ひねもす日報

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将棋の子

2015年08月31日 | 本・映画
 八月が終わってしまうぅぅぅぅぅ。夏休みが終わるー。わたしの職場は本年度からスタートだからかぬるく、学校の夏休みと連動して休みだった。来年度から一体型といって学童も兼ねる職場が多数発生する予定で、そうなると長期休暇も仕事になるだろう。
 息子を二歳で保育園へ入れてから仕事を開始し、長い休みを共にすることを余りしたことなかった。職場の関係で稼働時間激減らされた時期もあったが、その時は保育士の試験勉強してたしなあ。何かの本で、「働いてきたお母さんは、子どもが二年生までに一度仕事を辞めて、一緒に過ごす時間を持つ人もしばしばいる」というのがあり、それがずっと心に残っていた。うちは息子だから、そのうち「ババア」とか言い出して、「口もきいてくれないのー」という状況になり、知らん間にどっかで彼女を作って、自宅では見かけなくなるという状況になる(極端な例)。今まで楽しんでいた銭湯へも、セガレの年齢的に一緒に入られなくなり、浴育終了の時期となった。だから、息子と楽しむ最後の夏、という気持ちがわたしにはあり、夏休み楽しみやったし、実際とっても楽しかった。
これで、この先もしわたしがたくさん働くようになっても、息子が手を離れるようになっても、わたしの中には「二年生の夏の思い出がある」というくらい遊べた。

 こんな母ちゃん化した自分なので、将棋本として気楽な気持ちで読んだ「将棋の子」には爆泣きしてしまった。棋士になるには男子はまず奨励会という棋士養成機関に入る。しかし、将棋連盟が支払える棋士への賃金などの兼ね合いにより、誰でも棋士になることは出来ない。必然的に、棋士になられなかった者の方が増える。夢を果たせず奨励会を退会した者たちのその後とは、というあらすじだったんやけれども!主にひとりの会員の生涯を描いたこの作品。母が献身的に息子を支え息子もそれにこたえる、読み方によっちゃ極度のマザコンの男性が主人公なんやけれども(失礼)、それでも涙させられましたなー。マザコン部以外にもやはり後半でしょうねー(一応ネタバレしない方向)。エピローグも将棋世界の色々を知っている人にしか書けないもので読みごたえあった。実話をこのように仕上げるのって難しそう。素晴らしい作品だった。

 夏の初めに「お母さん将棋しよう」と言われても「は??」やった自分は、現在公文と将棋連盟のコラボ作品である3巻完結のドリルを解いている(画像)。そんで息子に丸付けしてもらい、指導してもらっている…。
 
 こないだおうち買ったよって子のお宅訪問へ行って、その子が山形県人なので、山形天童市の将棋まつりについて詳しく聞けた。
有益だった☆
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