26日午後0時10分ごろ、滋賀県長浜市木之本町赤尾の県道で、自転車3台が接触して転倒した。このうち、堺市の無職、本田久義さん(65)が頭を強く打つなどして間もなく死亡。大阪市の男性会社員(47)と大阪府寝屋川市の男性会社員(45)が軽傷を負った。3人は自転車で琵琶湖を一周する「ビワイチ」の途中で、県警木之本署が原因を調べている。
同署によると、3人は、堺市のアウトドアスポーツ愛好者団体が主催する1日でのビワイチに参加。同日午前9時ごろ、同県守山市の琵琶湖大橋近くに集合し、計25人が4班に分かれて琵琶湖岸を反時計回りに走り始めた。事故当時、本田さんらはヘルメットを着け、4人で車道の左端を1列で走っていた。同署は、本田さんが前方を走る仲間の自転車を追い抜こうとして転倒したとみている。
琵琶湖は1周約200キロ。市民団体「輪の国びわ湖推進協議会」(同県彦根市)が2009年10月から、自転車で一周した人に認定証の交付を始めたこともあり、挑戦者が増加傾向にある。同会によると、これまでに約2000人が達成しているという。【田中将隆】(http://mainichi.jp/select/news/20130527k0000e040156000c.html)
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報道は毎日新聞が一番丁寧ですね。わかるのは
①事故当時、亡くなった本田さんはヘルメットを装着されていたこと
②出発地点から事故地点まではおよそ70kmあり、所要時間3時間とすると平均時速は24キロ、赤信号や小休止なども考慮すると巡航速度は30キロ前後だったと思われること
③トレインは一部に言われたような25輌の長大なものではなく、小グループ4輌だったこと
などです。こうしてみると特別な走り方をされていたわけではなく、普通に私たちにも起こりうることかと思われます。そうしたことも踏まえて、どう教訓を導き出すのかが問われるところです。個人的には通常公道を走るときには、道路交通法の規定に従って、車間距離は空ける(つまりドラフト走行はしない)ことを提唱したいところです。
みなさんも事故にはくれぐれもお気を付けください。