シクロクロスで旅のレポート

ロードでもなくMTBでもなく、シクロクロスは「旅」のできる自転車です。そんなシクロで旅したレポートお届けします。

三朝温泉ライド DNSのそのわけは・・・

2009-09-30 01:08:15 | Weblog
 風を切り、走りたかった、青い空、波打ち寄せる青き海原、白い風車と緑の牧場。
 100㌔の道を隔てた湯煙を目指して走る温泉の旅・・・。

 秋ですねぇ。行きたかったなぁ~、出雲→伯耆の三朝温泉ライド(T_T) 昨年は11月中旬並みの寒さと雨のなか倉吉までで断念してしまいましたから、今年こそはの思い入れも強かったのですが、結局DNS。実は前日の雨と関係があるのですが、そのあたりのところをアフターイベントの事なども交えながらご報告します。

 出雲路センチュリーライドの北講武あたりからやはり右脚が痛みだしていました。確かにセンチュリーランや奈良サイクリング協会の琵琶湖一周の時と比べるとかなりましになってはいました。多分クリートを微調整したのが奏効しているんだと思います。とはいえ一時は右脚に力をかけるだけで激痛が走ったくらいですから、他にも要因があるのは確かな事でしょう。それは今後の課題だと思います。今回の出雲路センチュリーライドは雨の中を走ったので、とにかく体が冷えました。ゴール後ソフトアイスの引換券を頂いたのですがとても食べる気になれなくて、完走鉦を見せたら温泉半額っていうサービスに惹かれてホテル・ニューアーバンへ直行しました。とにかくお風呂に体をひたして温まりたいなぁ~って思い続けてなるべく脚が痛まないようにペダルを回しつづけた距離の長かったこと(^^)
 とりあえずホテルのロビーにつきまして入湯料500円也をお支払いしまして3階のお風呂へ。あ~、あったまるぅ~(^^) ふとまわりを見渡すと、お隣のご老体もその向こうのオジサンも、み~んな手足のみが黒く焼けているという特徴的なお姿(^^) 「センチュリーランを走られましたか?」と聞くと、「ああ、なんとか走れました」と予想通りのお返事が返ってきました。みなさん何者なのかすぐわかっちゃいますねぇ~(^^)
 お風呂で温まると脚の痛みもどこかに消えてしまいました。生き返ったぁ~っていうのが偽らざる実感です。なのでホテルから出て行くときにも、フロントのお嬢さんに「ありがとう、生き返りましたぁ」って言いましたですよ。なぜか笑われちゃいましたけど。

 そこからその日の宿泊地、ホテル・レークインに向かいます。お部屋に入ってする事はまずウェアのお洗濯。とりあえずぬるま湯で手洗いであります。あ~あ、どろどろ。その後は浴室内に干すわけですな。もう疲れた。寝る。くぅ~・・・ (__)zZZ

 翌日は朝から曇り。どうやら昨夜はまた雨が降った様子です。CAAD8は雨ざらしだよぉ。さて今日は三朝まで走るぞ!脚の痛みも残ってないし、天気も回復に向かうようだし、ウェアが濡れてたってすぐに乾くさぁ!と、その時までは行く気満々だったのです。ところが、起きあがろうとして異様なところに異様な痛みが・・・(ーー;) それはお尻。恐る恐るお尻を触ってみると、アセモの親玉のようなものがお尻一面に出来てしまっておるではないの! 触るとちくちく痛い。こ、これは困った。痛くてビブショーツが穿けません! ここで一時、悩んでしまいました。考えたことは「走るならどうやって走るのか、そして走ったらどうなるのか」・・・。当然ワセリンをどこかで買ってきて、患部に塗って走れば走れないことはないでしょう。しかし、そうして走って何を得るのか?痛みを我慢しながら走るルートは楽しいだろうか?そして翌日に予定している琵琶湖一周に差し障りはでないだろうか?
 いろいろと考えて出した結論は "Do not start." でした。そうと決まればすぐに帰阪して、患部の治療と翌日の準備です。かくして9時前のやくも10号で輪行して帰る事にしました。
 自由席に乗り込むと、前の駅から乗りこんで来られたのか、青年サイクリストが一人。「センチュリーランの帰り?」と聞くと、やっぱりそうだったり(^^) ひとしきり「昨日の雨は辛かったよなぁ~」などと盛り上がります。ま、昨日の疲れもあって二人とも寝ちゃってましたけどね。岡山に着く頃には天気もよくなってきまして、「なぁ、この天気うらめしくない? やっぱりそう思うよなぁ。ところで来年も来るでしょ。 あん?晴れたら参加? ま、そうよね。ん、ところでサドルに座ってたほうが楽だと思わない?やっぱそう思うっしょ! ん、じゃあまた来年会えるといいね」などと言う会話を交わしつつ、お別れ。
 
 さて、これが三朝ライドDNSの真相であります。DNSの判断が正しかったのかどうか、それは翌日の琵琶湖一周が教えてくれるはずです。

出雲路センチュリーライド2009参走記 その5

2009-09-29 01:51:23 | 自転車百哩走大王
 AS4を出発すると、彼女のチームメイトの若い女性と一緒になりました。ここから先は島根半島を越えて海沿いのアップダウンを走る事になります。経験の違いなのか、彼女のチームメイトさんは登りになるとうつむき加減になってしまいます。彼女もあれこれアドバイスをしながら走っているようです。僕も老婆心ながら一言アドバイスをしました。何を言ったかというと、「坂道は常に一定ではないので、斜度に合わせてギアを選択して走る事が必要。とっかかりの斜度や、一番きついところの斜度にこだわりを持ってしまうと、精神的にも脚にもつらいよ」というような内容です。「斜度計っていうのがあるから試してみて」
 晴れていればとてもきれいな北浦の集落や日本海を眺めながら、ひたすらペダルを回していきます。雨が降っていなければとっても奇麗なんだけどなぁ・・・(T_T)
 いくつかのアップダウンを越えて、AS5には16時52分着。脚きり8分前でした。あっぶねぇ~(;^^) ちなみにこのAS、一番速い人は12時30分ごろに駆け抜けていったそうですが・・・。僕らには関係のない世界の事ですね(^^) 最後のエイドステーションは「マリンゲートしまね」です。なんと、参加3年目にしてようやくありつけたもの、それは「サザエご飯」(^○^) やったぁ~、初めてだぁ~。スタッフの方によると同じように感激されていた方が多々おられたそうです。みんな考えることはおんなじなんだ(^^) カジメ汁という海草のお味噌汁があったかくってとっても美味しい。体が温もるぅ~。おかわりもらっちゃいました。 いちじくもおいしいよぉ~。
 そこへO氏到着。もうここまでくれば完走したも同然です。大きな峠もないし、距離も24㌔でゴールですから。「完走できるかなぁ」などと弱気な感想のO氏を行きましょうと強引に誘って出発。ところが、まぁたあの悪い病気が出てしまいました。右脚の痛みです。今回クリートの位置調整をして改善していたはずだったのが、やはり出た。ちょっぴりショックでした。でもペダルを回すぶんには何の不自由もないのが不思議なところ。発進・加速の際の痛み程度で今のところは治まっています。とりあえず最後まで保ってほしいところです。
 島根半島の山脈を越えて北講武、そこから恵曇港をへて佐陀に入る道です。恵曇を回っているときに右脚にズキンという痛みが右脚全体に広がりました。やったかぁ~(x_x) ついに来てしまったかと思いましたが、不思議とまだ脚は回ります。そして回している分には痛みがありません。なんとか佐陀への坂道も越えることができました。ところが、体が冷えたからかおトイレに行きたくなって・・・。最後まで保ちそうにないので、佐陀神社のおトイレを借りる事にしました。トイレを済ませて出てくると、かなりな数のサイクリストが僕を追い抜いていったようです。途中何度か追いつ追われつしたTTディスクをつけたバイクもいました。とにかく今はゴールを急ぎましょう。冷えた体を温める事が必要です。

 最後の道案内。スタッフのモト・ライダーが二人「あと二㌔です、頑張って。」と声をかけてくれます。要所要所で誘導してくれたスタッフもいます。同じ顔を何度かみているので、順に次のポイント次のポイントと先回りしてくれたんでしょう。雨に濡れながらの歩哨、本当にありがとう。道案内をしてもらうたびに「ありがとう」と声をかけてきましたが、寒くて冷たい雨の中の160㌔を走りおえる今、達成感はひとしおです。そしてその達成感の分だけ彼らスタッフへの感謝の念も強まっていました。「ありがとう。お疲れさま。」の声をかけながら最後のゴールゲートへと向かいます。
 Finish!カメラマンさんがシャッターを切ってくれます。僕としてもスタンドアップ&両手でのビクトリーサインで、この達成感を表したいところです。

 こうして今年の出雲路センチュリーランが終わりました。距離167.6㌔(宿から出発地までの距離を含む)。平均時速21.2㌔、最高速56.0㌔。所要時間10時間(休憩時間含む)救援活動2件(^^)
 すべての大会スタッフの皆さん、ボランティアの皆さん、そして一緒に走ってくれたイベント参加者の皆さんに感謝しつつ、出雲路センチュリーライド2009参走記の筆を置きたいと思います。来年もきっと会いましょうね!

出雲路センチュリーライド2009参走記 その4

2009-09-28 01:47:43 | 自転車百哩走大王
 熊野神社は出雲の一宮なんだそうです。つまり出雲大社よりも古い神社なんだとか。なんでこんなことを知っているのかというと、実は前日松江入りしたときに、松江駅前で自転車を組み上げていると観光ボランティアをしているという老境のご婦人に声をかけられまして、松江城の話や熊野神社のお話しなど聞かせていただいたのであります。何でもご本人は日銀松江支店でOLをされていたということで、勤労婦人の大先輩でありますな。「自転車はいい趣味ですね」と共感していただいたのであります。車の旅だとこんな経験は無いだろうね(^^)

 AS3ではコーラを頂きましたよ。それに「バナナ1/2とおにぎり1個」もね(^^) 去年と同じだからちょっと笑ってしまった(^^) 
 O氏とも無事再会しました。残念ながら大王メンバーの一人がリタイヤされました(先程救援活動されていた方です)。救援による時間のロスが原因というわけではなく、雨の中の峠に危険を感じたからとのことでした。まぁ、前夜祭で大きな事を言っておきながら、当日の雨でDNSというメンバーもいましたから、適正な判断なのかもしれません。残念ですが、こういう事もあるわけです。

 さて、AS3からは脚のあう方が見つかりました。今回も女性サイクリストです。お互い前になったり、後ろに着いたりしながらペダルを回していきます。何も話し合うわけではないのですが、同じペースで走れるのがお互いにわかるので、いつの間にか一緒になって走っておりました。
 AS4までのルートは東側の平坦ルートでして、かつ約38㌔の最長区間です。中海の干拓地や大根島を通る海の道なので一番走り易い区間でもあります。
 ところで彼女には大応援団がついて回っています。ASや何㌔か先のポイントに車で先回りしては子どもも参加しての声援がとんできますし、カメラのフラッシュも焚かれています。家族の方かなぁと思い「すごい応援ですね」と声をかけると、「大応援団です」と笑われてました。後で聞くとショップチームでエントリーされていて、そこのサポートチームなのだそうです。こういうのもいいですねぇ(^^)
 山岳区間を走っていたときには小やみになっていた雨が、この区間の中ほどからまた激しく降り始めました。中海を渡る頃には島根半島の山並みが雨に煙って見えません。ところがこの雨が僕の脚を冷却してくれまして、おかげでずいぶんと回りはじめました。大根島に入る頃にはスピードが28㌔毎時を越えるくらいの速度になりました。せっかく一緒に走っていた彼女を千切ってしまいましたが、どういうわけだかこのときは脚が止まらなかったのです。不思議ですねぇ。
 AS4の八束のファミリーマートには14時26分。足切り時間は15時なのでまずまずの所でしょうか。雨の中もらったおむすびを食べます。これが美味しい(^^) なんでかなぁ。他にもカロリーメイトやバナナももらいましたが、このおむすびがおいしかったので、ファミマで思わず買っちゃいました(^^)
 彼女も到着されました。「しっかり着いてこられてましたねぇ」というと、「ついて行こうと思ったんですが、途中からどんどん引き離されてしまいました」と言われました。「すみません、脚が冷えてよく回るようになったんです」。というわけで、また一緒に走る事になりました。O氏の到着を待って出発します。

出雲路センチュリーライド2009参走記 その3

2009-09-27 01:44:15 | 自転車百哩走大王
 AS2加茂ラメールでは、集落の皆さんが暖かいダンゴ汁で歓迎してくださいました。おそばのダンゴかなぁ、とってもおいしかったです。特に雨の中冷えたからだにはとても嬉しい。さっき修理のお手伝いをさせていただいたおじさんが「この人に直してもらったんだ」とスタッフの皆さんに言って回っておられました。なんかちょっと気恥ずかしいような。二人目の男性とも再会しまして「ありがとうございました」と声をかけてもらいました。
 お母さんたちと一緒になって雨の中を歓迎してくれた子ども達にも「みんな、ありがとね。元気もらったよ」とお礼を言ってリスタート。「がんばれ~っ」っていう声援が心に暖かいです。
 リスタート直後、またまたパンクしている男性たちが。まぁ、「大丈夫です」って言ってるからいいかぁ。

 ここから次のAS3までの約33㌔が本格的な山岳ルートになります。AS3からは足切り関門が設けられています。何としても13時までには走りきらないといけません。今年の山岳は、確かに昨年の星上山の登りのような激坂はありませんが、その分延々と登りつづけるという、いや~なコース設定です。誰だ、こんな線曳いたの? 携帯の電波も一切入らないというブリーフィングがありましたが、確かに山の中だわ。この区間はサポートバイクがひんぱんに走っております。きっとそういう理由があるからなんでしょうね。
 本格的な山道に入る前にO氏に追いつきました。「ああ、やっと追いついた」と声をかけて合流します。 景色はきれいなんですが、だんだんと人家がまばらになっていきます。途中で蟹が道路を横切っているのを発見しました。「あ、蟹だ!」と警告。なんで警告なのかってねぇ、あいつを踏んだら絶対パンクするしぃ~。道の脇を流れる川は清流と呼んでもいいような川です。サワガニといい、清流といい、まさしく山奥の証明と申せましょうか。予想通り、道はとんでもなく山道であります。採石場の横を通ってなおかつ登るというこの道は、ある意味ものすごく印象的な道ですねぇ(ーー;)
 少しくだってもまた登り、あ~あ。誘導員氏が「ここから1.6㌔の登りです、その後5㌔の下り。聞きたくないでしょうけど斜度は7%あります」なんぞとおっしゃってました。O氏に先に行ってもらって、僕はジェルを二つお腹にほうりこんで坂道に備えることにします。
 上りがあれば下りがあるのは世の理(コトワリ)。下り命の突撃野郎としましては、こんな楽しい道はあるもんかってことで、がんがん飛ばしたいわけです。当然直線では追い越しをかけますし、アウト側が空いていればそちらから抜きにかかります。安全第一ですが、速い=危険ではありません。が、先行車輌が怖々下っておられますと、後に着かざるをえません。少しフラストレーションが溜まるのであります。左カーブで少し膨らまれたときに思い切ってイン側をすり抜けさせていただきました。ちょっとマナー違反だったかもしれません。びっくりされてたら申し訳ありません。この場をお借りしてお詫びしておきます。
 しかし、それでも下りは気持ちいいです。多少雨で路面が濡れていても、濡れ落ち葉でも踏んづけない限り、タイヤが回っていれば流れたりはせんのでありますよ(^^) ここは一つPro3Raceと己の力量を信じて突っ込んでみましょう! 思わず「ヒャッホー!」と奇声もあがろうかというもんであります。
 気持ちよ~く下って、下って、AS3熊野神社には12時45分着。結構ギリギリを走っておりますなぁ・・・(;^^)

出雲路センチュリーライド2009参走記 その2

2009-09-26 01:41:15 | 自転車百哩走大王
 AS1では去年後半で一時一緒に走った女性ライダーに再会しました。「去年はお世話になりました。今年もよろしく。」ってご挨拶。今年は後輩の女性ライダーを引き連れてのご参加のようです。こういう出会いもあるから楽しいですね。さすがは「縁結び」を標榜するだけの事はあります。あ、またお名前聞きそびれた。しかたない、また来年ですねぇ。それにしても、通過チェックの受け付けがとんでもなく長い行列になっております。僕の走行位置ってば、いわばグルペットなんだよねぇ(;^^)
 さて、ここからAS2までが実は大変な事になるんでありますが、この先の地獄を知らない僕は根昆布のお茶などすすりながら、数少ない平たん部分をどう走ろうかなどとのんきなことを考えていたわけであります。先着したO氏や追いついてこられたO氏とも会話を交わしまして、再スタートであります。
 市街地を抜けると干拓地の中を走るのであります。斐伊川沿いの農道も当然雨に濡れております。写真撮影などしながら30キロ前後の巡航速度で快調に走っていたのでありますが、前方にトラブル発見。どうやらパンクらしい。O氏には先に行ってもらいまして、パンク修理のお手伝いをいたします。どうやらチューブは交換したものの、ホイールに納められずに居られたようです。とりあえずチューブを装着して空気を入れます。僕のと同じPro3Race(^^) 「何気圧で走っておられました?」と聞くと、だいたい8気圧だとおっしゃる。おじさん、そりゃ入れすぎだって(^^) 「このタイヤの適正気圧は7.2barですよ。それに雨ですから7bar位で走りましょうね」とアドバイスしておきました。困ったのがそれからで、修理賃を払うっておっしゃるんですな。僕としては勝手におせっかいをしただけなので受け取るわけにはいかないと固辞しました。とりあえず財布に納めて頂きまして、「チーム大王はそういう集団なのです。お礼なんか受け取ったらボスに叱られます。もしよければ入会してちょうだい」と言うことで円く治めます。後はおまかせして遅れた分を取り戻しにかかります。雨の中の作業だったので15分くらいかかっちゃいました。
 ところがそこから先も事故車が点々と・・・。もう10メートルに一輌位はいるんじゃないかと思うほどの状況です。この農道、パンク銀座と命名しましょう。一声ずつ掛けて走りますが、だいたい「大丈夫です」ってお返事いただくのですが、中には大丈夫じゃない人もおられまして・・・(^^) 次の方はなんとインフレーターをお持ちでない。結構居られるとは聞いてはおりましたが、こういう方。とりあえず時間がないのでガスチャージャーをお貸ししました。「いっぱい入った、よしよし」と思って後始末しようと思ったら、「あれ、抜けちゃいました」とおっしゃる。どうやらチューブの入れ方がまずかったようですな。パッチを当てて修理されたんだそうですが、もう間に合わないので僕の予備チューブを提供することにしました。「雨だから地べたで作業しちゃだめですよ。できたら空中でやりましょう」とか言いながらホイールを手に持ったままチューブ交換します。なんで地べたで作業しちゃだめなのかっていうと、チューブやリムに濡れた小石が着いちゃうことがあるんですな。それがまたパンクの原因になると。なので曲芸的に空中でするわけです。それにしてもBrosのインフレーターって使えるんだ(^^) わが持ち物ながらちょっと感心してしまうのであります。はい、こちらの男性も修理完了!さぁ、走るぞぉ~通りかかりのスタッフに次のASまでの距離を聞きますと「かなりある」と・・・。急がなくちゃ足切りになるぅ~。と、またまた先にトラブル発見。おお、ここでは既に大王メンバーが救援活動をしているではないの。安心して先に進みます。

 出雲空港線を横切るといよいよ初めて走る道になります。加茂岩倉遺跡のほうに道は向かう、ということは・・・。げっ、登りだぁ。しかし、ここは脚を使わざるをえません。一生懸命走りきってAS2加茂ラメール到着は10時45分。う~ん、25㌔に2時間も使ってしまった。人助けするにはそれなりの脚力も必要なのだと改めて思いましたですよ。