シクロクロスで旅のレポート

ロードでもなくMTBでもなく、シクロクロスは「旅」のできる自転車です。そんなシクロで旅したレポートお届けします。

初冬のR173-復路

2007-12-18 13:27:42 | Weblog
 さて、来たからには帰らねばなりません。帰りのルートも天候によって判断。もちろん荒天の場合には輪行も考慮にいれて輪行袋も持って来ております。日曜日は西高東低の気圧配置。寒いです。この日も郷里は氷点下の冷え込み。そのうえ朝から雨雲がお山にかかっております。600㍍級の山はみんなてっぺんが雲の中です。天王(はらがたわ峠)方面も雲の中でした。「これは仕方がない小雨の中をR176で宝塚経由かな」と思っておりましたが、天気予報士の解説通り、お昼前には雨も上がりました。それならばと、再びR173を走ります。13時23分発。
 今回は峠の前のウォーミングアップに北回りを選択。これなら10㌔程度走ってから天王越えにかかれます。篠山川の北側の道を細工所経由で回り込みます。そしてはらがたわ峠に挑戦。ところで厳密な定義をしておきますと、僕がこれまでこのブログで「はらがたわ峠」と呼んで来たものは、正確には「はらがたわ峠」ではありません。「はらがたわ峠」というのは「はらがたわトンネル」の西約600㍍にある旧道のピークをいいます。僕がこのブログ内で「はらがたわ峠」と称しているのは、天王峠を含み「はらがたわトンネル」篠山市側出口をピークとするR173の大阪府能勢町汐の湯温泉から篠山市小野新交差点にいたる約17㌔の区間を指しています。
 実はこれまでこのルートを自転車で篠山市側から能勢側へと越えたことは一度もありませんでした。じゃあどうしてきたのかというと、輪行で帰ったり別ルートをとっていたりしたわけです。初めての体験なのでありますが、おかげでこの峠の構成があらためてよく分かりました。実際篠山側からこの峠を攻めると、コンパクトドライブを使用する必要はありませんでした(^^)。この峠もいわゆる「片峠」なのであります。んでもって「はらがたわトンネル」能勢側出口到着は14時32分であります。ちょっと休憩してアンパンを食します。
 さて、ここからどう下るか。新道は広くて見晴らしがよくて吹きさらしで交通量が多いです。旧道は狭くて見通しがきかないけれど交通量も少なくて谷川沿いを下ります。ここは当然旧道でしょう。実は昨日(15日土曜日)、この旧道を下ってくるサイクリストを谷にかかる橋の上から見かけておりまして、楽しそうだったのでやってみたかったのであります。いざ下りへ。旧道は最初の50㍍で急激に下ります。本当ここは大変。昔この道を車で大阪へ走ったことがありますが、あの時もかなり怖かったです。大体登る時にはローでないとエンストするような急坂です。今回は自転車なのでもっとスリリング。S字カーブを下って谷川沿いを一挙に下りますが、寒~い!!凍えるよぉ~(x_x)。何しろ気温は3℃です。グローブは冬用ですが、それでも指先が冷え切ってしまいました。旧道も昔のままではなくて、新しい道に付け替えがされているみたいです。もっと曲がりくねっていたのですが、尾根越えの坂道がついていたりして下り一方ではありませんでした。もっとも下って来たスピードで登り切ってしまうような坂ではありましたが。新道に合流してからもずっと下り基調が続きます。旧道で写真を撮ったりしながら降りて来ましたが、いつものローソンには15時3分着です。所要時間は大体15分くらいでしょうかねぇ。
 更に一庫ダムへと下っていきます。基本下りなので、時速35㌔位で進んでいきます。さすがに車も無理に追い越しては行きません。トンネル内40㌔も出していれば、わざわざ抜く必要もないと考えてくれているんでしょうか。長い長い下り、ふと見ると速度計は54㌔を表示中。おっと、いけね、制限速度違反だぜい。一庫ダムの下りの制限速度は50㌔ですよ~(^^)
 一ノ鳥居駅を過ぎて銀橋を渡り火打を15時42分、道なりに進んで川西・伊丹・尼崎の玉江橋と進んでいきます。そこからR2に乗って大阪へ。西淀川の歌島橋交差点に16時48分、小休止。自宅帰着は17時40分でした。
 今回始めてはらがたわ峠を逆に越えて来ましたが、やはり同じ道も往復することでいろんな情報を得ることができるのだということをあらためて知りました。玉江橋から川西方面へは登り基調の道なんですねぇ。もっと平坦なのかと思っていました。実走するって、一方通行じゃだめなんだわ。
【走行距離65.7㌔、平均速度20.2㌔】