天皇陛下の靖国神社御親拝を希望する会会長

日本人の歴史認識は間違っています。皇紀2675年こんなに続いた国は世界の何処を探しても日本しかありません。

小林保守のり(ヨシリン)について分析する

2016-02-05 18:15:40 | 時事




保守とは日本の伝統を保守する考え方であるが
その保守の中でわしこそ保守だと豪語する漫画家、評論家がいる。言わずと知れた小林よしのり氏だ。

彼が安倍談話の出される直前に外国人記者クラブで会見をおこなった。そこで彼は「わしが多くの日本人を覚醒させて、本当の独立国というものを築く」とまで言い放ったが、彼が保守なのだろうか、どんなことを考えているのかが気になったので纏めてみた。


まず最初に彼は保守には二つに分類できると下のように述べた。

『わしは保守というのは基本的には日本のアイデンティティを保守しないといけないという風に思っています。だから基本的に憲法を改正して、日本の自衛隊は軍隊にするべきだと思っています。ところが、日本の保守派と言われている人はほとんどすべて、アメリカに付いて行くということを保守しているわけです。』


彼のいうように保守は大きく二つに分かれそれぞれが細分化していく。アメリカの湾岸戦争の反対で反米保守は西部邁と二人だけと誇らしげに語ったが、おそらく日本人の保守は対米従属型でありながらも現実主義的リアリストが多いと感じる。


『アメリカの戦争犯罪もきちんと裁かなければいけない。原爆とかね。当然、日本の悪も裁いていいんですよ。』

漫画家で評論家の立場だから言えることであって今現在政治家でこれを言えば首が飛ぶ。
要するに威勢のいい事を言って安倍首相はアメポチであると同じ保守目線から批判しているのだ。

それは次の言葉をみれば明白となる。

『わしは憲法9条を守れということは言いません。ただ、立憲主義は守らなければならない。立憲主義というのは、国民が権力を縛るためのものです。
戦前、日本では軍部が暴走しました。軍部という権力を抑える規律が明治憲法の中になかった。戦後の日本国憲法は、アメリカから押し付けられたものであるにせよ、シビリアン・コントロールがあります。そのシビリアンの方が暴走すれば、これはどうにもなりません。』
『さてここで、立憲主義と中国の脅威、この二つを天秤にかけたときに、今現在、この憲法の解釈を変えて立憲主義を崩壊させなければいけないほど、中国の脅威は迫っているのでしょうか?』

いかがだろうか、保守からかけ離れた中国感は彼が左翼言論空間でどっぷり漬かり生計を立てパチンコマネーの恩恵を受けた結果、結局は左派、野党の中にあって安倍政権を攻撃しているのだ。このタイミングで会見を開く意味はまさに左派が送り込んだ刺客だったかもしれない。

その攻撃の一手として憲法改正にも踏み込んで言及しているが、政治の限界を知っていてこれまた威勢のいいビックマウスで次のように批判する。

『憲法を改正するには、1年か2年あれば足りる。この1年か2年の間に、中国が日本に侵略してくるでしょうか。真正面から憲法改正を国民に問えばいいのです。これをやらない。やらないのはなぜか。アメリカに付いていくことだけが安倍政権の最大の目的だからです。』

『今回の安倍政権の解釈改憲のやりかたで、国民はつくづく警戒してしまいました。このままでいくと、憲法改正そのものを発議しても、国民投票で勝てません。』

しかしながら、保守と自負するところはあって全く正しい保守としての主張もしている。

『今の憲法9条っていうのは、日米安全保障条約と貼りあわせの一枚のコインなんです。だから"憲法9条護持"、"平和を守れ"って言っている日本のリベラル勢力、左翼勢力は、9条を守るんだったら、結局日米同盟を認めなければいけない。』

『だから同じなんですよ、実は。保守も左翼も同じことを言っているんですよ。右から左まで、「米軍に依存せよ」と、これだけ言っているんですよ。これをくだらないと思っているんですよ。わしは。』

『今の日本人は独立心を失っています。だからわしは少数派です。けれども、これからはわかりませんよ。わしが多くの日本人を覚醒させて、本当の独立国というものを築く、そう考えています。』

さらりといい事を言っているが、この部分は納得のいく筋の通った主張であると感心した。
そして最後に素晴らしいメッセージを海外に向け下のように話を占めた。

『ここには世界中の報道機関が集まっておられるので、具体的な方法論として、国際連合を戦勝国体制にしておくってのを、そろそろやめませんかね。常任理事国を戦勝国だけで独占しているという状態では国際社会は良くなりませんよ。今の国連のあり方を変えようという声を、それぞれの国から呼び起こしてくれませんかね。』

以上のように非常にバランス感覚の優れた部分は
『戦争論』で多くの若者を覚醒させた功績を称えたいが、わしこそ保守と胸を張られると構えてしまう。この位の気持ちで日本の若い保守に覚醒された方は捉えたほうが良いと思う。



最後の質問で
「大東亜戦争は侵略戦争だったのですか?そうではないのですか?」とあり、

「支那に入っていったこと、これは侵略戦争です。」と明言して思わず吹いてしまった。

天皇陛下に関して言及しなかったので判断に詰まるが、彼はリベラル保守?つまりよく分からないから『保守のり』でいかがだろうか。


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