以前三方五胡へのサイクリングの記事で、自動車が鹿をはねた動物事故の事を書きました。まぁ、自動車と動物の事故というとこういう大きな動物との事故は珍しく、大抵は猫さんとか狸、キツネ、ヘビなどの小動物をはねたり轢いたりするケースが多いんじゃないでしょうか。
自転車の対動物事故っていうのは滅多にないですし、僕自身の経験からいっても高校生の時にマムシを踏みそうになったり（これはマムシが驚いて併走するように逃げてくれたので未遂）、大学生の時に野良猫さんを前輪に引っかけて轢きそうになったり（こちらは首根っこがタイヤと路面に挟まれたまま猫さんが横っとびに走ってくれたので大ごとにならず）したと言うのが対動物事故の経験の全てです。
しかし、時にはとんでもない動物事故が発生する事もあるようです。
毎日新聞のＷｅｂ版（2013年8月29日（木）03:01）が伝えるところによると、「２８日午後７時１５分ごろ、北海道稚内市宗谷村峰岡の国道２３８号で、自転車で北海道旅行中だった横浜市保土ケ谷区峰沢町、無職、谷川譲さん（３１）がシカと衝突、転倒して頭を強く打ち、脳挫傷と外傷性くも膜下出血などの重傷を負った」とのことです。
報道は「道警稚内署によると、谷川さんの自転車の前輪が壊れ、シカの毛が付着していた。シカが路上に飛び出し、車と衝突する事故は頻繁に起こるが、同署は「自転車とシカがぶつかった事故は記憶にない」としている。」と続けています。
急な飛び出しは避けられなかったでしょうし、もしかすると驚いた鹿が攻撃（体当たり）してきたかもしれません。子連れの母鹿ならあり得る話しです。鹿くらいになると体格も大きくて、重量もあり、ロードバイク位なら簡単に弾き飛ばされるかもしれません。自然豊かな場所を走られる皆さんはこういう事故にも気をつける事が必要かもしれませんね。