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和歌山市・天王塚山古墳 墳長が88mの県内最大の前方後円墳を確認

2015年10月16日 | Weblog
 和歌山県教委は、和歌山市吉礼、下和佐の天王塚山古墳(6世紀半ば)を発掘調査し、墳長が88mで県内最大の前方後円墳であることが分かったと発表した。
 天王塚山古墳は1964年に和歌山市教委と関西大学によって発掘調査が行われた。
  横穴式石室の高さが、熊本県氷川町の大野窟古墳に次ぐ全国2番目の5.9mであることが分かった。
  測量調査から規模は、和歌山市木ノ本の車駕之古址古墳(5世紀前半、墳長86m)や和歌山市岩橋、井辺の岩橋千塚古墳群大日山35号墳(6世紀前半、墳長86m)に匹敵する県内最大規模と推定。

 県教委などが、未指定の天王塚山古墳を国指定特別史跡・岩橋千塚古墳群の一つに追加しようと、昨年度からあらためて発掘調査をしていた。今回、規模を確認したほか、後円部や前方部の段築が確認されるなど、新たな構造も見つかった。
 現地説明会が17日午後2時から開かれる。荒天の場合は中止。
[参考:紀伊民報、産経新聞、和歌山県HP]

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 岩橋千塚古墳群
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