みなさまこんにちは

4月よりTICO事務局インターンとして着任いたしました江川愛子です。
これからがんばってまいりますのでよろしくお願いします

さて、5月8日に徳島大学の国際協力論で
「世界がもし100人の村だったら」ワークショップをしてきました。
約170名の受講生にそれぞれの
出身、言語、年齢、学歴などを書いた役割カードを一枚ずつ配布しました

カードに書かれた役割によって
大陸ごと、言語ごとなどに小さなグループに何度か分かれていきます

大人数のため、教室内の移動も一苦労

しかし、それぞれの言語の挨拶などを通し仲間を見つけ、
最初は、少し固い表情だった学生さんもワークショップが進むにつれて打ち解けた雰囲気になってきました。

オセアニアの人や、ヨーロッパの人などは、
大陸面積を示すロープの中に入っても
スペースにたくさんゆとりがあるようでした


人口密度が高いアジアの人は、とても窮屈そうですね!
所得分配を示すための飴が大陸ごとに配られると、
チーム間に見られる明らかな格差に多くの学生さんがとても驚いている様子でした

「分けてあげたい。目の前で友達が困っているのなら手を差し伸べたいと思うのに、
少し離れた国の人なら知らない振りをしてしまっている自分が恥ずかしい」などの声が聞こえました

日本で日々の生活をしていると目の前にいない人の生活を思い、
自分の行動を変えていくことが難しいかもしれません。
しかし、今回のワークショップを通して、世界の様子が少しでも可視化され、
これまで意識していなかったことが学生さんの気付きとして生まれたようです。
こちらも嬉しくなります

他にも、100人の内、1人しか大学に通えないということに驚いた。もっとがんばって勉強したい。
自分の生活はとても贅沢なのだと気付いた、生活を改めるように心がけたいなどの意見がでました

このワークショップが何か行動を起こしたり、
これまで目を向けたことがなかった世界の問題を考えるきっかけになれば幸いです

文責:事務局(江川)