てつまろの気儘な日常

日常生活での出来事や趣味のことなど気儘に書いております。
09年に開設、22年6月にこちらへ引っ越しました。

2020年夏の旅-4-

2020-09-12 09:48:00 | 旅行記
ポッポ広場前の駐車場まで降りると、老若男女が集まっていました。
飛び入り参加ですが、一応参加名簿に名前を記します。

スタッフから頂いた資料がこちら。

古の鉱山町の概略図です。

どうやら、昨年が尾小屋鉄道開業100年だったので、それを契機に、かつての尾小屋鉱山町を再発見しようということになったよう。
明治中期に作られた、唯一無二のカラミ煉瓦構造物をPRしようということのようです。
藪に覆われた街跡が発掘されていました。

館長さんの案内でかつてのメインストリートを歩きます。
といっても、両側はカラミ煉瓦の基礎だけが残る空き地ばかり。

尾小屋川への斜面の土留め


商店の地下倉庫跡


こちらは矩形のカラミ煉瓦で組んだ蔵。屋根は近年の大雪で抜けてしまったそう。

先の大戦中も稼働していた鉱山ですから、当然こんな施設もあります。

防空壕跡。

かつて650軒もの建物があったそうですが、残る民家は数件。
高齢の参加者からは、「ここは〇〇さんとこやったねぇ。」との声が聞こえてきます。
幼少期をこの街で過ごした方でしょうか。

更に進んでいくと、郷谷川に突き当りました。
正面に通行禁止となった階段橋、右手に鉱山事務所の基礎が見えます。


城壁のような鉱山事務所の基礎


朽ちつつある鉱山橋。コンクリート橋としては県内屈指の古さらしい。
かつては多くの鉱夫がここを通りました。

あらかた説明が終わるころ、ポツポツと雨粒が落ちてきました。
急ぎ足でポッポ汽車の展示館へ戻ります。
アンケートに回答していると、いきなりキハのエンジンが起動しました。

なんと、保存会の方々の協力で、キハに乗車できるとのこと。
ほんの僅かな距離ですが、一往復は乗車して、

2往復目は外で撮影しました。

尾小屋鉱山資料館についての情報はこちら↓
https://www.city.komatsu.lg.jp/soshiki/ogoya/index.html