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チビクロの美術さんぽ

ぬいぐるみの黒猫チビクロがお出かけしますにゃ。休みの日に美術館へ行って、絵を見るのが
楽しみなのですにゃ。

「セレンディピティ日常のなかの予期せぬ素敵な発見」東京都写真美術館

2023-04-20 20:00:00 | 2023 美術館 博物館
東京都写真美術館にいるチビクロわ、
3つめの展覧会をみましたにゃ。

「TOPコレクション セレンディピティ 日常のなかの予期せぬ素敵な発見」

構成
しずかな視線、満たされる時間
窓外の風景、またはただそこにあるものを写すということ
ふたつの写真を編みなおす
作品にまつわるセレンディピティ

チラシによると、
セレンディピティとわ、
「偶然と才気によって、予期しない発見をすること」という意味らしいですにゃ。
今回、セレンディピティをテーマに、
日常の何気ない一瞬を撮影した
作品の中から、写真家たちに
訪れたささやかな心の機微を探るという
写真展ですにゃ。

チビクロが気になった作品ですにゃ。
吉野英理香


小さいポラロイドカメラでの撮影ですにゃ。インコがいますにゃ。




牛腸茂雄
中央に犬が、いますにゃ。

山崎博




同じ場所で撮っていますにゃ。

齋藤陽道
こどもカマキリが中央にいますにゃ。


石川直樹


本城直季



チビクロわ、美術館のショップで
ポストカードや写真集を見てた時
お店にかかっていた静かなピアノ曲に
外国からのお客さんの中国語が
重なって聴こえて、まるで映画の中の
一場面に入り込んだように
思えたですにゃ。

今回見た写真のセレンディピティわ、
作家さんのもの、チビクロも自分の
セレンディピティに出会おうと思いましたにゃ。

今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。



「深瀬昌久 1961-1991レトロスペクティブ」東京都写真美術館

2023-04-18 20:00:00 | 2023 美術館 博物館
チビクロわ、恵比寿駅にある東京都写真美術館にいますにゃ。今日わ、3つの展覧会を見る予定で、2つ目わ、こちらですにゃ。

「深瀬昌久 1961-1991レトロスペクティブ」 東京都写真美術館

チラシによると、
深瀬昌久さんわ、1934年生まれ、
自身の私生活を見つめる視点で、1960年代以降の日本の写真史の中で独自のポジションだったそうですにゃ。後にその写真わ、「私写真」と呼ばれますにゃ。
深瀬わ、妻や家族など身近な存在にカメラを向け、自身のプライベートを晒しながら、自己の内面に潜む狂気を表していき、その狂気わ、被写体に対する愛ある眼差しと、ユーモラスな軽やさがあり、作品を特別で唯一無二なものにしているといいますにゃ。

作品「洋子」
こちらわ、奥さんの出勤姿を撮ったもの。たくさん被写体にしたので、写真を撮るために一緒にいるのか、分からなくなって別れてしまったそうですにゃ。

主要作品『遊戯』『洋子』『烏(鴉)』『家族』

狂気を感じさせる作品群を残した写真家わ、晩年わ、老人ホームで穏やかに暮らしたといいますにゃ。それわ、自己から解放された安楽の日々だったのかもしれないと勝手に思ったですにゃ。

チビクロわ不勉強だから、会場で初めてみた写真家さんでしたにゃ。
たくさんの作品が展示されていて、
ひたすらに見ていきましたにゃ。
実験的な、とても私的な作品わ、すべての人に受け入れられるとわ、思わないけど、なぜか惹かれるところがありましたにゃ。

レトロスペクティブとわ、回顧という意味ですにゃ。

今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。

追記
2023パスポートを購入したので再訪した時にポストカードを買ってしまいましたにゃ。

サスケシリーズですにゃ。




「土門拳の古寺巡礼」東京都写真美術館

2023-04-13 20:00:00 | 2023 美術館 博物館
チビクロわ、恵比寿駅にいますにゃ。
今日わ、東京都写真美術館で、
展覧会を見るのですにゃ。

「土門拳の古寺巡礼」
東京都写真美術館

土門拳さんわ、写真賞に名をつけられる
くらいに、えらい写真家さんなのに、
チビクロわ不勉強だから、
どんな写真を撮っていたのか、
知らなくて、
今回展覧会を見にきたですにゃ。
でも、作品を見ているうちに、なんか
見たことある感じがしてきましたにゃ。
展覧会のチラシにわ、このように書いてありましたにゃ。
略「自らの眼で選んだ古寺や仏像を徹底し凝視し撮影。建築の細部や仏像の手や足、口元などをクローズアップで捉える独自の作品を発表しました。」
そっか、知らずに見ていたし、多くの写真家のお手本だったのだと、思いましたにゃ。まるで美しい女性の肖像画のように感じた構図のお写真もありましたにゃ。完璧な美しさですにゃ。

「絶対非演出の絶対スナップ」という
主義でリアリズムの手法で被写体に接していたらしいですにゃ。
現代で演出しない写真って
、逆に難しそうですにゃ。
必ず映えを考えるし、撮られるほうも
キメ顔する世の中ですにゃ。

土門拳さんの活躍の映像を
展示会場で見たけど、まさに
「写真の鬼」、そして
写真へのあふれる情熱を感じましたにゃ。
土門拳さんわ、昭和の日本を代表する
写真家ですにゃ。


ボクわ、最近落ちていて、
なんにもできなかったですにゃ。
本も読めない。図書館が遠く感じる。
もともとヘタレのぬいぐるみだから、
打たれ弱くて、気分転換もままならないほどだったから、とにかく
見るということを思い起こさせてくれた
展覧会でしたにゃ。
やっぱり、ココロの充電わ大切ですゃ。

今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。








「没後190年 木米」サントリー美術館

2023-03-23 20:00:00 | 2023 美術館 博物館
チビクロわ、出かけましたにゃ。

「没後190年 木米」
サントリー美術館 3月1日訪問。
木米(もくべい)わ(1767〜1833)、
江戸時代後期の京都で活躍した陶工で、
絵も描く文人ですにゃ。文人ていうのわ、
江戸から明治にかけて、中国の詩書画など学問や芸術に憧れ、中国的教養を身につけたひとらしいですにゃ。風流なのですにゃ。

木米さんわ、古今東西いろいろなスタイルを元にして、自分らしい作品を作ったそうですにゃ。
「理屈っぽくて凝り性。強烈な個性。」
学芸員さん談。

こちらわ、撮影が許可されている
展示作品のバナーですにゃ。
作品を拡大したものですにゃ。
香炉?メモが見つかりませんにゃ。

気になった作品
16?木米32歳の作。黒の濃淡により
雨に濡れた山肌や、木々を表す。
橋上の人物の被る笠が雨を暗示しているそうですにゃ。

19?重陽の節句の菊を描いた作品ですにゃ。繊細な花びらの表現に木米独自の表現があるそうですにゃ。


木米の作品わ、他の展覧会で見たことが
あって気になっていたですにゃ。
素晴らしい作品との出会いに感謝ですにゃ。

新国立美術館で行われている
ルーブル美術館展とコラボの
装飾ですにゃ。


六本木ミッドタウン内にある
アンティコカフェアルアビスですにゃ。
大きいエクレアわ、食べごたえがあって、また食べてみたいですにゃ。


今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。








「江戸絵画の華 京都画壇と江戸琳派」出光美術館

2023-03-02 20:00:00 | 2023 美術館 博物館
チビクロわ、原宿駅から有楽町駅に
移動しましたにゃ。
今度わ、日本画の美術展覧会に行きますにゃ。
先日も訪れた美術展の第二部が始まりましたにゃ。

「江戸絵画の華
第二部京都画壇と江戸琳派」
出光美術館

アメリカの
プライスコレクションが里帰りして
公開ですにゃ。

構成
1.深遠な自然へ‐円山応挙とその周辺
2.京中、皆一手‐円山派の画家たち
3.粋の系譜‐酒井抱一と鈴木其一

今回の展示わ、ほんとチビクロのお気に入りの作品ばかりですにゃ。
自然の風景、植物、動物などに
息を詰めて見つめましたにゃ。

チビクロ気になった作品
1.懸崖飛泉図屏風 円山応挙
四枚折りと八枚折りの屏風で組になっている珍しい形式だそうですにゃ。

すぅーっと流れ落ちる瀧の勢いの見事さに、画面に引き込まれましたにゃ。
おぼろげに表された山容、流れ落ちる瀧、渓流、曲がりくねる松、二頭の鹿、
大きな岩などが描かれていて、遠近感や立体感を表す構築的表現が素晴らしいらしいですにゃ。えと、あと空白というか余白の存在感がすごくあるなと思ったですにゃ。

3.夏冬白鷺図屏風 山口素絢(そけん)
銀箔を貼った銀地に墨で描かれた作品ですにゃ。右にわ、夏の景色、左にわ、冬の景色ですにゃ。古びた輝きわ、夏の日光を涼しげな水辺に見せ、雪景色は、柳に積もる雪で表し、凍てつく空気を伝えているのですにゃ。
銀箔の冷え錆びた輝きわ、なんとも
印象的でいつまでも見つめてしまったですにゃ。
応挙の優れた弟子だそうですにゃ。

4.松に鶴図屏風 源琦
彩色が未完成で幕府に召し出されたそうですにゃ。
未完の彩色がかえって幻想的にみえるらしいですにゃ。
左隻


100面相態というとこだけど、
1300羽以上描かれているそうですにゃ。
絵師の執念を感じましたにゃ。

右隻


この松のうろこみたいのも
すごいですにゃ。

円山派の画家たちが描いた虎図🐅わ、
どれももふもふで、怖いけどカワイイで
よいお顔ばかりでしたにゃ。

酒井抱一、鈴木其一とその伝えたお弟子さんたちわ、江戸琳派と呼ばれ、
古典をもとに美しい色を使った草花わ
とても愛らしかったですにゃ。

チビクロわ植物、葉っぱとか花とか眺めるのが好きなので、今回のそういう作品がたくさんあって堪能致しましたにゃ。

素晴らしい作品との出会いに
感謝ですにゃ。

今日もお読みいただき
ありがとうございますにゃ。