ひねもす日報

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ジャッキー 追記

2010年08月17日 | 本・映画
 映画を観てから約十日。まだまだ「ベストキッド」のことを思い出すことが多い。なので追記。

・スケートボード。デトロイトから移住する際に友人がくれたスケートボード。移住先中国の活気あふれる商店や民家がひしめく町を走るリヤカー。スケボーに乗ってリヤカーにつかまり町を走る少年。この絵がいいんですわ。スケボーで向かう先はジャッキー師匠のお宅=稽古場。それまで「デトロイトに帰りたい!」と涙ながらに叫んでいた彼が、「カンフー教えてもらうんだ♪」と足取り軽くスケボーに乗って行く様は、彼の心情をそのまま表しているよう。
・ジャッキーは自分のミスで妻子を亡くている。少年は父親を亡くしたばかり。この二人がべたべたな擬似父子ではないけれども、それなりに父子のようになっていく。しかし少年はラスト近くでジャッキーのことを師匠でも父親でもなく「友人」と言うシーンがある。べたべたに父子!にしたくなかったのかな。少年の好きな女の子の家に、ジャッキーに訳してもらった中国語を書き落とした紙を持って、女の子への気持ちやその両親への謝罪を読みあげに行くシーンもいい。そこにジャッキーも付いて行き陰から見守って、「上出来だ」とほめてあげる。こういうのは確かに父親はやんないかもな。
・少年の恋。「もー、マイガールみたい!」とマイガール観たこともないのに少年少女の恋が可愛過ぎてそのように思う。親の陰謀で少女が少年に冷たくなる期間があるも、少年はカンフーの稽古を続ける。こういうスピリッツはぜひセガレに教えたいんよなー。ひとつがつぶれたからって他もつぶれたらいかん、と。わたし自身がひとつのところがつぶれると他の部分もつぶれがちやから、この少年の姿勢には感じ入った。少女に無視されながらも稽古に打ち込み、試合前日に少女の家へ自分の気持ちを伝えに行く姿は、その勇気に少し感動するわけです。
・決勝戦。足を怪我させられた少年を心配そうに見守るジャッキーのまなざしがいい。いじめっ子大将の首に両足をかけて倒す少年。さらに馬乗りになって大将の頬にパンチ入れた時が感動。「頑張ったねー」って。あとは鍛錬の後半でマンションの屋上の手すり上で開脚が180度いった少年を観た時にも「頑張ったねー」やった。キックするには柔軟性が大事やから、よくそこまで稽古したなぁと感心した。

 ヒロインがレディガカに合わせて踊るシーンは要らないと思う。

 今週末に博多への航空券を取れたらいいな。っつーか取らな帰れんくなる。「ベストキッド字幕版」、博多で観たいなー。

 
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