包丁のトギノン ブログ

トギノン販売有限会社 包丁の製造販売店のブログです

2009年 刃物まつり レポート編

2009-10-21 | 包丁について(総合)
2009年 刃物まつり

前回お知らせした10/10,11と行われた刃物まつりのレポートです。

まず、この写真は伝承館の古式日本刀鍛錬の様子です。
刀匠が火をおこしています。
凄い火力で近くで見ているとアツさが伝わってきました。
真剣な眼差しで火を見極めながら温度調節をしています。
このくらいの炎の色だと、だいたい1200℃くらい。


お次は...今回のベストショット!!

お弟子さんと刀匠が折返し鍛錬を行っている所です。
いわゆる刀を造るため鋼材をトンカチ、トンカチと叩いています。
ここで肝心な所はあくまでも火の管理をしハガネの温度を見極めているのが
「刀匠」です。(奥に見える人)
手前の大きな槌で叩いているのがお弟子さんです。(手前の人)
外国のお客様から国内のお客様までたくさん観にこられていました。
あまりの人気に立ち見が出るほどです。


伝承館の中には「柄巻き師」、「鞘師」、「白銀師」、「研師」の方が実演されております。
普段は人形の展示なのですが、刃物まつりは実演。
たくさんのお客様が、息をのんで見入っていましたよ。
「鞘師の実演」

実は、この鞘師...私のいとこです。父方の妹さんのご子息です。
まだ、若いのですがこの道18年くらいかな?
数々の賞を受賞している才能ある若者です。

「研師の実演」
こちらも若い研師さんですね。研ぎ具合を見る目が鋭い。
刃物のまち関はこの様に伝統工芸の日本刀造りに若い世代が育っています。

一方、刃物まつりの会場はご覧のように人のやま、ヤマ、山でした。
今年は例年より多くのお客様がお見えになっていたようで大盛況でした。

私がいつもお世話になっている刃物会社の社長。
一般のお客様にもよくわかるように説明しているところは、サスガの一言です。
どうしても私ども作り手は技術的なことをお話ししてしまうので、社長の会話はとっても勉強になります。

お好みの包丁や刃物を手にとって品定めしているお客様の様子。

まだ、刃物まつりにお見えでないお客様は一度、お越し下さいませ。
廉売市となっていますのでご希望の商品が格安で手にはいるかもしれませんよ。
それでは、また。