水時計(^^)
少し前にテレビが大阪駅南口に設置された「水時計」について放映していました。上から下に落ちる水を制御して、現在時刻(数字)やトンボなどの模様を表示するもので、結構話題になっているんだそうです。へぇ~(^^)
前から見かけてはいましたが、あんまり注目してなかったんですねぇ(^^) 制御方法はドットマトリクス(って言うのかな?)と同じで、水をタイミングを測って細切れに落下させる事で表示させます。まぁイメージ的には次のような感じですかね。
水水水水水 水水水水水 水水水水水 水水水水水
水 水 水 水 水 水 水
水 水 水 水 水 水 水 水
水 水 水水水水水 水水水水水 水 水
水 水 水 水 水 水 水 水
水 水 水 水 水 水 水
水水水水水 水水水水水 水水水水水 水水水水水
しかしですねぇ、僕はあんまり「大したもんだぁ」とか思わなかったのであります。理由は、途中で文字が崩れてるからです(^^) 実物を観てもらえればすぐに解るんでありますが、下に行くほど文字や絵の形が崩れてしまうであります。理由は簡単。重力加速度を制御のためのプログラムに組み込んでいないから。
地球上では1Gの重力加速度が働いています。9.8m毎秒毎秒の加速が落ちて行く水にも働いているわけです。この重力加速度については、僕ら自転車乗りは結構実感する場面がありますよねぇ。言わずと知れた「下り坂」です。仲間と一緒に峠を登って来たときに、少しだけ先に下りはじめた仲間にずいぶん距離を開けられてしまったぁ~!ってこと、無いですか? そうこの「ちょっとの差が大きな差になる」っていうのが重力加速度なんであります。
水が落ちる速度が等速運動であれば、最後まで奇麗にそろったままでしょう。ですが加速度がついているので、下に行くほど速度が速くなってしまい、フォーメーションが崩れてしまうわけです。
まぁこれを解消しようと思ったら、相当な技術が必要でしょうから、現在の技術では無理だろうし、そこまでするほどの設備でもないしねぇ(^^)
という訳で、今日は水時計とダウンヒルの関係について考えてみました。