スパイス王国

　八坂通りの北のほうにあった「ＳＯＬＥ」というお店。たまたま前を通りかかったら、いつのまにやらつぶれていました。イタリア料理系も、松山では過当競争気味のようですね。比較的最近開店したばかりだと思うのですが、結局いかずじまいでした。こういう場合、「早く行っておけばよかった」と思うべきなのでしょうか、それとも「あっさりつぶれるような店に行かなくてよかった」と思うべきなのでしょうか。



　この八坂通りの北のほうは、ラーメン店もけっこうつぶれたし、立地条件がよくないんじゃないかな。街なかからは離れているし、かといって郊外店のように駐車場は設置されていないし。まあ、自分が飲食店を経営するわけじゃないから、そんなことはどうでもいいのですが。



　で、旧「ＳＯＬＥ」のお隣にある「スパイス王国」も悪戦苦闘しているようです。大街道の銀天街側の入り口にあった「スパイス王国」も閉店しているし。「半額」とか「味・メニューかわりました」の貼り紙が店外にでかでかと。



　家訓にしたがって「本日のセール」のキーマカレーを頼みました。カレー単品が半額ということです。辛いカレーだけを食べるわけにはいかないので、ナンのセットを注文しました。どういう計算になっているのかわかりませんが、お会計のとき７００円支払いました。さほどおトクという金額でもないんではないかなあ。



　キーマカレーって、「スパイス王国」で食べるのは初めてでした。洋食屋で出てくるような水分をとばしたものを想像していたので、ちょっと面食らいました。具がひき肉のカレーということですか。ナンは、バターの甘味があっておいしいです。



　カレーの方ですが、「味がかわりました」とのことです。そういわれると以前と比べて、味のふくらみというか、重層性というものがなくなって、単純な味になっているような気がします。って、それじゃ悪い方へかわっているじゃないか…。どうなることやら「スパイス王国」。