包丁のトギノン ブログ

トギノン販売有限会社 包丁の製造販売店のブログです

包丁とまな板2

2010-08-31 | 包丁について(総合)
包丁とまな板2

ん~毎日、暑い日が続きますね。
岐阜県はニュースになるくらい気温の高くなる地域。
夏バテしそうです。

さて、前回の続き...まな板の秘密を探るべく私はまな板を頂いたF氏に疑問を直接ぶつけてみた。

1.なぜ、こんなに香り高いのか?
2.どこ産の木?
3.木の繊維密度がバランス良く刃あたりが均一。
など。

するとF氏は
「いや~、あれ実は木材を扱っている人に無理を言って作っていただいた物なんですよ。そんなに気に入ったのなら今度ご案内しますよ。」

そして私たちが向かった先は岐阜県でも林業などの盛んな地域。
そこで出迎えていただいたT氏が、あの香り高い桧のまな板を作ったそうだ。

T氏に疑問をぶつけてみた。すると、
「じゃあ、ついてきてください。」

工房?を案内していただいて目に入ってきたのは...
圧倒されるほどの
たくさんの材木。
丸太。
鴨居に使われるような巨大な柱。
などなど。
職人さんが真剣に目をこらしながら目利き・作業をしている姿も目にした。

それもそのはず実はT氏、その地方で建築産業を営んでいる方で工房はたくさんの材木で囲まれており、みずみずしい木の香りが漂う森林浴状態。まるで森林の中にいるようだった。

聞けば、木造建築専門の業者で「神社・仏閣・下呂温泉のヒノキ風呂浴槽・料亭などの木製カウンター・こだわりの木造一般住宅、など×2」を手がけていらっしゃるそうです。
それらの材木を確保するために山を管理し、木を育てるところから製品造りが始まるのだそうだ。

材料となる木から育てて製品化...と一貫生産なので、こだわりの品質がすごい。
香りよく、繊維がきめ細かいまな板がここで作られるのだ。
まさに匠(たくみ)の技術。

「F氏が作っていただいたまな板、製品としてあるのですか?」
とお聞きしたところ
「特別に作って差し上げた物で、市販はしていない。」
とのこと。
そうか、だから今まで知らなかったのだ。

その後、T氏にヒノキのまな板についておもいを告げ、是非製品化したいと伝え何度か通いました。
そうして私どもの交渉に賛同して頂いて出来上がったのが、弊社WEBで販売する

「匠の香る桧のまな板」

なのです。


とりあえず、サイズは大・小の2つ。
木目は、板目・柾目から選択できるように。
1枚板作りの真物。
濡れても反りにくいよう厚みもしっかり確保。

はっきりって、そんじゃそこらの木製まな板には負けません。(少なくとも私はそう確信しております。)
自社製品の宣伝になってしまったのですが、一度本物のヒノキのまな板でお料理してみてください。
香り高くやさしい雰囲気に心癒されると思いますよ。(桧の香りのもととなる成分には”天然の抗菌効果”が満載!)

それでは、また。


ご近所の奥様にモニターとしてお使い頂きました。
「木のまな板は初めて使いましたが、使い心地がすごく良いですね。
 桧のにおいでお料理がすごくリラックスして出来ました。
 天然素材なので、子供の料理も安心して作れますね。」
と、喜びの声をいだだきました。