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公募合宿に参加して

2012年10月16日 | 地球市民教育
初めてTICOの公募合宿に参加しました
今回の参加者は、大学生3人、社会人3人の女子ばかり。
初対面の人たちとうまく共同生活ができるか、合宿前は楽しみ半分、緊張半分でしたが、
始まるとあっという間の3日間。笑いに溢れた、とても充実した3日間となりました

参加者の皆さんと打ち解けられたきっかけの一つは、「食事」でしょうか。
TICOの合宿では、参加者が自分たちで食事の準備をします。
食材は、吉田先生が丹誠込めて作ってくださっている、有機栽培の野菜やお米が中心です。
料理上手な給食当番(TICOの合宿には、リーダー、財務大臣などの役割分担があります!)が中心となって、
和気あいあいと調理新鮮でおいしい野菜も会話が弾むきっかけとなりました。

合宿では、アフリカの現状カンボジアの医療事情世界の国々の経済の格差
日本の原発・エネルギー問題環境問題国際医療と日本の医療持続可能な社会の形成など、
様々なテーマの講義を受けます。
また、朝6時半からの農作業では、種まきや野菜の収穫をしながら、有機栽培のお話も伺いました
世界の現状から日本の地域の医療事情や農業に至るまで、頭をフル回転させて学び、考えた3日間の合宿でした

今の世の中には、地球温暖化や紛争経済格差人口増加
高齢化など地球規模で解決しなければならない問題から地域が抱える問題まで、
さまざまな問題が存在しています。その問題ひとつひとつが複雑に絡み合っていて、
解決に向けてどの問題から取り組むべきなのか、社会の中の一個人として何ができるのか、
考えれば考えるほど難しく、悲観的になってしまいがちです。
でも、今回の公募合宿で、長期的な視点で社会を良くしていこうと
同じ方向性を持った方々に出会えたことは大きな収穫となりました。


バタフライ効果」という言葉があります。
これは、チョウチョ1匹1匹が羽ばたいて起きる風は微力でも、
何千匹、何万匹が羽ばたけば大きな風が起き、竜巻ができるという例えだそうです
人の持つ力には限界がありますが、今回の合宿で学んだようなことを根気よく周囲の友人に伝え続け、
その友人がまた別の人に伝え…ということの繰り返しが、
バタフライ効果のようにやがて大きな変化をもたらすことを信じて、よりよい社会づくりに貢献できればと思います。

文責:ボランティア(吉田悠)

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