歴歩

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蔚州・霊鷲寺址 3次学術発掘調査完了 さらなる僧坊跡を確認

2017年01月17日 | 韓国の遺跡・古墳など
蔚山博物館は13日、2012~2015年にかけて行った霊鷲寺址(蔚山市記念物24号)3次学術発掘調査を完了し、霊鷲寺が講堂-金堂-東・西塔-中門-回廊からなる寺院であったことが明らかになったと、13日明らかにした。今回は、さらなる僧坊跡を確認した。
霊鷲寺(영축사)は蔚山広域市蔚州郡青良面粟里(울산광역시 울주군 청량면 율리)に位置し、「三国遺事」に創建記録が記されている寺院であり、新羅第31代神文王3年(683)に宰相忠元公が建議して建てた統一新羅時代の双塔一金堂式伽藍である。
<規模>
中心寺域は東西69.6m×南北56.5m。
中門跡は正面3間×側面2間(8.6m×5.1m)と回廊跡。 
金堂跡は5間×5間 (16.4m×16.4m)の正方形形状。
講堂跡は正面7間×側面4間(24.5m、15m)。
回廊は東西南北全てにおいて側面1間である単廊構造。
東西両塔は、塔の領域を表示する地台石のある塔区が確認され、慶州・感恩寺址(감은사지)三層石塔と千軍里(천군리)三層石塔の様相と似ているという。
僧房は中心寺域を囲んで講堂左右と北側で確認された。
[参考:2017.1.13聯合ニュース、過去の関連情報・ニュース]
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