シクロクロスで旅のレポート

ロードでもなくMTBでもなく、シクロクロスは「旅」のできる自転車です。そんなシクロで旅したレポートお届けします。

Dancin' with the emerald wind その1

2008-04-30 13:01:35 | Weblog
 ゴールデンウィークです。金色に例えられておりますが、この季節はやはり「鮮緑色」でありましょう。なんなら今からでもエメラルドウィークと改名しても良いのではないかと思うのでありますな。
 さて、昨日は久々に須磨に行って来ました(^O^)/ もちろんいつものコースを通ってです。あ、ちょっと違うか。今回は歌島橋の交差点がややこしいことになってしまったので、そこを避けてR2にでる道を通りましたが、そこは些細なところなので気にしないように。

 休日の朝はゆっくりと目を覚ましまして、いつものように自宅を出て裏庭のような城北川の遊歩道を抜けて北大阪サイクルラインに出ます。大川端の花も桜に代ってアゼリアが紅白に彩っております。桜の木も若葉が繁って緑のトンネルになっていました。やはりこの季節は最高ですね(^^)
 十三大橋を渡って西淀川区へと向かいます。今日は西淀川区の北側を通るようにルート設定しました。途中、大野川緑陰道路の起点でお二人のローディーが休憩中。「今日はどちらまで?」と声をかけると、緑陰道路を練習場にされているとのこと。なるほど、ここなら車と交差することもないし適度な起伏もありますよね。元西淀川の住民としては納得のお話しでした。「どこまでいかはんのん?」と尋ねられたので「須磨まで行きます」と答えました。「今から~?」とちょっと驚かれてしまいました。あははは、朝寝坊ですからねぇ~(^^) CAAD8君をほめてもらいました。ちょっと嬉しい。そうそう、今日のお供はCAAD8君です。
 さてR2を走ることしばし、尼崎の昭和通り7丁目から南下して臨港線へと入っていきます。冬場はいつも「浮き寝鳥」の溜まっている河口ですが、さすがに北に帰っていったのでしょう。いつの間にかいなくなるのは寂しいもんです。まぁ、ツバメが来てるからねぇ。ところで冬鳥にしても夏鳥にしても、その年最初にやって来たものには目ざとく反応する人間ですが、姿が見えなくなったということにはわりと鈍感なもんです。「今日最後の群れが旅立っていきました」というニュースはあんまり聞かないですよねぇ。白鳥ぐらいかなぁ。そんなことを考えている内に武庫川に差しかかりました。あ、鴨が三羽いてる・・・。北に帰りそびれたんでしょうかね。まぁ仕方ない、また冬に仲間がやってくるのを待つんだね。
 ところで本日は微風ながら西風。なんだよ、向かい風かよぉ(~_~メ) などと以前なら思っていたでしょうが、今は違うのだ。状況を楽しもうじゃないの!ということで、本日のテーマは「エメラルドの風と躍ろう」に決定(^O^) さて、どうすりゃ楽に走れるかなっと、ポジションだの脚の回し方だのを考えながら走ってみます。ふふ~ん、なんとか25㌔巡航をキープしておりま~す。しかし、どうも燃料切れになりそう。いつものコンビニまで持ちそうに無いなぁ・・・ということで、初めてのコンビニで補給。
 さて、リスタート後も順調にすすみます。芦屋川沿いを北上、業平橋でローディーさんと対向。赤信号越しにご挨拶~(^O^)/ でいつものコンビニでまた補給。さてさて、ここからが山岳コースの始まりだよ~ん。結構ありますよ、尾根越えの坂道。今日はダンシングの練習などもしてみましょう。異人館への上り坂でも試す。幸せ村への六甲越えの道の分岐点までの坂でも試してみる。HRが150を越えてピーピーなりますが、実はあんまりしんどくない事に気づきました。もしかすると上限を変更しても大丈夫なくらいに鍛えられたのかなぁ(と、願望または希望的観測)。
 そして須磨離宮公園植物園前着。といっても中に入ってお茶会に加わるわけでもなく、要は目的地とはいっても折り返しのコーンのようなもんだからねぇ~。写真だけとってパン食べて引き返す。そして帰り道にはいつもの寄り道「confort+□」。でももうココアってわけには行かんな・・・。

良い天気なのに(T_T)

2008-04-28 13:39:09 | Weblog
 日曜日はとっても良いお天気でした。この日はルーキー歓迎のサイクリングを企画していたのですが、当日までに参加の申し込みが一件も無かったため取りやめになってしまいました。サイクリングは人気がないのかな、なんでだろ?
 なのでそのままどこかに一人で出かけようかと思ったのですが、実は前日から体調不良でほとんど半日寝ていました。これでサイクリングが実施だったら、僕としてはとんでもないことになっていたわけで、いやぁ~不幸中の幸いというのはこういうもんなんでしょうか。どちらにしても痛い話ではあったわけですが。
 ところで以前から気になりつつもどうしようもなかった事が一つあります。それは何かというと淀川沿いの自転車道の「輪留め」です。アレがあるばかりに淀川のサイクリングロードは大阪のサイクリストからは最低の評価しか受けていません。確かにオートバイや原付きがバリバリ騒音を立てて堤防や河川敷のサイクリングロードを走ったら近隣の住民に迷惑がかかることはよく理解できますし、それなりの対策が必要なこともよ~く理解できます。がしかし、アレはやり過ぎでは無かろうか?気持ちよく走っていると必ず現れるあの「輪留め」は全てのサイクリストの敵です。必ず一旦止まるか、極端に減速しないと通り抜けることができません。ヘタに突っ切ろうとするとクランクが支柱に激突してとんでもなく痛いことになります。夜にでも走ろうものならさらに大変なことに。これは自転車や歩行者の安全・快適な利用を図るための方法としては本末転倒なのではないかと思うのであります。
 他の自転車道の実態を見ても、あそこまで沢山の「輪留め」が設置された自転車道を僕は知りません。何故淀川の自転車道だけがああなのか、全くもって理解に苦しみます。一番いいのは河川敷の一番川よりに自転車道を設けて、そこへの入り口にだけ「輪留め」を設置して自転車道の中には「輪留め」を設けないことです。そうすれば快適な自転車道ができるでしょう。それが無理だというのであれば、あの「輪留め」を見直してもらいたいものです。皆さんはどう思われますか?

呼ばれてしまったけど・・・

2008-04-25 13:30:39 | Weblog
 自転車百哩走大王通信「らいど」というのは、まぐまぐ経由で発行されているセンチュリーランを走る会のニュースです。もちろん走る会のメンバーである僕のところにも届きます。このニュース1193号の中で、信楽フィットネスライドの開催連絡がありました。毛馬の閘門から信楽をまわる170㌔のロングライドで5月25日(日)開催予定。参加対象者は「関西に住んでいて、信楽のたぬきを見たことのない人」だそうです・・・ん?呼ばれてしまった?
 実は僕まだ信楽というところへ行ったことがありません。したがって「信楽のたぬき」を見たこともないわけで、これは参加しなくてはならないのではなかろうかと思っているのです。ところでその翌週の6月1日(日)には日本列島センチュリーランが開催されるのであります。すでにエントリーも済ませておりまして、僕にとってはセンチュリーランの原点ともいえるイベントなので、必ず毎年参加することにしています。
 そこで生じる大問題があります。果たして、一週間という間隔で二つのセンチュリーランを走れるものでしょうか?毎日トレーニングで走り込んでいる選手なら当然○(というより彼らは毎日100㌔オーバーの距離を走ってますな)。毎日10㌔以上自転車通勤している上に、週末や休日には100キロ以上走っているという方もきっと○。では、日曜日や休日にだけ、100㌔程度走っている中年男性にはどうか?これは限りなく黒に近い灰色の●ではないかなぁ。考えてみれば、これまで経験したことのないインターバルです。
 昨年場合の5月26日に郷里まで66㌔、翌27日に郷里から78㌔、6月3日に160㌔走りました。その後6月23日に100㌔、7月1日に96.1㌔、7月8日に124.6㌔走って、左の長脛靭帯を故障しました(T_T)。その記憶があるので、あまり間隔を詰めて走り込むのはまずいのではないかという恐怖感があるのですな。
 行くべきか、行かざるべきか・・・。またしばらくは悩みのタネを抱え込んで過ごすことになりそうです。

嬉しいことと残念なこと

2008-04-24 13:12:23 | Weblog
 ミスターツーナイナーこと、堂城賢選手。長身・いけ面・人当たりの良さと、三拍子揃ったMTB選手で、レースには縁遠い僕にとっては滅多にいない「お気に入り」の一人です。その彼がブログで結婚を報告してくれてまして、今度あったらぜひ「おめでとう!」と言ってあげたいなぁ~と思いつづけております。苦労人の彼が手にした幸福だもの、僕としてもぜひお祝いを言ってあげたいのであります。
 ところがその彼が、現役を引退してしまいました。今後は監督兼メカニックとしてチームを支えるのだそうです。このニュースに接して、とても残念に思ったのは僕だけではないでしょうね。彼の長身を活かした29インチのバイクの走りはとても颯爽としていて余人にはない雰囲気を持っていたように思うのです。
 これからはショップの開店に向けても準備を進めるそうですが、メカニックとしての腕前と何よりもその人柄で沢山の常連さんに恵まれるだろうことは想像に難くありません。あとはお客さんがいっぱい集まるところにお店を出すだけだね~(^^)

 一つだけ気がかりなのは、毎年参加してくれていたサイクルモードインターナショナルに今年は来てくれるだろうかということです。なにせ僕にとってサイクルモードに出かける動機の一つが堂城選手に会うことだったものですから(^^)
 で、今後の彼の活躍ですが、おそらくショップでもってゲイリーフィッシャーの29インチを奨めまくるのでありましょうね。もちろんロードはトレックなんでしょう。堂城さんこれからもがんばってね~(^^)

篠山西周回コース

2008-04-23 12:33:56 | Weblog
 今回は以前ご紹介したことのある、僕自身の大晦日恒例の郷里周回コース「篠山東周回路」の反対側に位置する「篠山西周回路」をご紹介することにします。とはいえ僕自身自転車で実走した事はなく(車ではあるけどね)、ほんとに絵にかいたルートでしかないのですが、とりあえず紹介します。「とりあえず紹介」というのにはちょっと理由がありまして、僕以外のあるライダーにここを走ってもらおうかなと考えているからなんですが、まぁそれはおいおいに(^^)

 篠山西周回路にはいくつかの特徴を盛り込みました。
 まず第一にスタート・ゴールをJR篠山口駅に設定したことです。篠山口までは大阪から丹波時快速で一時間。つまり阪神間からのアクセスが非常によく、日帰りも十分可能なロケーションにあります。
 第二に、ちょいとハードな山登りを二つばかり盛り込みました。東周回路だと「おおたわ峠」の一つだけなのですが、西周回路では「おおたわ峠」に「鼓峠」が加わって更にハード。東周回路にも藤阪峠という二つめの峠がありますが、こちらの斜度と比べるとやはり鼓峠の方が急峻です。
 第三に、観光もできるように篠山城周辺の市街地もルートに取り込んでいます。

 それではコースの説明など。まず篠山口駅で輪行を解いて頂きまして、さっそく東へと走り始めます。東吹の交差点を右折してバイパスに入ります。そのまま糯ケ坪交差点まで進み、ここを少し変則的に直進して、旧国鉄篠山線の廃線後に作られた農道を進みます。青山台ゴルフ場が見えて来たら左折北上し、T字路を右に曲がって50㍍ほど進み和田の集落へ入る道を走ると「丹波和田」のバス停があります。そこを左折して道なりに進んでいくとデカンショ節にも出てくる「佐々波神社」の前を通り、畑小学校と畑駐在所の前を抜けてJAのある十字路にでます。ここを直進してさらに北上すると、これが本郷東浜谷線でこの道がおおたわ峠を越える道となります。おおたわ峠の高さは約600㍍ですが、篠山の標高が高いので標高差は約400㍍程度です。しかしこの峠を甘く見てはいけません。最大斜度18度を越える急所が何ヶ所かある上に、平均斜度も10度を越えるかと言うくらいの道のりが続き、脚を休める箇所がありません。とにかくひたすらにあがき続けなくてはならないのがこの峠の特徴です。しかも、篠山側からの登りよりも本郷側の下りの方が落ち込みが激しく、下りの方が注意が必要です。よほどトレーニングしたい人は、おおたわ峠を本郷側から登るといいでしょう。その場合は東周回路をお薦めします。
 本郷に下るとT字路に突き当たりますのでここを左折して、西紀北小学校を過ぎて本号交差点を更に左折し、今度は県道97号線を進みます。これが鼓峠を越える道となります。鼓峠は標高350㍍程しかありませんが、短い区間で上がりきるのでかなりな斜度となっています。とくに巨大なS字状の峠道は眺めの良いことで知られており、桜の時期はわざわざここまで花見に来る人も多いところ。これからの緑の季節も美しい場所ではあります。もっとも景色を楽しむ余裕があればの話しですが・・・。
 鼓峠からは栗柄峠へと続く道もありますが、ここはおとなしく直進して宮田へと進みましょう。宮田の交差点を左折して東へ進み、産業高校の前を通り、鳳鳴高校の前の城北交差点を右折・南下して篠山市街地へと入ります。市街地の中は城下町の風情を楽しみながら疲れた体をポタリングで癒してください。小さな町ですからすぐに一回りできてしまいます。
 河原町の妻入商家群をみたら、そのまま篠山川沿いの県道77号「篠山山南線」にのり、東岡谷交差点で左折、イノシシの像が欄干にある渡瀬橋を渡って県道36号、東吹下交差点を左折して後は道なりに篠山口駅まで帰ります。
 一周49㌔程度の距離ですが、かなりハード。観光とトレーニングを兼ねて一日遊びたい人にはお薦めしたいコースです。
 (間違えていた地図を訂正しました。)