シクロクロスで旅のレポート

ロードでもなくMTBでもなく、シクロクロスは「旅」のできる自転車です。そんなシクロで旅したレポートお届けします。

風景を見ながら

2007-12-07 13:23:49 | Weblog
 サイクリングしていて、思わず見とれてしまう風景に出会う事があります。初めて走る道や初めて訪れる街なら尚更ですが、いつも走り慣れているコースでも季節の移り変わりの中で「ほう!」と感じる風景にであったり。スピードだのケイデンスだのを気にしてサイコンばかり見ていることが多くなって来て、最近は感じる機会が少なくなって来たような気もしますが、それでも自転車に乗っているとそういう風景に出会うものです。

 先日走ったSLDもどきの須磨行でも、尼崎の海側で河口に鴨が浮いているのを見かけました。冬になるとやってくる渡り鳥ですが、流れの穏やかな川面に集団で仲良く浮かんでいるのを見ると、何だか思わず微笑んでしまうのであります。SLDって、本当はトレーニングなので道草しちゃいけないのかもしれませんが、性分なんですよね、ついカメラを向けてしまいます。北野の異人館街でも結婚式の披露パーティーを見かけました。新郎新婦が庭園にならんでいたらカメラを向けてたかもしれませんね。そして折り返し点の須磨離宮公園植物園。ここは本当に紅葉が綺麗でした。帰りにトイレ休憩した新神戸ロープウェイ駅近くの公園からみた布引の山の紅葉も見ごたえがありましたよ。
 でもなんといっても今年一番印象に残った風景は出雲路ワンデイラン前日に見た宍道湖の夕暮れの風景でしょう。ペダルを回す脚が、本当に自然にぴたりと止まってしまいました。あの光景は出雲路の心象としてこれからも残りつづけると思います。

 自転車に乗っているかぎりこういう風景との出会いを次々に経験していくことができるのだと思うと、早く次の旅に出かけたいものだという気持ちが沸き上がってくるのであります。そんな訳で、次の日曜日は奈良・飛鳥路を走ってみようと思います。初冬の飛鳥路、どんな風景が待っていてくれるのでしょうか。今から楽しみであります。