紙屋さんブログ

土佐の自然を愛する親父です。

倒れるはずが無いのに

2012年05月26日 17時51分41秒 | 日記
業績は全然傷んでいないのに、倒産してしまいます。その例の一つ、ある「水産加工会社」ですが、「冷凍食品」だと輸入物主体なんで、此の円高では着実に儲かっているはずなんです。ところが、止せば良いのに、事業拡張の設備投資に「運転資金が固定」してしまい、動かなくなり、しまいには金繰り難で「為替デジバテイブ」の「為替予約取引」博打を打ち、それで儲けて逃れようとし、ここは、素人の悲しさ「為替・逆損失」が増え、倒産した会社がでました。もう一つの水産加工会社は、「取引大口先の会長」が加工会社の会長を「併職」していたため,その大口の取引先の倒産で、大きな被害を受け、自らの資金繰りが行き詰まって倒産した例です。これは、売り買いの会社を「兼務していた会長」の明らかな倒産予備会社への取り込み融通、「犯罪行為」がありました。この二つとも、本体の社長が、身の丈の経営に徹して居れば、利益も上がって、赤字で倒産するはずも無い会社ですが、・・・倒産してしまうのです。もう一つのたとえ話、「株取引」損害を出し、それを隠蔽し「粉飾決算」を続けていた会社・「オリンパス」と云うカメラの会社は自己資本比率は30%を切ってしまい、「11%」と云う「倒産もどき」の経営です。が、真面目な会社の此の業界の「キャノン」は、自己資本比率68、8%と優秀。「ニコン」も50、3%と優秀なんです。株式会社は、「公器」であって、「社長」自らが経営者責任を取れば良いだけの話を、「社会的責任」をばごまかしてしまう「夜逃げの悪人社長」に変身してしまうのではたまりませんね。責任逃れの悪人どもが役員をすれば、その会社は、倒産するしか無いのです。今日は、餅キビ(トウモロコシ)の苗を植えに行きました。昼からは、任意団体の総会が二つもあります。決算期ですね。

自分がギリシャ国民ならどうする

2012年05月25日 17時59分16秒 | 日記
ギリシャの貯蓄「解約」の行方のトップは「ユーロ」での「タンス預金」だそうです。「預ける先が総じて危ない」のですから、万が一、ギリシャがユーロから脱退して、「独自の通貨」を発行すればそくざに超インフレの影響で、「一万円」は、5000円になるかもしれないのです。「ユーロ」だったらお隣さんの国で、対等な価値を保証してくれるのですから、ゴールドよりも安全だと云う事でしょうね。さて日本ですが、国債発行高で見ると、959兆円と云うとんでもない借金国。しかし、此の国債を持つ国の国民の資産は「1,480億円」日本の対外資産は253兆円も有ります。・・・やはり、日本の円は世界中で一番安全だと云うも事でしょう。今日は、検診の日で高知市迄朝6時半に出発。成人病検診プラス,オプション・腹部エコー検査で、18,150円でした。高知県の公立ですから設備も検査機械も最新鋭でした。見舞いに行き帰って来たのが17時ですので、本日はジムなしのお風呂だけでした。

此処でもワースト1の高知県

2012年05月24日 20時10分50秒 | 日記
 建設業許可業者は1年で1万5167業者減った。国土交通省が今年3月末現在の建設業許可業者数は48万3639業者で、前年同月比で3%の減少。1年間に新規業者は1万6034業者あったが、廃業などの業者が3万1201業者と廃業が新規業者を上回った。22年度、23年度の2年間では新規業者3万4498業者に対し、廃業などの業者は6万4055業者と「3万件近い減少」になっている。都道府県別でみると「東京都」が4万4896業者と全体の9.3%、次いで、「大阪府」の3万7363業者、「神奈川県」の2万7484業者が続いた。全国で最も建設業者が少ないのは「高知県」で「3103業者」だった。ジムでの会話「日雇いかや?」答え・・・いや、「受けや」大工仕事の仲間の話です・・・地元に仕事が無くても震災復興の雇い仕事はいくらでもあるそうです。でも、一週間に一回は家族の元で生活したいので、雇いで関東には行きたくないらしい。この彼は、一工事全般の「受け取り仕事」で受註、こちらから工事人を連れて行っての仕事を引き受けたのです。震災復興で人手が足りないと、云っていました。東北の民家は「10トン車が何台も屋根の上に乗ったような重圧」に耐えられる木組みの家。反して、高知県の民家は、「豪雨対策で、雨が下から降ってくるような、家の横に、横殴りの雨を防ぐ」家を建てないといけないのですが・・・どうなる事やら。写真は、庭のタチアオイです。本日のジム、66、2キロ142の76。帰宅後131の71。

川下の機械が進歩すると、お手上げ

2012年05月23日 17時52分40秒 | 日記
 帝国データーバンクの情報では、1935年創業・製版会社(株)サカミプロセス社(資本金2,000万円、大阪市東成区深江北1-6-20、代表 坂見謙輔氏、従業員15名)は、5月18日に事業を停止し、自己破産申請の準備に入ったようです。チラシや見本帳、カタログなどの製版を中心に、関西の中堅印刷業者を主要顧客として1990年10月期には年収入高約12億7,500万円を計上していが、2010年10月期の年収入高は約1億3,000万円までダウン。この間2006年10月5期連続で最終赤字となっていたなか、年商を大きく上回る金融債務を有し厳しい資金繰りを余儀なくされ、その後も状況は改善せず、関係会社である(株)東京サカミ(資本金1,000万円、東京都中央区日本橋箱崎町37-4、同代表)も、同日に事業を停止し、自己破産申請の準備に入り負債4億円です。製版工程のデジタル化、印刷のオンデマンド等に寄るユーザーの内製化が進み、従来の写真製版自体の需要が大きく減少。デジタル製版等の対応を図ったが駄目でした。昔、私達営業が、「高度な色再現印刷物」を受注した際等、校正刷りで2校、3校・・・とか補色一回・2回とか、とことん現物の色に合わせる「商品施行例写真」カタログとか、「原版見本に忠実に合うような」仕事をしたものです。当時はサカミの営業が「版下を抱えて何回も」走り回っていましたが・・・その経費を節約するシステムが「メデイアによる色校正」なんです。最終ユーザーが「メデイア製版での色校正画面」で、オッケーするもんですから、「多少色再現性が落ちても」文句が無くなってしまったのです。これで、いい加減需要が減ったのに、最終ユーザーの経費削減策の為に完全にお手上げとなっていたのです。写真は、庭のレモンの花です。

紙商の再編成

2012年05月22日 16時27分25秒 | 日記
あの大同洋紙店が再々合併します。大正13年創業(1924年)の大同洋紙店は、私の30歳代の商売仲間でした・・、いや、兄弟会社的存在でした。戦後、博進社を買収、王子通商・大成紙業・日亜商会・服部紙商事・柏井紙業を次々に合併して、従業員651名、年商2,940億円の会社でした。此処で、10月一日に住商紙パルプと合併します。住商紙は、住友商事100%、従業員103名、売上げ611億円の板紙(レンゴー)に強い紙商です。存続会社は「国際紙パルプ(KPP)」で総売上3550億円の紙の代理店になります。結果、国際紙パルプの洋紙部門売上げは64、4%から、54、5%になり、板紙の部門は16%から、18、7%に変わります。KPP筆頭株主王子製紙19、7%に、住友商事100%の会社が合併しますから、新しい合併会社の事業計画は紙販売だけでなく、古紙原料事業等を取り入れ、住商参加で海外にも進出する、国内・洋紙販売主力会社からの脱出・・・と、なりそうです。・・・でも、合併は良いですが、困るのが「大阪府紙商組合」です。次々に名簿から会社名が消えて行きます。紙商健康保険組合も、厚生年金基金にとっても重問題です。今や、大阪だけでなく近畿圏から、遠くは、中国・四国の紙商を組合員に勧誘しないと行けなくなっています。此の分野も、「事業範囲を広めた吸収」合併が必要なんです。写真は、畑の春菊のはなです。食べれる春菊は、春に種まきした苗が8センチくらいで、別に育っています。