TICOブログ

TICO最新情報をお届けします。

IFMSA合宿

2013年01月15日 | 地球市民教育
1月12日から13日にかけて、IFMSA合宿を行いました。

今回参加のメンバーは、全員が医学部医学科の学生さんです。
この春ザンビアへ訪問予定で、そのための合宿です。
北は北海道から南は熊本まで全国各地からこの徳島の山川町に集結しました。
初めて、四国の地に足を踏み入れた学生さんがほとんどでした。

参加者のみなさんは、定期的に勉強会を開いており、ザンビアについて調べたこと、
ザンビアへ行って何をしたいか、何を見たいかを各自発表してもらいました。
興味はいろいろ

ザンビアの献血事情や大統領選挙、国際協力・国際医療について、ザンビアで医者になること、
経済成長と医療の充実、ザンビアと日本の比較などなど
、興味は多岐にわたります。


でも、共通しているのは、とにかく現地の人と話がしたいということでした。


今回は1泊2日ということで、短い時間でしたが、吉田先生の講義、福士理事によるTICOの概要、そして
農作業を通じてさらにザンビアへの熱が高まったのではないでしょうか。

農作業では、ミシマサイコの種採取というちょっと変わった体験をしてもらいました。(詳しくはこちら



刈り取ったミシマサイコをひたすらフミフミするという寒い時期ならではの作業です。採取した種はふるいに
かけ、水に浸し、少しづつゴミを取り除いていきます。

 
この気の遠くなる作業の一部でしたが、この収益がまたザンビアの支援に使われると思うと頑張りもひとしおです。

この春のザンビア訪問では、TICOがザンビアで支援している施設見学やビレッジスティも経験する予定です。
ザンビア滞在中、みなさんはどんな経験して、どのようなことを吸収するのでしょうか

また、報告をお待ちしてます

文責:近森(事務局)

講師派遣:高知南高校 平成24年度第2回目!

2012年12月21日 | 地球市民教育
前回の高知南高校にて第1回目の授業に引き続き、12月18日、第2回目の授業に行って
きました

本日の講師は、ザンビア業務調整員の瀬戸口が担当
一時帰国したばかりなので、最新のザンビア情報も合わせてご紹介しました



まずは、前回の復習
ザンビアは主に何を輸出しているでしょうかのクイズに、「銅」と答えてくれました

次に、もしも、ザンビアのある村に生まれたらと想像しながら、話を進めていきました。
ザンビア人の主食であるメイズから作られる「シマ」
動画を見た瞬間、生徒のみなさんから「おいしそー」「食べたい!」との声が

シマ
できれば、その場で食べてもらいたいのですが、作りたてが一番おいしく、そして作る人によって
味もまちまち
是非、ザンビアで食べみてください
ちなみにメイズとは白いトウモロコシです。

また、ンコンジェ小学校の支援についても、お話させていただきました。
支援する前は、高知南高校の全生徒数と変わらない約500人の子どもたちをたった3つの教室で
教えていたそうです。

ザンビアについてより知ってもらい、身近な国になってもらうえると嬉しいです

次回はどんな授業になるでしょうか
高知南高校の生徒のみなさん、次回もどうぞよろしくお願いいたします。

文責:近森(事務局)

講師派遣:四国大学

2012年11月05日 | 地球市民教育
11月2日、四国大学に行って来ました

今回依頼があったのは、四国大学のマーク・フェネリー先生から。
8年ぶりの再会!実は学生時代にHabitat for humanity という団体の学生サークルで
一緒にタイに行った仲間なのです。


▲左上が当時の先生

授業ではガーナの文化紹介を中心に、学生時代の体験、
卒後の進路、TICOについてもお話させていただきました。

また、授業の後には第1回目と前回10月に実施した公募合宿に参加してくれた
学生さん4名がお昼休みの時間を使って会いに来てくださり、少し交流ができました。
それぞれの道を歩む学生さんから、刺激をいただきました

今後のみなさんの活躍に期待して

文責:事務局(庄田)

講師派遣:高知南高校 平成24年度第1回目!

2012年10月30日 | 地球市民教育
昨年も5回の講座を担当させていただいた高知南高校
今年も国際科の1年生を対象に連続講座を担当させていただくことになり、
10月23日、1回目の授業に行って来ました

昨年同様、「世界とのつながり」と聞いて連想する言葉を書き起こしてもらい、
TICOやザンビアの紹介をさせていただきました。



「世界とのつながり」と聞いてやはり一番多くあがったのは、
FacebookやTwitterなどインターネットによるものです。
どんどんIT化が進んでいるんだなぁと実感しました。

最後に感想を書いてもらったのですが、「日本も世界中の国々も支え合っている
ということに気づいたと数人の学生が書いてくれているのが印象的で、
今回の2時間の授業がこの後の授業につながっていく道筋が、少し見えた気がしました。

あと4回の授業、高知南高校の生徒の皆さん、お付き合いのほどよろしくお願いします

文責:事務局(庄田)

公募合宿に参加して

2012年10月16日 | 地球市民教育
初めてTICOの公募合宿に参加しました
今回の参加者は、大学生3人、社会人3人の女子ばかり。
初対面の人たちとうまく共同生活ができるか、合宿前は楽しみ半分、緊張半分でしたが、
始まるとあっという間の3日間。笑いに溢れた、とても充実した3日間となりました

参加者の皆さんと打ち解けられたきっかけの一つは、「食事」でしょうか。
TICOの合宿では、参加者が自分たちで食事の準備をします。
食材は、吉田先生が丹誠込めて作ってくださっている、有機栽培の野菜やお米が中心です。
料理上手な給食当番(TICOの合宿には、リーダー、財務大臣などの役割分担があります!)が中心となって、
和気あいあいと調理新鮮でおいしい野菜も会話が弾むきっかけとなりました。

合宿では、アフリカの現状カンボジアの医療事情世界の国々の経済の格差
日本の原発・エネルギー問題環境問題国際医療と日本の医療持続可能な社会の形成など、
様々なテーマの講義を受けます。
また、朝6時半からの農作業では、種まきや野菜の収穫をしながら、有機栽培のお話も伺いました
世界の現状から日本の地域の医療事情や農業に至るまで、頭をフル回転させて学び、考えた3日間の合宿でした

今の世の中には、地球温暖化や紛争経済格差人口増加
高齢化など地球規模で解決しなければならない問題から地域が抱える問題まで、
さまざまな問題が存在しています。その問題ひとつひとつが複雑に絡み合っていて、
解決に向けてどの問題から取り組むべきなのか、社会の中の一個人として何ができるのか、
考えれば考えるほど難しく、悲観的になってしまいがちです。
でも、今回の公募合宿で、長期的な視点で社会を良くしていこうと
同じ方向性を持った方々に出会えたことは大きな収穫となりました。


バタフライ効果」という言葉があります。
これは、チョウチョ1匹1匹が羽ばたいて起きる風は微力でも、
何千匹、何万匹が羽ばたけば大きな風が起き、竜巻ができるという例えだそうです
人の持つ力には限界がありますが、今回の合宿で学んだようなことを根気よく周囲の友人に伝え続け、
その友人がまた別の人に伝え…ということの繰り返しが、
バタフライ効果のようにやがて大きな変化をもたらすことを信じて、よりよい社会づくりに貢献できればと思います。

文責:ボランティア(吉田悠)