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いちほの会

2019年12月21日 | Weblog
 昨晩はいちほの会へ参加。オンライン保育大学で利用せざるを得ないFacebookで見つけたイベントだった。
「一時保護所を当事者と職員が語る!」という会。最初に登壇したのは、志や想いを胸に一保で働くも、その劣悪な労働環境により
うつ病になってしまった人。某区の職員男性。彼の話はリアルだったなぁ~。2番目に登壇した彼が素晴らしかった。
風貌も語り口調もルナシーのドラム氏にそっくり。「一保の古い環境やしきたりをどんどん変えていきたい」と
実践している人だった。某区の職員で、来年その区で一保が開所されるに当たり、昨年から他区の一保で研修兼
仕事をしているどのと。そこで一緒に働く女性が登壇した。区や施設によって施設もルールもバラバラとのこと。
ただ、一時保護は待ったなしなので、保育園のように「定員」に縛られていると児童の命が危ないとの観点から、
定員はあってないようなもの。入所率150%や200%は当たり前。子どもを傾聴したい、一緒に遊ぼうという気持ちで
仕事に就いたスタッフも、どんどん意欲がそがれていくのが現状とのこと。
 昨日はアプリを使ってリアルタイムに登壇者へ質問し、それをプロジェクターやスマホの画面で
受講しているみんなで質問を共有できた。今年二度目の利用。前回はてぃ先生の会だった。
これ、すごく良い(´◉◞౪◟◉)。わたしは息子の迎えがあったので早退したが、その掲示板を見ると
その後何の質疑があったか分かる☆彡

 今まで相当クローズな環境にあった場所や現場の人たちが声をあげたりイベントを開催して
その他の人たちへ語り掛ける意義ってすごいあると思う。昨日は区議の人も出席しており、どこにどのような
予算を割くべきか勉強にきたとのこと。とはいえ、登壇することは区の職員なので、同僚からは
良い顔されないし、「仕事失う危険性」もあるとのこと。それでも昨晩で4回目の会を開催してくれたことに
わたしは感謝する。

 手が足りないのに何故ボランティアをもっと導入しないんだ、という声も。定年退職したシニアや介護の
ために離職せざるを得なかったシニア、介護を終えて身体も元気、やる気あります、みたいな人たちを
有効活用せぇよ。個人情報云々かんぬんはもう待ったなしのこの状況で理由にならんやろ。
保育園が公設公立から、数が足りなくて民営化し、NPOや学校法人等、企業内など様々な運営会社に
されるようになったの。児相のクリティカルな部分は公設でよかばってん、残りの
裾野はそろそろ広げていかないと、もう回らない保護児童人数やったし、今朝
公になっている数より多い虐待死があるはずというニュースを読んだ。虐待死された親が嘘をつくんだって。
本当は己の手で殺したものを、「●●から落ちて病院へつれてきました」「気づいたら風呂に浮かんでいた」など
言う親。自宅で心臓停止しているのに救急車も呼ばないで病院へ連れてきてそげん言うんだって。死を迎えた
その子は、詳しく検査検証もされぬまま、親のいう通りのことで終えられてしまうとのこと。
もう「人手不足」とか「個人情報」とか言ってられないのでは。

 子どもは国力。今元気な勤め人もいつか足腰弱って寝たきりになったとき、誰があなたのおむつを替えて
くれるんですか。誰が介護保険のための税金を納めてくれるんですか。←山本太郎議員の口調で。
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2 コメント

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Unknown (スターバックス)
2020-11-16 10:36:45
加害者の親が子どもに暴言を吐いたら、親がカウセリングをうけるシステムが必要です。
返信する
Unknown (編集人)
2020-11-16 15:16:01
スターバックスさま
 コメントありがとうございます。
上URLお貼りしましたが、
「虐待親へのカウンセリング」
をテーマにした
NHKの番組をわたしもみました。
書籍も読みました。
 おっしゃる通り、システム
必要だとわたしも思います。
返信する

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