紙屋さんブログ

土佐の自然を愛する親父です。

紙商の再編成

2012年05月22日 16時27分25秒 | 日記
あの大同洋紙店が再々合併します。大正13年創業(1924年)の大同洋紙店は、私の30歳代の商売仲間でした・・、いや、兄弟会社的存在でした。戦後、博進社を買収、王子通商・大成紙業・日亜商会・服部紙商事・柏井紙業を次々に合併して、従業員651名、年商2,940億円の会社でした。此処で、10月一日に住商紙パルプと合併します。住商紙は、住友商事100%、従業員103名、売上げ611億円の板紙(レンゴー)に強い紙商です。存続会社は「国際紙パルプ(KPP)」で総売上3550億円の紙の代理店になります。結果、国際紙パルプの洋紙部門売上げは64、4%から、54、5%になり、板紙の部門は16%から、18、7%に変わります。KPP筆頭株主王子製紙19、7%に、住友商事100%の会社が合併しますから、新しい合併会社の事業計画は紙販売だけでなく、古紙原料事業等を取り入れ、住商参加で海外にも進出する、国内・洋紙販売主力会社からの脱出・・・と、なりそうです。・・・でも、合併は良いですが、困るのが「大阪府紙商組合」です。次々に名簿から会社名が消えて行きます。紙商健康保険組合も、厚生年金基金にとっても重問題です。今や、大阪だけでなく近畿圏から、遠くは、中国・四国の紙商を組合員に勧誘しないと行けなくなっています。此の分野も、「事業範囲を広めた吸収」合併が必要なんです。写真は、畑の春菊のはなです。食べれる春菊は、春に種まきした苗が8センチくらいで、別に育っています。