シルクスクリーンプリントを
最初に設備の整った大学で学んでしまうと
個人ではできない技法だと思いがちです。
実際に
原稿を作成する機材
製版時に使用するバキューム付感光機
版洗浄のコンプレッサー
版の乾燥機
刷台
乾燥ラック
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書き出したらきりがないほどの
機材が必要です。
徳永写真美術研究所では
限られた環境のもと
シルク担当講師・清田もえ子さんと研究を重ね
TIPA仕様のシステムを構築しました。
そして
講座を本格的に始めて
一年が経とうとしている現在
受講生の皆さんからも
様々な提案を受け
日々、利用しやすいアトリエへと
進化を遂げています。
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最近では授業のお休み期間も
写真と同様に
自主制作が盛んにおこなわれています。
今回
その様子を紹介いたします。
動物園の動物を被写体に
これまでにも作品制作をされていますが
現在、制作中の作品では5版を重ねる予定。
制作風景の写真・右下の作品は
3版まで刷り終わったところです。
この後
どのような色彩が加わって完成するのでしょうか。
楽しみです。
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シルクスクリーンプリントの魅力はどこにあるのだろうかと
常に新しい試みを含ませ
制作をされている方の作品群です。
最近はインクの特性を活かす研究に取り組まれています。
様々な種類のインクを混ぜて制作中。
当研究所は
“写真美術研究所”という名の通り
シルクスクリーンプリントにおいても
写真を原稿とする表現を基本としています。
しかし
直筆のイラストからの魅惑的な表現も誕生!
ゾクゾクする世界観です。
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“スクリーンを通して画像を刷る”という工程を経ながら
いかに自由な表現を展開できるのか。
毎回、作者の取り組みに驚きます。
現在、上の制作風景のように
版のサイズにとらわれることなく
どこまでも拡張してゆく平面作品を制作中です。
今週末の作業で完成させ
来週にこの作品を発表する予定だそうです。
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徳永写真美術研究所という空間で
シルクスクリーンプリントを学び
互いに影響しあいながら
それぞれの表現を獲得しようとされています。
これからの成果をご期待下さい!
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【受講生募集中】
秋からスタートする
■シルクスクリーンプリントの基礎を学ぶ■
申込締切日 9月18日(土)
個別指導を基本とした少人数制の講座です。
受講者の進度にあわせた対応を致しますのでスキルは問いません。
意欲のある方をお待ちしております。
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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