シクロクロスで旅のレポート

ロードでもなくMTBでもなく、シクロクロスは「旅」のできる自転車です。そんなシクロで旅したレポートお届けします。

来年もよろしく(^O^)/

2007-12-29 08:59:03 | Weblog
 今年のブログは本日で終了でございます。一年間、本当にありがとうございました。m(__)m
思い起こせば、今年は僕のサイクリングライフにとって一つのターニングポイントになった年でした。
 一番大きかったのは、ロングライドのイベントに初参加したことです。日本列島横断センチュリーランと出雲路ワンデイラン160は規模こそ違いましたがとてもワクワクする経験でした。美しい自然の中を多くの方たちと一緒に走らせて頂いたのがとても新鮮な経験でした。同じコースを走ることで生まれる連帯感っていうのが何とも不思議な感じ。もうちょっといろんな人とお話が出来ればよかったのにな、と自分の引っ込み思案な性格を残念に思います。
 仲間と一緒に走ったサイクリングも、しまなみ海道、琵琶湖一周など、長短含めると6本となりました。来年はもっともっと沢山のイベントに参加できるといいなぁ。時間の都合と予算という問題はありますが、いろんな人と走ってみたいと思います。

 それから僕の好きなサイクリングのスタイルはロングライドなんだと改めて自覚しました。ブログを読んで頂いている方から「地図の上を走ってる」と評して頂きました。そういわれると何ていうか、「心がにっこりする」のがわかります。アンダルシアの夏のぺぺじゃありませんが、「遠くへいきたいんだ!」っていう気持ちが沸き上がってくるのです。見たことのない風景、感じたことのない風、走ったことのない道。どれもこれも旅心をくすぐってくれる誘惑ですよね。それも一人ではなくて、同じ経験を同時体験してくれる人たちと一緒ならもっと楽しいです。来年もこういう体験をいっぱいしたいのです。

 それでは今年のブログを締めくくらせて頂きます。
 まず、誰よりもこの拙いブログを読んでコメントを寄せて頂いた皆さんにお礼を。
 そして、今年様々なイベントで僕と一緒に走ってくださった全ての皆さんに心からの感謝をささげます。ありがとうございました!
 来年もよろしくお願いします(^O^)/

LSDか、SLDか。

2007-12-28 13:28:17 | Weblog
 自転車だけじゃなくて陸上選手のトレーニングでも長距離をゆっくり走るトレーニングというのがあって、これをLSDと略すそうです。心肺機能を高めるためのトレーニングでフルスペルではLong Slow Distanceなんだそうですけど、僕はどうしてもこの省略形に納得がいかないのであります。
 このトレーニングの内容は低速長距離走行なのでしょう。英語化するなら"Slow speed riding in Long Distance"ってのが正しいんでないかい?それならSLDじゃない?だいたいなんで「遅い」っていう副詞だか形容詞だかが「距離」って名詞を修飾できるって言うんだ?いかにも日本人英語って臭いがプンプンするでしょ。
 それにLSDってば合成麻薬の略称と同じでしょ。健全なスポーツのイメージからするとちょっとねぇ。「お、俺LSDの効き目が切れちまったよぉ」なんて洒落なんか誰も解んないだろうしねぇ(ーー;)
 以上のような理由から、僕は低速長距離走行トレーニングをSLDと称することにしています。まぁ、一人だけ反旗をひるがえしていても意味は無いのかも知れないけど。そんなわけでLSDと間違ってSLDと書いているわけじゃないのでご了承ください。
 あ、もう一つ付け加えると、本当は「低速長距離走行」でもなくて「低心拍域持続長距離走行トレーニング」って言うべきかも知れないけど、そこまでいい始めるときりがなくなっちゃうんでこのあたりで打ち切り(;^^)
 でもどうして日本人はなんでもかんでも横文字で表現したがるんだろうね?

「Comfort+□」さん

2007-12-27 13:37:49 | Weblog
 今月の始めに、初めて神戸市道山麓線を走った時に見つけた「自転車+カフェ」店。お店の名前は「Comfort+□」さんでした。実は先日のSLD二本目の際にも立寄らせて頂きました。またまたココアを頂きました。この前はお客さんは僕一人だったのですが、今回は先客のカップルが一組、続いて自転車のほうのお客さんがカップルで一組、それから続いて近所のおじいさんが一人と、結構賑やかでした。コンセプトが珍しいためか、結構はやっている様子です(^^)
 今回は壁にかかっている自転車のBridgestone.Moultonをじっくり見せてもらいました。ふ~ん、小径車ってばよく見ると魅力的なんだ。ちなみに、自転車店側の入り口にはドロップハンドルの赤い小径車が組んでありました。前来た時には無かった1台です。こりゃ走りそうな顔をしているじゃないか。自転車がインテリアな気分で見られるって言うのはちょっと贅沢な不思議な気分です。
 僕としては初めて立寄った時からこのお店の雰囲気が気に入ってしまっているので、このルートを走る時には必ず帰りにこのお店によることに決めてあります。んでもって注文するのもココアと決めてあります。まぁ、冬場は温かいココアって言うのがなんとも魅力的でしょ(^^) 夏になったら何頼むかは別問題ですけどね。それに「わざわざ須磨まで何しに走るの?」って訊かれた時に、「ん?ちょっと行きつけのカフェにココア飲みに行くんだ」って答えるっていうのも粋じゃない?
 山麓線を走ってる皆さん、「Comfort+□」さんでお逢いしましょう(^O^)/

気まぐれお天気

2007-12-26 13:53:47 | Weblog
 話は日曜日に戻ります。
 前日の雨がどうやら23日にも続きそう。天気予報はそういう中味でした。この分だと折角予定していた「ことし最後の近場サイクリング」の開催はどうかなぁと思いながら朝7時の目覚まし時計で起き上がり、まずは外の天気をうかがうと、これまたどうにもすっきりしそうに無い様子。今のところ晴れるとも降り始めるとも予測のつかない雲行きです。そこに電話が入りました。
 「今日のサイクリングですけど、どないします?」
 「う~ん、お天気がねぇ・・・。晴れそうにも思うんですが」
 「ところが、こっちは降りそうで、じつは今また降り始めましたんや」
 そこで決断。
 「では残念ですが、今回は中止ということで・・・」
 
 冬場の雨ほどたちの悪いものはありません。まず路面が濡れるのでスリップし易くなります。特にマンホールなんかロードバイクにとっては実に効果的なトラップに変身しますね。そして夏場の雨と決定的に違うのは、体力を極端に消耗させるということです。雨そのものが冷たいのと、風を受けるので夏同様気化熱を奪うために二重に体温を奪います。これはとても危険なのです。いわゆる低体温症です。夏場の雨はサイクリストにとっては恵みの雨であることも多いわけですが、冬場の雨はできるだけ避けなくてはなりません。
 というわけで、ここは勇気ある決断を下したのであります。んじゃ、今日は雨ごもりということでもう一眠りしようかな・・・zzzZ。本日は二度寝であります。
 2時間経過。さて9時前に起きてみると、「は、晴れとる・・・」
 この日を楽しみにしてたのに、なんてこったい!!これでは「勇気ある決断」がただの判断ミスじゃないかぁ!こんな気まぐれなお天気は誰のせいだぁ!!気象庁の予報官か!それともお天気キャスターのおねいさんかい!!と、いるはずもない責任者を追及したり・・・空しい。 
 かくして一ヶ月も前から計画していた近場サイクリングは儚くも流れ去ったのであります。合掌。
 しかしあきらめんぞ~!冬場の天候が落ち着く頃にはもう一度チャレンジするのだ。名づけて「新春走り初め」2月に向けて再企画中!

 ちなみに、この日は年賀状の印刷と工作をすることに。やっとこさ組み上がりました「千狗狸志茂 大双輪社」BOX。後は表面を防水処理するためにニスを塗るだけかな。

風と遊ぶ(または、遊ばれる)

2007-12-25 08:43:23 | Weblog
 昨日(24日)の風は強かったですが、走られた皆さんはいかがでしたか?僕もちょこっと須磨まで走ってまいりましたが、いつにない風を経験しました。

 ルートは前回と同様、R2を尼崎の昭和通7丁目交差点で南へ折れ、臨港線を西へ進んでそのまま道なりに芦屋川沿いを北上し、業平橋で再びR2を横切って大正橋で左折して西へ、芦屋三条教会あたりで適当に山手幹線に乗ってそのまま走り、王子公園・北野異人館を経て市道山麓線に乗り、東須磨の須磨離宮公園までの片道45㌔程。距離的には往復しても91.5㌔で、普通なら大した経験ができるような距離ではないのですが(2度目だしね)、昨日は風がとっても変だったので色々な経験をさせてもらいしまた。

 普通風は強弱の違いはあっても一定時間は同じ方向から吹いてくるものだと思っていましたが、昨日は一味もふた味も違いました。特に山手幹線から山麓線、つまり六甲山の麓を走っている時に吹いて来た風は、10㍍進むごとに風向きが変わるというとんでもなく複雑な風でした。山手幹線から山麓線はアップダウンの連続するコースです。坂道を追い風で押してもらっていると思ったら、今度は下りでいきなり正面から吹きつけられてまるで空気の壁にぶち当たったように感じたり、思いがけないところで横風を受けてハンドルをとられそうになったり、とにかくこんなに気まぐれに吹いてくれる風と付き合うのは初めてのことでした。そうかと思うと道上でつむじ風が二本も三本も立っていて、突っ込むと枯葉に揉みくちゃにされたりとか、実に大変。
 でもそれがとっても楽しいということに気づいてしまいました。シルフィード(風の妖精)と遊ぶっていうのはこういう感じなんでしょうか。歩いているとただただ厄介な風だと思うだけでしょうが、自転車に乗っていると、なんていうのか風の速度と同じになれるというのか、風のペースに合わせられるというのか、感覚的な表現ですけど風といっしょに遊べる速度で走れるというのか。とにかく今まで経験したことのないような楽しさを覚えました。もっとも風と遊んだというよりは風に翻弄されているに過ぎないという大人の見方をされる方も多いかもしれませんが・・・。これからはちょっと風とのつき合い方も変るかも。

 話は変わりますが、昨日は異人館街にやけにアベックが多いなぁと思っていたら、クリスマスイブだったんですねぇ(;^^) ご夫婦でMTBに乗っておられる方とも遭いましたし、ローディーのアベックともお遭いしました。全ての自転車乗りにすてきな聖夜が訪れますように。クリスチャンじゃないけどそう願っています。

 24日のSLD(LSDって言うけど、僕はSLDって言うべきだと思う)の記録。
 距離91.5㌔。乗車時間5時間8分17秒。平均時速17.7㌔/時。平均心拍数123。