シクロクロスで旅のレポート

ロードでもなくMTBでもなく、シクロクロスは「旅」のできる自転車です。そんなシクロで旅したレポートお届けします。

今年の夏は猛暑らしいです。熱中症から身を守ろう(^○^)/

2010-07-30 01:29:14 | Weblog
 早いもので7月ももう終わりです。週明けからは8月のカレンダーが控えているのでなんともせわしい気持ちです。ネットの予報によると、今年は猛暑のようですねぇ(x_x) 暑い時には暑くないといけませんが、暑過ぎるというのも困ったものです。先日吉野まで走った時にはかなり脱水気味になってしまいまして、あとがキツかったです。そうかと思うと、南半球では猛烈な寒さに襲われていたりして、地球は本当にどうなっちゃうんでしょう?
 
 まぁ、その問題は別のところで考えるとしまして、ここでは自転車の話しに限って猛暑の事を考えてみたいと思います。「暑いからといって走らないではいられない」、これは自転車依存症患者の典型的な症状かと思います。当然「走らない」という選択肢は初めから存在しません。なのでこの暑い中をいかに安全に走るかという、ここに論旨は集中するわけであります、お解りかな?

 猛暑の中を走るならまず「十分な補水」と「放熱の確保」の二点を考える必要があると思います。補水の重要性は皆さんよくご存じだと思うので改めて触れることはしません。ここで触れておきたいのは「放熱の確保」についてです。自転車の場合、20㌔以上の速度を出して走っていると風を感じます。実際に風が吹いているいないに関らず、人間の方が高速で移動するので風はなくとも風が吹いているのと同じ効果が発生します。これによって体表面からの水分の蒸散が加速されて、冷却効果が高まります。熱中症は体の中に熱がこもってしまうと発生しやすくなるので、自転車はそういう意味では屋内スポーツなどに比べると熱中症を防ぐための条件に恵まれてはいます。
 ただし、ここに盲点があったりします。まずこの効果は高速で移動しないと発生しません。従ってヒルクライムなどではこの効果は期待できません。もう一つは、気温が高すぎてもいけないということです。サウナの中でローラー台に乗るような事は誰もしないと思いますが、路面温度が40℃以上になるような幹線道路を走っていると、同じようなことになると思います。実際以前お盆にR2を神戸まで走った時に、補水は十分過ぎるほどしたのに熱中症になってしまったことがあります。この時の路面温度は43℃でした。つまり、どこを走るかということが猛暑の中のサイクリングには極めて深刻な問題につながりかねないということです。できれば、涼しい風の吹く川沿いの道や、木陰の多い山麓を巡る平坦な道を選ぶ事が重要かと思います。

 それと走り方ですが、とにかく暑かったら体に水をかける事。またできればアームカバーやレッグガードを身につけておくとよいと思います。素肌に水をかけても禿山と同じで水がすぐに流れ落ちてしまい蒸散による冷却効果は望めませんが、布ならば濡れた状態を保ってくれる事で比較的長時間の冷却効果が期待できるわけです。従って夏場はダブルボトルは常識と考えて欲しいと思います。

 参考になりそうなホームページを見つけましたのでのぞいてみてください。
「熱中症ホームページ」 http://www.heat.gr.jp/explain/index.html
大塚製薬の「熱中症を予防しよう」http://www.otsuka.co.jp/health/heatdisorder/

 
 昨日の定点観測です(^^) 片方の蕾が開きました。これで三つめの開花。

テクニック?マナー違反?

2010-07-29 00:59:43 | Weblog

 先日のGF吉野で見かけた光景なのですが、右折する時に後続車輌の進路を塞ぐように左側車線の真ん中あたりまで出ていって、交差点に進入するという走り方をしている人がいました。まぁ、確かにこういう走り方をすれば後ろから来る自動車に追突されることはないですよね。自動車を運転している時には僕でもごく普通にしますし、教習所でも「予めセンターよりに車線変更して・・・」って教わります。

 でもねぇ、それって自転車の走行にそのまま持ち込んじゃっていいのかなぁ(ーー;) 基本自転車は「道路の左側端を走行する」事になっているでしょ。それに狭い交差点を30㌔超のスピードで曲がりきれるかっていうと多分無理だと思う。ましてや右折信号出しながら(って事は、片手運転しながらってことだよね)タイトなコーナーを曲がりきることは出来ないですよ。ということはだ、後ろから追いついて来た自動車の運転手にしてみれば、「左前方を走っていた自転車が車道の真ん中に出て来たなって思ったら、急に減速して、しかも目の前を横切っていった」と、こんな風に見えてしまうでしょ。あわててブレーキ踏んで減速したかもしれないし、へたすっとそのまま自転車をハネちゃうかもしれない。なんにしてもドライバーの方は怖い思いをされると思うのですよ。だからこういう自転車の走り方っていうのは、テクニックとして容認されるべきではなくて、むしろマナー違反として咎められるべきなんじゃないかと思うのですが、いかがでしょう。
 公道レースをやってるわけじゃないので、公道での走行マナーはきちんと守りたいものです。

 さて、本日の定点観測です。まだしつこく続けてました(;^^) 今度は同時に蕾が二つ付いてますよ。一体いくつ咲くんでしょうねぇ。


 先日の宇野峠の下りを動画でアップしています(http://www.youtube.com/watch?v=6tr3FnQD_R4)。短いですけど(^^ゞ


吉野への道~その2

2010-07-28 02:59:06 | Weblog
 R24は和歌山の橋本方面に続く道ですが、奈良-和歌山の基幹道路らしく交通量が多いです。それもでっかいトラックなんかが走ってくれてます。まだ朝のうちなのですが(本当だよ、まだ10時過ぎだよ)、少しづつ増えて来ました。下街道と呼ばれる道をひたすらに下っていくのであります。御所市に入ると田舎らしさが際立って来ます(^^) やっぱりサイクリングはこういう道でないと!と思えないのは交通量のせいですねぇ。
 本日のルート最初の峠、「風の森峠」に差しかかりました。僕、地図でこの名前を見まして、「あ~っ、もしかすると、とんでもなく素敵な峠なんじゃないかなぁ~(^^)」って思ってしまったのですが、実際に走ってみるとそんなネーミングからくる爽やかな峠などでは全くなく、ひたすらまっすぐなアスファルトの道が伸び上がっていきまして、唐突に「風の森」というバス停が現れてそこがピーク・・・。名前負けも甚だしいじゃないか!
 で、峠らしい峠といえばその次の「宇野峠」。R24を三在交差点で左折しまして吉野に向かうとすぐに現れるこの峠、高くはないのですが距離が短い=急勾配。おまけに暑い中を走らなきゃならないので、速度を控えめにしたらば、こんなところでもう11時です。あんまり暑いので、途中で一休み。但し峠を東向きに越えているので、北側にあたる左車線には木陰が無い(^^ゞ 大きく山側の樹が枝を広げている下で一息入れます。足下をムカデが這っていきます。山の中だねぇ(^^) 
 一息入れて再び登坂、するとすぐにピークを迎えます。まぁなんだぁ、こんなもんなんだねぇ、初めての峠ってさ(^^ゞ 当然のことながら下りも急坂。スピードメーターはぐんぐんあがって行きます。メーターばかり見てるわけにもいかないのですが、あとで記録を見るとMAX60.2kmだったので、おそらくここではじき出した数字なんだと思います。下り大好き~(^○^)

 大淀の町に入るとなんかものすごく渋滞(ーー;) とにかく普通なら左側の路側帯とか通って抜けていくんですが、この町の道にはそういう気のきいたのがない。本当民家の軒先ギリギリまででっかいトラックが幅寄せしないと対面通行できないという道路状況で、当然自転車も得意技を封じられまして、渋滞に巻き込まれざるをえないのであります。当然のろのろ運転(;^^) 渋滞を抜けてやっとの思いで見つけたローソンに飛び込みます。大淀町大字新野。すごっ!ど田舎の代名詞「大字」ってついてるよぉ~。ここで11時36分。冷たい水を補給し、コーラを飲み、ガリガリ君を食べ、12時05分に出発。吉野大橋を渡りまして左折、川沿いの集落の中の道を進んで吉野神宮前駅を通過し、最初の交差点を右折すれば吉野山方面~(^○^)って思ったら、あれれ? 何だかこの橋わたったような気が・・・そう言えばさっき吉野警察の前を通ったぞ?なんで? どうやら入る道を間違えたらしいので、今来た道を引き返し、先程の交差点をもう一度右折すると、でたぁ~上り坂ぁ~。ひいこら登り始めますが、さすがに吉野の坂道です。六甲山でもなかなかお目にかかれないような急勾配のヘアピンカーブ。こんな場所は他には北摂縦走路の車作集落から東海遊歩道への登りか、有馬街道船坂峠の蓬莱峡あたりか、郷里篠山のオオタワ越えぐらいしか知りません。こうなりゃコンパクト・ローでダンシングだぁ~(;^^) なんとかこなして引き続き急坂を登っていきますが、最後の最後で壁のような坂道が・・・。ついに脚を着いてしまいました。「まぁイベントに参加してるわけじゃなし、いいよなぁ」っていう思いで気楽に着いた脚ですが、再び登ろうという意欲が湧かなくなるのね、こういうのって。やっぱり峠の途中で脚を着いちゃだめですね。ちょっと反省(^^)
 実のところそこから150㍍程で吉野観光駐車場だったのですなぁ。 ようやく着いたGF吉野の会場。でもやっぱりそこも暑かったのでありました。

吉野への道~その1

2010-07-27 22:57:42 | Weblog
 本日のお話しは7月24日(土)に遡ります。GF吉野に参加するためには前日の午後5時までに吉野観光駐車場という所に行かなくてはなりません。で、折角のお休みだしぃ、今月は全然走れてないしぃ、あと走る日もないしぃ・・・。ということで、吉野までは自走決定~(^○^)
 とは言え、暑いです。はっきり言って一番暑い盛の14時~16時の間に吉野の坂道を登るのは自殺行為(ーー;) あ、でも参加者はそれくらいに帰ってくるんだよね。どんだけマゾやね~ん!! それはさておき。どっちかというと怠け性&Sっ気の側の人間としてはですね、もっと涼しいうちにこの激坂を登りたい。いや坂に登りたいわけじゃなく、涼しいうちにこの難行をこなしたいわけです。そこで74㌔ばかりの道のり。平均時速が20㌔としても約4時間。朝7時に家を出れば11時には着けるじゃないかと粗算をしまして家を出ました。本日のお供は未だ試走すら出来ていないCAAD8rep.であります(^○^)/

 あ、改めてご紹介(^^) CAAD8はフレームをCAAD9に交換しまして修理しましたので、「修理されたCAAD8」という意味で、CAAD8リペアード、CAAD8rep.と呼ぶ事にしました。以後よろしくm(__)m

 で、まぁそういう計算で、予定より10分遅れで家を出まして大阪の街の中を走りぬけて参ります。しかしですよ、「私の記憶が正しければぁ、夏の朝というものは清々しいものである」筈なのですが、なんでしょこの暑さ! 家を出たばかりのところのR2の道路標示では気温31℃になってるじゃないのさ!

 もはやここで私の見込みは外れたわけです。27℃ぐらいかなぁ~って思ってたわけですが、考えてみれば天神祭りだもんねぇ(ーー;) もっと朝早くでるべきだったねぇ(x_x) とりあえずプリントアウトした地図を頼りに初めての道をひた走るぅ~。 京橋をでて、R2を東へすすみ、鶴見3で南下開始。北巽駅前を左折して東進、寿町1を右折、そのまま太子堂交差点でR25に乗って八尾・柏原と進みます。国豊橋北詰まで約80分。
 少し迂回路を使いつつ、王子町まで進みます。ここで本日最初の休憩。9時ちょうどにファミマに到着。しかしここまでの道は面白くも何ともない街中の道。見えるものといえば車と民家ばかりですよ。何人かのサイクリストとすれ違いましたけどね。

 王子町の本町1交差点から再び南下、香芝市の下田交差点まで進んで左折東進、大和高田の神楽交差点で右折南下します。このあたりまでくると田舎の気配がして来ます。西三倉堂のローソンで二回目の休憩は9時50分。水を補給します。夏場は「燃費」が悪いですねぇ。もう750mlのボトルが空です。もちろん500mlのほうも空に近いです。


GFイン吉野参加記(^^)

2010-07-26 17:18:49 | Weblog
 山岳グランフォンドイン吉野2010に参加してきました。毎回くどいようですが、「参走」ではなく「参加」です。あ~んな険しいコースを走ろうなんて、僕の脚的には考えられませんもん(^^; 「センチュリーランを走る会」(大王関西)の親方のお声掛りとあっては無碍に断れないしねぇ。ま、せめて自分の走らないイベントくらいはお手伝いしても罰はあたらんかぁ、と軽い気持ちで参加させてもらったわけですが、甘い!甘かったよぉ~(TT)

今回は立哨と給水サービス&関所番だったのですが、これは暑さとの真っ向勝負でありました。参加された皆さんもこの暑さには相当苦しめられたのではないかと思いますが(って言うか、苦しんでたよねぇ・・・見てりゃ判るわ)、日陰すらない道路脇での立哨って言う仕事も結構きついです。あ、「立哨」っていうのは要するに参加者の安全確保の目的で要所要所に立ってる人のことです。大きなイベントに参加された事のある方ならご存知かと。単に道間違えないようにってことなら看板や矢印でも済むんだけど、特に「信号機が無い」「見通しが良くない」「車なんか通らなさそうで実は結構走ってる」という三拍子揃った右折ポイントには、必ずこういうスタッフを配置するんですねぇ。僕が配置された場所は、優先道路がカーブしているピークが交差点になっているという「ヤバイ所」でした。出雲路CRに参走しているとあちこちにたってもらっているのですが、これまでは「道案内の人」ぐらいにしか思ってなかったのでちょっと反省(^^;

 だから、立哨の人の指示には従ってくださいねぇ。止まれって言われているのに止まらないと事故っちゃうよ(^^) 今回も後続自動車がいたので止まれって言っているのを無視して右折しようとした人がいて、危うく事故になるとこでした。後続車両が止まってくれたから良かったけどね。あと前から来る車がいたから止まれって言っているのに、気づかずに右折しようとした人がいて、こちらも車が減速してくれたので事なきを得ました。飛び出した人は「ごめんなさい」って言ってたけど、僕に謝られてもなぁ(^^) 命あっての遊びですから、ね。

 それはともかく、暑いんですよ、本当に。日陰に入るわけにも行かないし、参加者の皆さんが全員通過されるまで、ただひたすらに立ち続けるわけ。うっかりグローブしていかなかったら、手の甲が真っ赤っかになっちゃいました。まだ僕のところは午前中の早い時間だったので、スタートから集団があんまりばらけて無くて短く済んだ方だけど(といっても、朝は4時おき、配置は7時、任務終了は10時)、後半のコースに立哨に入った人は悲惨だったと思うですよ。

 で、立哨が済んだら、次はエイドステーションの給水サービス兼関所番。スーパーロングコースとロングコースウエストの皆さんが走るルート上の最後のASです。
 ここでのお仕事は、参加者に冷たい氷水(気持ちだけ)を給水してあげるのと、16時30分の時点で関門閉鎖をして、遅れてきた人を回収するという非常のライセンスを与えられての二重人格的任務(^^)
 時間までに辿りついた人には猛暑の中、と~っても親切なおじさんなんだけど、時間切れになっちゃった人には「鬼~っ!」って思われちゃうかも。ここは流石にコース最後のASだけあって、かなりばらけてます。最初に通過したのはロングウエストの参加者で14時10分。二人目が7分遅れで通過。当初の予想ではトップ通過は13時って予想だったので、皆さんかなり暑さにやられた模様です。もっとも配置されたスタッフも11時30分配備で最終17時30分までだったので、こちらもかなり暑さにやられてしまいました。参加者の皆さんに冷たい水を汲んであげようって思ってそろそろ到着かなぁ~という時刻に氷柱を投入。が、予測が外れて最初の方がこられたときにはぬるくなってしまいました。メンバーの一人が氷の買出しに行っては戻りという状態。
 それでも参加者の皆さんが喜んでくださると嬉しいし、楽しい。特に「被り水」って言って、首筋から頭・背中と水をかけてあげると「生き返ったぁ~」って喜んでもらえます。ASから出発されるときには「気をつけて、がんばって~!」って送り出す。みんな無事にフィニッシュできるといいなぁ(^^)
 水汲み桶を日陰に移動させたり、被り水を補充したり、バナナ切ったりしているうちに風が出てきて雷が・・・。ASには降りませんでしたが、コース途中ではかなり激しく降ったらしいです。まぁ200㌔もあるんだから、天気だっていろいろあるわな。そしてようやく16時30分の関門閉鎖。僕的には任務終了時刻なので嬉しいんだけど、この時間を過ぎてここに到着する人には悔しい限りだと思います。「行かせてくれぇ~、武士の情けじゃ!!」とか言われた日にはどうしようかと悩んでましたが、皆さん大人で助かりました。ここの関門閉鎖に捕らわれた人は10人近く。回収車を待つ間に「私たちは何故ゴールに辿りつけなかったのか」みたいな反省会をされておりました。やっぱりサイクリストは前向きですねぇ(^^)
 
 そんなこんなで僕のGF吉野は終わりました。「吉野の熱い夏」ってコピーが実感となった一日でした。自転車乗りとしての僕は参走すら躊躇う厳しいイベントですが、ボランティアスタッフとして少しは皆さんのお役に立てたかなぁ(^^;
 僕自身も楽しい思い出をもらいました。参加者の皆さん、来年もぜひこのイベントでお会いしましょう(^O^)/