包丁のトギノン ブログ

トギノン販売有限会社 包丁の製造販売店のブログです

第43回 刃物まつりの様子

2010-10-26 | お知らせ等
第43回 刃物まつりのレポートです。
前回でもお伝えしましたが、刃物のまち岐阜県関市では毎年10月の第二土日に刃物まつりが開催されます。
いつも、古式日本刀鍛錬のレポをしていますが、今回は廉売市の方に焦点を当てたいと思います。

まず、9日の土曜日は低気圧の影響からかものすごい土砂降りでした。
10日の日曜日は晴天。青空透き通るような良い天気で、たくさんのお客様が刃物まつりにおいでになりました。
-沢山の人で賑わう様子-


刃物まつりはお祭りですので、刃物の廉売市とたこ焼き屋や綿菓子屋などの夜店?が入り交じっています。
また、各地域、地方の特産物販売、ダンスや和太鼓などのアトラクションもあり刃物に興味のない人も楽しめるようになっています。

しかしそこは年に一度の刃物まつり。お目当ての包丁、刃物をお探しのお客様で賑わっています。



私もお手伝いにお邪魔したのですが、何件かお取引先の店主に
「この人はまだ若いが、包丁を作っている職人さんなんだよ。わからないことや聞きたいことがあったら聞いて。」
と振られて、恥ずかしながらお客様に色々お答えしました。
その中で気づいたのがお客様は、
「材質の違い」や「価格の差」、「どのような作りが良い包丁なのか」
など、簡単に判断できる目安を教えて欲しいというかたが多かった。
私は、それに対し
「ここにしっかりスキがいれてあるから...、ここの仕上げに手間がかかって...、ちゃんとした包丁はここに手が入っているよ。あと、真っ直ぐかもチェックね。」
と、お客様と直接会話が出来て楽しいひとときを過ごせました。

-半端モノ(数がない)、型落ち品などの特売もあります-


刃物まつりには下の画像のように砥石も販売している店舗があります。
これだけの産地、サイズを取り揃えたお店はそうそうありません。一見の価値アリです!!


前日の雨が心配されましたが、今年も大盛況のうちに刃物まつりは終えました。
来年もたくさんのお客様のご来場、心よりお待ちしております。その時は私もまた会場にいると思いますのでお話できたらと思います。
それでは、また。