紙屋さんブログ

土佐の自然を愛する親父です。

複利計算で行くと・・・

2012年05月17日 18時47分52秒 | 日記
今年第一四半期のDGPが4、1%だったそうです。結構な事ですのに此の数字に、誰も(市場)が反応しません。我らでも、アーアーそうだったのか・・・くらいで胸は踊りません。それは、20年前の事、1991年の日本のDGPが469兆円。昨年は「468兆円」だったと云う事に原因が有りそうです。つまり、日本国は20年経っても「成長していない」のです。DGPが僅か年間に1%くらいの成長率だったとしても、10年も,20年も経てば倍以上の900兆円以上のはずです。因みに、先進国アメリカでは、此の20年で、2、5倍、オーストラリアでは、3、3倍以上にもなっているのですから、工業資源・作物資源の無い日本では、輸出産業で栄えるしか手が無いのです。しかるに、此の「超円高」。世界中の「博打資金」は・・・原油や、金で稼ぐに稼いで、その稼いだ金を何処に隠しておこうか思案し、どうも、日本円や、スイスフラン、ブラジルレアルなどの口座に儲けた資金を退避さす事にしたようです。2000円迄行くかと思われた、一番安全な「金」でも、1550円台に下がってしまいました。1600円台~1700円台だと、もうこれ以上は旨味は無いと判断されたのでしょう。韓国のウオンは高かった頃から、今のウオン安で13分の一。つまり,間違っているけど、解りやすく平たく例えれば、「韓国で一人の金融を、日本では13人でやっている?」勝てるはずも無し!です。ギリシャも観光資源のみの国、もし、ユーロが使えずに「独前通貨」発行になれば、通貨は信用をえられず、ウオン並の安値・・・超インフレ、現金の価値は半分以下のはずです。困るのは、ギリシャ国民です。今のうちに「預金は解約」よその国に預け直す動きが出ていますね。写真は、うづき(四月/卯月)です。