![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/57/bdf4d8dc99abee5a498493fc88155637.jpg)
すっかり間隔があいてしまいましたが、北東北旅行シリーズの6回目です。
八戸駅から「リゾートうみねこ」に乗車して鮫駅まで至ったのが前回。今回はそこから久慈駅までの話です。
八戸線は鮫駅の辺りから、太平洋岸に沿って走るところが多くなります。昨年の東日本大震災において、八戸線もまた被災した路線の一つであり、その傷跡は今も残っています。震災の2ヶ月前、私は同じこの路線を同じ行程で通りました。また、それ以前にも八戸線を訪れています。今回は、その当時の写真も交えながら、記事を書いて行きます。
鮫駅を出ると、進行方向左手に岩礁の上にある島が見えます。上に神社の建つこの島は「蕪島(かぶしま)」。国の天然記念物となっている島です。この島自体が天然記念物なのですが、その理由はウミネコの産卵地であるためです。2月下旬に飛来したウミネコは、4月から産卵し、7月まで滞在すると飛び立って行きます(住み着くウミネコもいるそうですが)。東日本大震災の津波はこの島も当然襲いました。
2011年1月に訪れた蕪島の写真です。1枚は列車車内から撮っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/b3/d002c5813130b13105141c895326c33d.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/67/b627eb499f32bb893bc2991253c93c11.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/81/16bc2e489321f72d482b0efa185957a5.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/04/c554bf639a84bc23babfbd07e8adaab3.jpg)
ここからは、今回の旅行で車内から撮影したものです。津波によって島の周辺にあった建物が破壊されました。現在は新しい建物も建っています。先頭の写真を、上の写真と見比べてみてください。ほぼ同じ場所です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/fb/7825fd48b2da459a6c9627fc6b2fe0ab.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/f7/99646c2570f73f246b1008c12fc5949b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/16/3e755baa364b20e16b90b458d0683354.jpg)
車内から見た、現在の蕪島。近くの高校の野球部と思われる高校生が浜辺でトレーニングしていました。
蕪島の津波の様子は、YouTubeの動画と、こちらの方のblogだとわかると思います。
八戸蕪島を襲った津波(11/3/2011東日本大震災)
八戸市蕪島大津波2011.3.11
∞doors 八戸探検隊/津波の爪痕3 ~蕪島~
蕪島のウミネコは時期的に島に集まっていましたが、さすがに野生動物だけあって津波を察知して逃れていたようです。
前回の記事で紹介した、「八戸魅力発信 うみねこ おんで隊」の女性から伺った話ですが、震災の日に蕪島神社の宮司さんが境内に入ると、ウミネコの声がしないことに気がついたそうです。繁殖時期が近い蕪島で、そんな状態から何かあると思っていたら、震災が起きて津波が襲ってきたとのことです。ウミネコは地震が落ち着くと、自然と戻ってきたそうです。
蕪島の横を通り過ぎ、列車は久慈を目指して走ります(ちなみに、普通列車です。快速ではありません)。ここから先は沿岸部を走る部分が多く、風光明媚なところでもあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/d5/9e03493252a060bbbe9acd5f6a882a94.jpg)
海岸線
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/fb/4157dcf81f7939ffab84487409ea8bb6.jpg)
八戸線の復旧時に正式廃止となった、プレイピア白浜駅(臨時駅)。もう何年も使用されていなかった
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/5b/f70b5d1b8b23047c432ea2e1f5bc168d.jpg)
所々、重機が作業している姿を見る
ちょっと車内の様子もご紹介しましょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/fd/47a625b400da03c802b602353d774334.jpg)
1号車、3号車の1列席(C席)は、座席を回転して斜めにして固定できます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/b8/e4dcb8b9f4be405b7ffc072243074f2d.jpg)
2列席(A、B席)は大きなテーブルが付いています
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/be/17888da579acb9367fa49cbb711c7e2d.jpg)
自由席車1号車の車内
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/f5/ce1bb0a5e1f5a397de9de131d600ba36.jpg)
1号車の展望スペースは3号車よりやや狭いです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/a1/22d3f76443a8b389ed6ad7a974de95e5.jpg)
2号車は前回紹介したボックスシート以外にもこんな簡易座席もありました
元々砂浜だった沿岸部は、津波を受けてもあまり変わることは無いと思ったのですが、やはり多少の差はありました。
一応同じような場所で撮った2枚を比べてみます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/04/bc06a635ce0bfeb4074a8cfda88cd8f5.jpg)
2011年1月。浜辺に雪が積もっている
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/5f/1d161c4082f85b213f72a9d20163f82c.jpg)
今回。がれきが打ち上げられていたのを撤去したのか、妙に整備された感がある
列車は遅れることも無く、定刻で緩やかに沿岸を走ります。やがて、八戸線では最も海に近く、最も津波被害を受けたという陸中八木駅へ到着しました。かつて、陸中八木は東北地方のJR線で最後まで残った腕木式信号の駅でして、タブレットも交換されていました。当時は有人駅でしたが、その後無人の駅舎に立て直され、その駅舎も津波で消失し、現在は3代目の駅舎(待合室)になっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/c4/f070168cb81cd0aaea7ead3def27e5e6.jpg)
海岸線
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/de/b483e270196f0b0c2f8f0d0027862816.jpg)
海際を走る
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/0c/15c5834add52424c0531a480923b7a76.jpg)
ここまで来て、ついに未処理のがれきに遭遇した
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/57/bdf4d8dc99abee5a498493fc88155637.jpg)
震災から1年8ヶ月を経ても、まだがれきの処理は終わっていない。日本人はこの現実を直視すべきなのだ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/13/ed303d8e8e51205a72c2e4949251fcf7.jpg)
陸中八木の近く、きれいに整備された道路
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/c2/5f852c41bde75b650119be7a78b9c2d9.jpg)
海岸線はきれいに整備されているが、人工感が漂う。何か自然じゃない
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/ce/8a9462d10a4f428d8912a6f24b7ddd53.jpg)
やがて陸中八木駅が見えてきた
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/07/db1d9dff0f9af331c927ff38bf08f258.jpg)
陸中八木駅へ入線する
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/33/66cbffa347e44efe35cfedd832e585b4.jpg)
ホームには八戸線の復旧を祝福する横断幕
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/73/c8ec6dc32a2b8d792d37398d6deafeb4.jpg)
海側の下りホームの向こうは何も無いが、整備された感がある
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/bc/296e6da0d82b556b7bd029143ca0a840.jpg)
港付近は新しい建物と古い建物が入り交じっている
ここで2005年7月に撮影した、陸中八木駅の写真を紹介しましょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/c0/dc670ef0a9712d12ff89f24f4793cdbc.jpg)
初代駅舎。当時は有人駅だった。腕木式信号機廃止すぐの頃
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/1d/1dca18153db657159a0e7ea2b28ef30f.jpg)
駅には手動で切り替えるポイントがあった
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/86/01f59d4acd6b80c3c810f9a4c901e45a.jpg)
山側のホームから海側を見る。先ほどの写真と撮影位置は違うが、海側の印象が異なるのはおわかりになるだろうか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/1e/79bde957b19a79bda72e6a87ed966812.jpg)
海側のホームから、八戸からやってくる「うみねこ」を撮影したところ
列車は陸中八木を発車し、一路久慈へ向けて走ります。陸中中野を出ると、急に山側に入り、これまでの風景とがらっと変わってしまいます。山側は、震災の前とあまり変わらないように思えました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/3d/a2ecb2f5ab3e9dae748f0b1b329f867f.jpg)
海側を走る。やはり妙に整備された感がある
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/15/e4a3e7966f47cf21e34842f077e57d04.jpg)
陸中中野までは海岸沿いを走る
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/7b/daa8e81ab7ed01649e032eb2279c31d8.jpg)
砂浜。きれいすぎるというか、整備された後という感じ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/d7/e468379c57ca34c9d124bc505950ae11.jpg)
確か陸中中野駅だったと思うが、避難場所を示す案内には「贈 宝くじ」の文字が
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/48/f19a777ebe3a89d3f093f716fb5c356d.jpg)
山へ入るとまるで風景が変わる
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/96/5694811098928c56f03cb934df878343.jpg)
列車交換設備が撤去された侍浜駅
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/91/8af9effee3ac3e903d666b09e49d6487.jpg)
侍浜駅で時間調整のための停車
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/d9/1dbd4b7e35a946fd5d97e51cfe219f90.jpg)
侍浜駅の駅舎。浜とは付くが、これまでと一転して、実際の海岸まで数キロはある
侍浜を過ぎて、陸中夏井を過ぎると、まもなく終点の久慈です。
快適な車内だった「リゾートうみねこ」ともここでお別れです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/e4/49cea64608dca96d9dc3cf94dd88f1dc.jpg)
久慈が近づく
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/c7/ca7e35a61304722d40fd18b83d0677b3.jpg)
久慈駅ホームが見えてきた。三陸鉄道と八戸線の気動車が見える
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/41/22933d411baad2c07f0c534e94237f47.jpg)
久慈駅へ到着。キハ48形の赤鬼塗装と並ぶ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/2e/3fcc6dd7baa3f61e24f5edf28fac1e3f.jpg)
八戸からの行程を終えた「リゾートうみねこ」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/72/1429f917534842c8af1887672057e5c1.jpg)
JRの久慈駅舎
久慈に到着した後は、いよい今回の被災地訪問のメイン、三陸鉄道に乗り換えます。以下次回。
八戸駅から「リゾートうみねこ」に乗車して鮫駅まで至ったのが前回。今回はそこから久慈駅までの話です。
八戸線は鮫駅の辺りから、太平洋岸に沿って走るところが多くなります。昨年の東日本大震災において、八戸線もまた被災した路線の一つであり、その傷跡は今も残っています。震災の2ヶ月前、私は同じこの路線を同じ行程で通りました。また、それ以前にも八戸線を訪れています。今回は、その当時の写真も交えながら、記事を書いて行きます。
鮫駅を出ると、進行方向左手に岩礁の上にある島が見えます。上に神社の建つこの島は「蕪島(かぶしま)」。国の天然記念物となっている島です。この島自体が天然記念物なのですが、その理由はウミネコの産卵地であるためです。2月下旬に飛来したウミネコは、4月から産卵し、7月まで滞在すると飛び立って行きます(住み着くウミネコもいるそうですが)。東日本大震災の津波はこの島も当然襲いました。
2011年1月に訪れた蕪島の写真です。1枚は列車車内から撮っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/b3/d002c5813130b13105141c895326c33d.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/67/b627eb499f32bb893bc2991253c93c11.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/81/16bc2e489321f72d482b0efa185957a5.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/04/c554bf639a84bc23babfbd07e8adaab3.jpg)
ここからは、今回の旅行で車内から撮影したものです。津波によって島の周辺にあった建物が破壊されました。現在は新しい建物も建っています。先頭の写真を、上の写真と見比べてみてください。ほぼ同じ場所です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/fb/7825fd48b2da459a6c9627fc6b2fe0ab.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/f7/99646c2570f73f246b1008c12fc5949b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/16/3e755baa364b20e16b90b458d0683354.jpg)
車内から見た、現在の蕪島。近くの高校の野球部と思われる高校生が浜辺でトレーニングしていました。
蕪島の津波の様子は、YouTubeの動画と、こちらの方のblogだとわかると思います。
八戸蕪島を襲った津波(11/3/2011東日本大震災)
八戸市蕪島大津波2011.3.11
∞doors 八戸探検隊/津波の爪痕3 ~蕪島~
蕪島のウミネコは時期的に島に集まっていましたが、さすがに野生動物だけあって津波を察知して逃れていたようです。
前回の記事で紹介した、「八戸魅力発信 うみねこ おんで隊」の女性から伺った話ですが、震災の日に蕪島神社の宮司さんが境内に入ると、ウミネコの声がしないことに気がついたそうです。繁殖時期が近い蕪島で、そんな状態から何かあると思っていたら、震災が起きて津波が襲ってきたとのことです。ウミネコは地震が落ち着くと、自然と戻ってきたそうです。
蕪島の横を通り過ぎ、列車は久慈を目指して走ります(ちなみに、普通列車です。快速ではありません)。ここから先は沿岸部を走る部分が多く、風光明媚なところでもあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/d5/9e03493252a060bbbe9acd5f6a882a94.jpg)
海岸線
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/fb/4157dcf81f7939ffab84487409ea8bb6.jpg)
八戸線の復旧時に正式廃止となった、プレイピア白浜駅(臨時駅)。もう何年も使用されていなかった
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/5b/f70b5d1b8b23047c432ea2e1f5bc168d.jpg)
所々、重機が作業している姿を見る
ちょっと車内の様子もご紹介しましょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/fd/47a625b400da03c802b602353d774334.jpg)
1号車、3号車の1列席(C席)は、座席を回転して斜めにして固定できます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/b8/e4dcb8b9f4be405b7ffc072243074f2d.jpg)
2列席(A、B席)は大きなテーブルが付いています
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/be/17888da579acb9367fa49cbb711c7e2d.jpg)
自由席車1号車の車内
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/f5/ce1bb0a5e1f5a397de9de131d600ba36.jpg)
1号車の展望スペースは3号車よりやや狭いです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/a1/22d3f76443a8b389ed6ad7a974de95e5.jpg)
2号車は前回紹介したボックスシート以外にもこんな簡易座席もありました
元々砂浜だった沿岸部は、津波を受けてもあまり変わることは無いと思ったのですが、やはり多少の差はありました。
一応同じような場所で撮った2枚を比べてみます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/04/bc06a635ce0bfeb4074a8cfda88cd8f5.jpg)
2011年1月。浜辺に雪が積もっている
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/5f/1d161c4082f85b213f72a9d20163f82c.jpg)
今回。がれきが打ち上げられていたのを撤去したのか、妙に整備された感がある
列車は遅れることも無く、定刻で緩やかに沿岸を走ります。やがて、八戸線では最も海に近く、最も津波被害を受けたという陸中八木駅へ到着しました。かつて、陸中八木は東北地方のJR線で最後まで残った腕木式信号の駅でして、タブレットも交換されていました。当時は有人駅でしたが、その後無人の駅舎に立て直され、その駅舎も津波で消失し、現在は3代目の駅舎(待合室)になっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/c4/f070168cb81cd0aaea7ead3def27e5e6.jpg)
海岸線
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/de/b483e270196f0b0c2f8f0d0027862816.jpg)
海際を走る
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/0c/15c5834add52424c0531a480923b7a76.jpg)
ここまで来て、ついに未処理のがれきに遭遇した
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/57/bdf4d8dc99abee5a498493fc88155637.jpg)
震災から1年8ヶ月を経ても、まだがれきの処理は終わっていない。日本人はこの現実を直視すべきなのだ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/13/ed303d8e8e51205a72c2e4949251fcf7.jpg)
陸中八木の近く、きれいに整備された道路
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/c2/5f852c41bde75b650119be7a78b9c2d9.jpg)
海岸線はきれいに整備されているが、人工感が漂う。何か自然じゃない
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/ce/8a9462d10a4f428d8912a6f24b7ddd53.jpg)
やがて陸中八木駅が見えてきた
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/07/db1d9dff0f9af331c927ff38bf08f258.jpg)
陸中八木駅へ入線する
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/33/66cbffa347e44efe35cfedd832e585b4.jpg)
ホームには八戸線の復旧を祝福する横断幕
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/73/c8ec6dc32a2b8d792d37398d6deafeb4.jpg)
海側の下りホームの向こうは何も無いが、整備された感がある
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/bc/296e6da0d82b556b7bd029143ca0a840.jpg)
港付近は新しい建物と古い建物が入り交じっている
ここで2005年7月に撮影した、陸中八木駅の写真を紹介しましょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/c0/dc670ef0a9712d12ff89f24f4793cdbc.jpg)
初代駅舎。当時は有人駅だった。腕木式信号機廃止すぐの頃
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/1d/1dca18153db657159a0e7ea2b28ef30f.jpg)
駅には手動で切り替えるポイントがあった
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/86/01f59d4acd6b80c3c810f9a4c901e45a.jpg)
山側のホームから海側を見る。先ほどの写真と撮影位置は違うが、海側の印象が異なるのはおわかりになるだろうか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/1e/79bde957b19a79bda72e6a87ed966812.jpg)
海側のホームから、八戸からやってくる「うみねこ」を撮影したところ
列車は陸中八木を発車し、一路久慈へ向けて走ります。陸中中野を出ると、急に山側に入り、これまでの風景とがらっと変わってしまいます。山側は、震災の前とあまり変わらないように思えました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/3d/a2ecb2f5ab3e9dae748f0b1b329f867f.jpg)
海側を走る。やはり妙に整備された感がある
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/15/e4a3e7966f47cf21e34842f077e57d04.jpg)
陸中中野までは海岸沿いを走る
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/7b/daa8e81ab7ed01649e032eb2279c31d8.jpg)
砂浜。きれいすぎるというか、整備された後という感じ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/d7/e468379c57ca34c9d124bc505950ae11.jpg)
確か陸中中野駅だったと思うが、避難場所を示す案内には「贈 宝くじ」の文字が
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/48/f19a777ebe3a89d3f093f716fb5c356d.jpg)
山へ入るとまるで風景が変わる
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/96/5694811098928c56f03cb934df878343.jpg)
列車交換設備が撤去された侍浜駅
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/91/8af9effee3ac3e903d666b09e49d6487.jpg)
侍浜駅で時間調整のための停車
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/d9/1dbd4b7e35a946fd5d97e51cfe219f90.jpg)
侍浜駅の駅舎。浜とは付くが、これまでと一転して、実際の海岸まで数キロはある
侍浜を過ぎて、陸中夏井を過ぎると、まもなく終点の久慈です。
快適な車内だった「リゾートうみねこ」ともここでお別れです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/e4/49cea64608dca96d9dc3cf94dd88f1dc.jpg)
久慈が近づく
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/c7/ca7e35a61304722d40fd18b83d0677b3.jpg)
久慈駅ホームが見えてきた。三陸鉄道と八戸線の気動車が見える
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/41/22933d411baad2c07f0c534e94237f47.jpg)
久慈駅へ到着。キハ48形の赤鬼塗装と並ぶ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/2e/3fcc6dd7baa3f61e24f5edf28fac1e3f.jpg)
八戸からの行程を終えた「リゾートうみねこ」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/72/1429f917534842c8af1887672057e5c1.jpg)
JRの久慈駅舎
久慈に到着した後は、いよい今回の被災地訪問のメイン、三陸鉄道に乗り換えます。以下次回。
乗ってみたい車両です。
まだまだ震災の爪痕が残りますね。
復興は来週の選挙にかかっているはずなのですが、
どこの政党も全く信頼感がないですな。
「リゾートうみねこ」はそれに倣ったのだと思いますが、「きらきらみちのく」時代も指定席券だけの快速列車でした。
JR東日本の東北地方向け「リゾート」系車両はグレードが高いです。
震災の爪痕は、北リアス線の回でもさらにお見せすることになります。
どこの党も、所詮この風景を目の当たりにして考えているわけではないので、机上の空論、抽象論しか言えないんですよ。
各党の党首および主要人物は全員、茨城から福島、宮城、岩手、青森の津波被災地に沿って、見て、復興を手伝ってほしいですね。
金をばらまいて(かつそれを実際には関係ない予算で使って)いるだけの政治は、もう終わりにしてほしい。
政党助成金の全廃、企業献金の全廃、それから逃げるのは所詮、金の亡者でしかないという気がしてます。