包丁のトギノン ブログ

トギノン販売有限会社 包丁の製造販売店のブログです

中華包丁について1

2015-11-27 | 道具のありかた
中華包丁について1

弊社製品で業界に於いて、高く評価を受けているものの一つに「中華包丁」があります。
弊社ブランド製品はもとより、某有名料理学校(数社)やプロの料理人の方々などへOEM供給させていただいております。
今回は一般の方にはあまり馴染みが無いのですが、中華包丁についてお話したいと思います。

中華包丁というと、一般的に以下の画像のようなものを思い浮かべられると思います。

そうです、長方形の刀身に柄が付いた形です。
Googleなどで検索してもだいたいこの様な形の画像が出てきます。

一般的な洋包丁や和包丁では、三徳型や牛刀型、出刃や柳刃など使用用途によって大きく形が異なりますよね。
でも、前述したように中華包丁には形状のバリェーションがない。
どんな料理にもこの包丁1つでこなしているのでは?という一般的なイメージがあります。
たしかに中華包丁はこれ1つで叩く、引き切り、みじん切り、スライスなど行なっているように見受けられます。(実際そういう方もいらっしゃいます)
でも、実はプロの料理人ほど、これ1つで調理しているわけではありません。

中華包丁にも実は様々な形状があるんです。

見た目はどれも大差ない長方形の刀身に柄が付いた形なんですが、切りたいものや作業によって細かな仕様の違いがあるんですよ。
ただ、形状の例外として「剣型」や「鎌型」と呼ばれるものもあります。
以下の画像をご参考ください。
「剣型」

「鎌型」


なるべく簡潔にと思いましたが、ぱっと見た目の違い以外の詳細な具体例を記そうとすると長くなりそうなので、続きは次回(中華包丁について2)に。

それではまた。