紙屋さんブログ

土佐の自然を愛する親父です。

鮎が捕れない

2012年08月21日 16時52分17秒 | 日記
高知県では此の7月8月と雨が続く日が多いです。例年なら,早明浦ダムの渇水のニュースが出るのですが一回もありません。四万十川上流や,新庄川の鮎が手に入りません。今朝も,老人クラブの集会での友達の川魚漁師に聞きましたが、水かさが減らないのと,濁り水で川漁が出来ないそうです。私の家では,台所裏の畑に料理した、キュウリやカボチャの皮や種を放っていますが,芽がでてツルになっている程に湿り気が続くのです。此の苗は、百姓達がこれを「オドロ生え」と云って嫌います。「最近の種」は,病気に強く美味しくなるように「品種改良」が進んだ物ばかりのため、オドロ生えを2、3回続けて作ると,種が「先祖返り」し、弱くって、取れた実はコクが無くなくて不味いからです。
 洋紙代理店会の表で,最近の東京と.大阪の販売量シェアーを見てみるとその市場での特徴が出ています。即ち,上質コート紙では全国代理店会の販売量対比,東京都は62、8%。大阪は13、5%。「軽量コート紙」の東京は52、6%,大阪は24%。微塗工紙の東京は60%,大阪は17、8%です。因に,官公庁需要や出版需要の多い「上質紙」は東京75、5%、大阪16、5%です。以前、大阪の紙需要が全国比2割、東京6割の量だとされていましたが、東京本社一括化などもあり、若干大阪の地盤沈下が見えます。写真は,葉山の我が家の庭の上空,夕方の大阪伊丹~九州・沖縄便の飛行機です。

もう一つの魚の話

2012年08月20日 17時24分33秒 | 日記
土佐に帰ってですが食べれない魚があります。その一つが「祭り鱧」,7月から関西では鱧のシーズンです。鱧料理は内陸盆地の「京都」の「つの字ハモ」(生きたまま丸篭に入れて京都にまで運べた魚)ですが、大阪では,泉佐野・岸和田辺り,近くでは小豆島が鱧のメッカです。鱧の料理で難しいのが「骨切り」・・・昔,小豆島で鱧の骨切りが出来ない娘は「お嫁」に行けないとさえ云われたものです。もう一つは「ふぐ」で,土佐にはふぐの専門料理店がありません。(大阪のキチガイの象徴・最高の接待は、夏は鱧,冬はふぐなんです。五年程前、南国市の同級生の夫婦と二組で下関の日清講和条約締結の宿「春帆楼」26畳の大納言の部屋,20畳の千草の部屋で泊まり、ふぐのフルコースを食べたが・・・思い出に残る圧巻でした)
 日本でも珍重されるのが中国料理の「フカヒレ」ですが、フカの「ひれ」だけを取って魚体は不要!全て海に廃棄。このほど,中国政府が官僚の接待料理からフカヒレ食事を止めるらしいです。原因はフカの乱獲で、「フカヒレ」のために殺されるサメは年間約7000万匹。北西・中部大西洋でヨゴレザメの個体数は50年代以降、「85%が減少」。シュモクザメは過去25年間、北西大西洋で「83%減」、東太平洋と南西インド洋では70%が減少したと云います。写真は来年の種用に残した畑のキシ豆の花です。

土佐湾での魚でも・・・・

2012年08月19日 17時31分07秒 | 日記
高くても良いのに、美味しい鰹が手に入らない?カツオの卸値は前年比2倍に上昇しているそうです。乱獲枯渇のしわ寄せですね。シラスも前年比2倍に上がりました。それなのに、築地魚市場の13年3月期は純損益26億円の一転赤字。水産物卸売業においては、取扱数量の減少、単価下落により、売上高は約一割減少、195億81百万円(前年同期は 214億89百万円)となりました。 おかしいでしょう?・・・どうも,購買金額の多い客先からの低価格要請の影響があるらしいし、漁港が直取引をしだしたりもしているのです。外食チェーンも、弱電の量販店も仕入れ揺さぶりは同じやり方ですが、それらを無視出来る販売力・体力がないのですね。
 マグロも問題みたいです。日本の流通に対し、捕り放題の韓国からのマグロ輸入制限の要請をします。2012年の韓国産クロマグロの輸入量は7月19日時点で「累計1341トン」と大きいのです。国内では「養殖用の未成魚」の漁獲が多いので、2013年から国内漁場の新規開設や、いけすの規模拡大も制限します。
 毎日必ず刺身を食べていますが、朝漁に出て,昼迄に帰る地元の漁師の居る須崎市でも良い魚が買えず、納得のゆかない日は,土佐久礼港に迄足を伸ばす日もあります。最後の、最後は、鯵も飽きたし「塩鯖」に成ります。でも、塩鯖も、ノルエー産が8割だそうですから漁港の町でもうっかり買えませんです。
写真は、2日間天日干しした「キシ豆茶」です。茶の香りは一級品・・・「焙じる」(焙煎)と最高です。アロマ風に「お茶の香りを楽しむなら」ぜひ、焙じたキシマ豆茶にして下さい。日本茶が良い方は、日本茶を入れる時に,最後に少し混ぜてもらえればいいのです。本日のジム、66.7キロ、127の68。

企業買収じゃーないけど

2012年08月18日 16時33分37秒 | 日記
 円高との関係はないですが,製紙工場の場合、新工業団地・新工場も良いけど倒産した工場を買い取ると「取水権」「排水権」「地元住民の了解」「電気設備」「地元従業員」「土地・建て屋・税金」等が有利に、しかも安価に取得出来ます。建家改築と新鋭抄紙機や加工機の導入で手っ取り早く事業が始められるのです。高知県でもいの町や,土佐市で数例あります。倒産すると、債権者に対して残った全資産の現金化を進め、その配分をするのですが,結構急いでくるのですから、処分金額は安くなるのです。
 身じかな話だと、自宅用地購入がそうです・・・「買う」と云う事は「売れる」と云う事が「前提」でなければ成りません。売れない,買い手の付かない土地や家屋の評価は「0」円です。価値がないのです。「相続」でもそうです。大坂・箕面のお世話になった会社の先代方の古い住宅もそうでした。お参りに行っても、未亡人が100坪の土地で一人住まいなんですが、年2回の庭木の手入れや、家屋の維持費・補修に年間60万円程掛かっています。それにプラス固定資産税・・・近い将来には「解体」して建て直さないといけない大きな家屋、「奥に長い」「長方形」で、短い辺の「面する道」は一方通行の一車線、お子さんが二人居られますが,二人とも,大阪市内でマンション住まい、此の遺産誰も相続したがらないのです。葉山でも,平屋が併設で二階建て6部屋の大きな住宅に未亡人が一人住まい・・・。困った、困ったの独り言、都会に居る孫も「おバーちゃんこれは要らん」・・・と、断られているらしい。(山奥では、売ろうにも買い手がない・・・将来は解体の運命)今日は、上の畑に2回目の除草剤散布です。写真は,総檜造り、建てて間もないのですが、昨年度廃校になった「白石小学校」です。水洗便所も,給食制作の台所設備も完備しています。先が見えなかったのでしょうか・・・もったいないです。

海外市場で,企業買収だとか

2012年08月17日 17時04分13秒 | 日記
 日銀の資金循環統計では、昨年末時点の民間企業の手元資金を示す「現金・預金」は「204兆円」もあるそうです。年ベースで初めて200兆円を突破しています。「円高」で「ドル換算」だと10年前から倍増なんです。23年度の日本企業が外国企業に対して行ったM&Aは前年度比2倍超の「7兆3264億円」で、20年度(7兆2128億円)を上回り過去最高。件数も前年度比1・2倍の「474件」で、過去最高だった17年度(433件)を上回っています。今日の日経は円が78円から79円半ばに成ったらしく,それだけで株価が9、100円台に上がっています。円が85円にも成れば・・・どうなるでしょうか?は、これは、夢のまた夢、海外市場が悪過ぎますから実現不可能。
 野村証券の角田部長は、此の現象・・・「自前で進出するより、投資額が増えても、「工場」や「販路」、「人材」が一挙にそろう買収で、海外進出を急ぐ企業が増えている」「M&Aを支えるのが、企業の潤沢な資金だ。」と、云っています。国内市場は少子高齢化とデフレが続き、「稼げる市場」としての魅力は無くなりつつあるのです。
 でも、流石日本企業です。レアアースで痛い目にあった日本の企業は「レアアース抜き」の開発を進め、次々と成功を納めています。モーターでは、三菱電器が車両用モーターでレアアースを使わないし、日本電産は電気自動車用モーター、HOYAはハードデイスク用モーターで、日立は産業用機械のモーターで2014年に,東芝は2013年3月車両用モーターを発売するとの情報。大した物です。
 昨日から晴天が続きます。私は、キシマメ茶の収穫を始めました。朝から12時半迄、茶摘みと同じく手でしごいて葉っぱだけを取り,むしろの上で手揉み」するのです。結構、ハードな作業でした。畑のゴーヤは成りすぎて,成りすぎて弱っています。餅キビは、そろそろ収穫の時期に成ってきました。