ギフトショー

2009-01-19 | お知らせ等
今回は展示会のお知らせです。
2009 ギフトショーに出展いたします。
はっきり言って宣伝ですのでご興味のない方、申し訳御座いません。


■展示会情報■
展示会名称:第67回 東京インターナショナル
        ギフト・ショー
        春2009

開催期間:2/3{木}~6{金} (4日間)
       AM10:00~PM6:00 (最終日の2/6はPM4:00まで)

会場:東京ビックサイト(全館)

主催:㈱ビジネスガイド社


私どもは親会社の㈱清水刃物工業所と一緒になって、計2箇所に展示いたします。
展示箇所は
①関の刃物組合でいつもお世話になっている
岐阜県関刃物産業連合会
より、

西2ホール
西2239
「関の刃物」
にて共同出展いたします。

②新コンセプト包丁:トギノンECO FRIENDLYの開発からお世話になっている
財団法人 オリベデザインセンター
より、

西3ホール西3029
「オリベデザインセンター」
にて共同出展いたします。

-過去の展示模様-




ギフトショーとは、まあ一言で言えば見本市です。あらゆる企業・各商品が立ち並び優れた商品トレンドなどを情報発信し商談を行ったりする所ですね。
一般の方も受付をすれば入れます。私もいろいろな展示会を体験しましたがこの展示会が一番おもしろい。

この展示会は過去にも出展しており、私どもの新コンセプト包丁「トギノンECO FRIENDLY」などをご覧に各方面のお客様がお見えになっております。
包丁の革命的システムを持つこの新コンセプト包丁を貴方もお手にとって実感するチャンスです。
是非、皆様お誘い合わせの上ご覧に来て下さい。
きっと包丁への価値観が変わると思いますよ。



刃物は贈り物として選んで良い物なの?

2009-01-15 | 包丁について(総合)
刃物を贈り物に...?!

よく刃物を贈り物に送ってはいけないのではないか?
切れモノ、ワレモノは縁起が悪いからよくないのでは?

などのお問い合せやご質問をいただきます。
果たして本当のところはどうなのか皆さんにになっておられると思います。

結論から言います。
「贈り物を受け取る方が良いとされるなら構わない」
です。

なぜなら、宗教上や風土上、はたまた個人的な思い入れなどによって、贈り物としてふさわしいかどうか変わるからです。

私個人的な考えとしては、良いのではないかと考えております。
そのわけを下記に記してみました。

1.古来から刃物は神聖な物である。
日本はもちろん外国においても刃物は神聖な物である。
古来から加持祈祷や神仏を祭る儀式を行う際、刃物は欠かせない物です。
刃物は力の象徴であり、魔除け・災いを断つ力を秘めていると言われています。
日本では三種の神器である
・八咫鏡(ヤタノカガミ)
・天叢雲剣(アメノムラクモノツルギ) 通称:草薙の剣(クサナギノツルギ)
・八尺瓊勾玉(ヤサカニノマガタマ)
が有名ですね。神様と対話するのに必要とされています。
外国は王位継承者に王冠や剣を与え、未来発展をお祝いしたりしています。

2.開運のために贈られた刃物
その昔、日本では贈り物として刃物が贈られる風習がありました。
貴族や武家などの間では子供が生まれるとその子のために刃物(刀剣)などをこしらえ持たせていました。
これは「お守り刀」として持たせた物であり、持ち主の健やかな成長を願いあらゆる災難や魔を断ち切り守るようにと持たせた物なのです。
また、古来より女の子が生まれ嫁ぐときにその子を守るようにとお守り刀を持たせて嫁がせたという話もあります。近年では刀剣を持たすことは出来ないので、包丁を持たせ家内安全や食べるものに困らないようにや美味しい料理を作って差し上げなさいなどの意味が含まれるとして、ご両親から包丁をプレゼントされる方が増えております。

日本の皇室においても「賜剣(しけん)」の儀として、天皇陛下が使者を通じて子供に守り刀を授ける誕生後最初の儀式が行われるようです。刃物を贈るのが忌み行為であるならこんな儀式は存在しませんね。

3.竣工式などで使われる刃物
神事、地鎮祭、竣工式などにおいては「忌鍬(いみくわ)」、「忌鋤(いみすき)」などが使われます。稲穂を刈るまねごとや鍬で土をおこすまねごとをするあれのことです。益々の発展や厄落とし、工事中の無事故をお祈りするなどの意味が込められておこなわれます。

4.テープカット
よく式典などで行われるテープカットですが、こちらも封印を解く、新しい境地に立ち入る、切り開くなどの意味を持ち未来発展への願いが込められております。

5.結婚式などのケーキ入刀
結婚式で見られるケーキカットの意味もテープカットと同じような意味があり、こちらも封印を解く、新しい境地に立ち入る、切り開くなどの意味を持っています。
また、ギリシャ神話によると貧しくも愛し合う2人が将来を誓い合いパンを分かちあったことから始まったとも言われています。そしてカット後におこなわれる「ファーストバイト」には新郎側からは「一生食べ物に困らせない」新婦側からは「一生美味しい料理を作ります」の意味があるそうです。
このように「分ける・切る」には分かち合うや切り開くなどの意味があり、必ずしも忌みの意味ではないことが推察出来ます。

-結論-
長々と書いてしまいましたが、これらのおめでたいときに「忌み」的要因がある刃物を使うはずもなく、本来刃物は神聖で縁起の良い物なのです。
私は縁起の悪いとされる方が少ないのでは?と思っています。
本来の意味として刃物を贈るのはその人の未来発展と運命を切り開く、厄よけなどとしお祝いをし送られる物なんですよ。
ただし、冒頭にも書き記しましたが、「贈り物を受け取る方が良いとされるなら構わない」ですからご相談してから贈られるのがよろしいかと思います。
でも、本当に親しい間柄ならこれほど適した贈り物は他にはないのではないでしょうか?親しい間柄というのが大きな意味があり、親愛の意味が込められていますからね。

そうそう、近年の忌み行為として名高い「カミソリを手紙に入れる」というのはいつ誰が始めたのでしょう??
案外、そんなところから刃物に対する価値観が間違って伝わってしまったのかもしれませんね。

遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い申し上げます。