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TICOブログ

TICO最新情報をお届けします。

徳島大学国際協力論「世界がもし100人の村だったら」

2012年05月15日 | 地球市民教育

みなさまこんにちは

4月よりTICO事務局インターンとして着任いたしました江川愛子です。
これからがんばってまいりますのでよろしくお願いします

さて、5月8日に徳島大学の国際協力論で

「世界がもし100人の村だったら」ワークショップをしてきました。

約170名の受講生にそれぞれの
出身、言語、年齢、学歴などを書いた役割カードを一枚ずつ配布しました

カードに書かれた役割によって
大陸ごと、言語ごとなどに小さなグループに何度か分かれていきます

大人数のため、教室内の移動も一苦労

しかし、それぞれの言語の挨拶などを通し仲間を見つけ、
最初は、少し固い表情だった学生さんもワークショップが進むにつれて打ち解けた雰囲気になってきました。

オセアニアの人や、ヨーロッパの人などは、
大陸面積を示すロープの中に入っても
スペースにたくさんゆとりがあるようでした


人口密度が高いアジアの人は、とても窮屈そうですね!

所得分配を示すための飴が大陸ごとに配られると、
チーム間に見られる明らかな格差に多くの学生さんがとても驚いている様子でした

「分けてあげたい。目の前で友達が困っているのなら手を差し伸べたいと思うのに、
少し離れた国の人なら知らない振りをしてしまっている自分が恥ずかしい」などの声が聞こえました

日本で日々の生活をしていると目の前にいない人の生活を思い、
自分の行動を変えていくことが難しいかもしれません。

しかし、今回のワークショップを通して、世界の様子が少しでも可視化され、
これまで意識していなかったことが学生さんの気付きとして生まれたようです。
こちらも嬉しくなります

他にも、100人の内、1人しか大学に通えないということに驚いた。もっとがんばって勉強したい。
自分の生活はとても贅沢なのだと気付いた、生活を改めるように心がけたいなどの意見がでました


このワークショップが何か行動を起こしたり、
これまで目を向けたことがなかった世界の問題を考えるきっかけになれば幸いです

文責:事務局(江川)



3月4日 地球のステージ

2012年03月23日 | 地球市民教育
みなさんこんにちは事務局の伏見です

3月4日(日)に、代表の吉田修が国際理解シンポジウムのパネルトークに
パネリストとして参加しました

シンポジウムの第1部は、宮城県名取市の東北国際クリニック院長の桑山紀彦先生による
「地球のステージ」でした。


(桑山紀彦先生)

国際医療協力活動を行っている「地球のステージ」は、世界の出来事を大画面の映像と
シンクロする音楽によって感じようという、コンサートステージを中心とした活動を
1996年から続けておられる非営利活動団体です。これまでの講演回数はなんと2300回以上
震災直後に代表の吉田が支援活動のために現地へ向かった際に、桑山先生が受け入れて
下さり、今でもその絆は続いています

今回の地球のステージは東日本大震災と国際協力版で、被災地で生きる人々の生活や支援
活動の様子を、映像や歌と語りで伝えてくださいました。

第2部では、「絆~東日本大震災から1年~」をテーマに、パネルトークが行われました。
パネリストには、桑山吉彦先生、近森憲助氏(鳴門教育大学 教授)、川原恵子氏
(財団法人 徳島国際交流協会/中学校教員)、そしてTICO代表の吉田修が参加しました。
第2部は、支援活動について考える機会となりました。


(パネルトークの様子)

現地で活動することだけが支援活動では決してなく、まずは「自分に何ができるのかを
考えること」が大切
であること。自分たちの「当たり前」の生活が「当たり前ではない」
ものではないと知り、大切にすること
が東北の人たちの励みになる。そんな桑山先生の
言葉が非常に印象に残りました

震災から1年が経った今、自分たちは何をすべきか、今一度考えたいものです。

文責:事務局(伏見)

講師派遣:高知南高校 第5回(最終回)

2012年03月21日 | 地球市民教育
高知南高校にて、半年間の連続講座(全5回)を担当させていただきましたが、
先日3月14日、ついに最後の授業に行って来ました

1回目2回目3回目の様子はこちら。

4回目の授業は代表の吉田による講義と宇宙ステーションを実施しました
栄養が足りずに皮膚が破けてしまったり、ほっぺたに穴があく現状があることなど、
リアルに生徒さんの心に響いたようです。

今回の5回目の授業は、今までの授業のおさらいを1時間目で。

アフリカって遠い国?関係ない国?
ザンビアのことば、覚えていますか?
5歳までに亡くなるこどもの割合、こどもが多く亡くなるのでなかなか平均寿命が伸びない現状
フェアトレードって?
干ばつの影響とは?

そこから充分に食べられない人たちがいる世界で、私たちの食生活はどうだろうか、
私たちの出すゴミはどうだろうか、という観点から少しお話をさせていただきました。
また、東日本大震災から1年経ったこともあり、被災地への支援からみる
世界の国々とのつながりについても少し触れました。

本授業はJICAの国際理解出前講座として実施しているので、
一番最初の授業でJICAの担当の方から「世界とのつながり」というワークショップが実施されましたが、
2時間目は同じワークショップを行いました。
というのも5回の授業を通してどんな変化があったかを比較するためで、
「世界とのつながり」と聞いて思い浮かぶ言葉をどんどん紙に書いてもらいました

初回と同様にインターネットやメディアなど身近なことに加え、
地球環境フェアトレード社会や経済についてなど、より具体的に学んだことが
反映されており、「ボランティア」や「TICO」、「JICA」と言ったワードも書きこまれていました

授業の最終的なまとめとしては、生徒さんに今までの授業を受けて
行動に移すため、ひとりずつ発言してもらいました。

考える・知る・思いやる
無関心でいない
ひとりひとりの行動で世界は動く


などなど、思い思いのメッセージを発信して半年間の授業を終えました

高知南高校のみなさま、先生方、JICAのみなさま
半年間、本当にお世話になりました

文責:事務局(庄田)

2月17日国際協力講義@徳島大学

2012年02月22日 | 地球市民教育
みなさんこんにちは、事務局の伏見です

2月17日に代表の吉田が徳島大学医学部で講義を行いました。
対象は医学部2年生の方達で、国際協力についての講義でした。


(代表の吉田です)

講義の最初には、チャレンジ・アフリカというカードゲームを
グループに分かれて行いました。アフリカ版人生ゲームのような
このゲームでは、「もしもアフリカに生まれたら?」ということを
分かりやすくイメージすることができます。中には、HIVの感染率の
高さに驚いているグループも見られました


(みんなでわいわい!)

その後は、吉田自身の活動の経験と、アフリカの医療事情についての
プレゼンテーションを行いました。内容はさらに環境・エネルギー問題へと
発展し、講義を終えました。


(プレゼンテーションの様子)

講義が終わった後も、熱心に質問をされる学生さんの姿がとても印象的でした


(質問タイムの様子)

中にはその翌日の地球人カレッジに来て下さった方もいて、とても嬉しく
思いました学生の皆さん、ぜひ積極的に色々なことにチャレンジして下さいね〜

文責:事務局(伏見)

2月21日:森山小学校贈呈式

2012年02月21日 | 地球市民教育
アルミ缶回収で得た収益金をTICOに寄付して下さり、はや7年目
今年も森山小学校で行われた贈呈式に出席してきました

かわいい生徒さんたちによる金管楽器の演奏と踊りを披露していただき、
式典は盛り上がっての幕開けでした


買取価格が下落したことにより、たくさん集めてもなかなか収益にならないアルミ缶
それでも一生懸命集めてくださったみなさんの思いをしかと受け取り、
今までの収益金がザンビアでどのように使われているのかをご説明しました

森山小学校のみなさんの思いが、今年はザンビアのこどもたちの教科書となって形を変えました
今回いただいた寄付も、ザンビアのこどもたちのために使わせていただきます
森山小学校の生徒のみなさま、先生方、地域の皆様、本当にありがとうございました

森山小学校の贈呈式の様子はこちら

文責:事務局(庄田)