佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

生き生きと

2011年10月15日 00時17分40秒 | 合唱
 
 しないとですね。。。
 
 
 
 
 先週土曜日の
えちごコラリアーズの練習は、
長野より近藤基先生をお招きしての練習でした。
 
 
 見て頂くのは2回目なのですが、
tek310は前回少ししかその場に居られなかったので、
今回は歌い手として全参加しました。
 
 
 近藤先生、というか近藤さんとは、
昨年のTokyo Cantatの指揮コンでご一緒して以来の繋がりで、
えちコラの代表は信州大グリーを通じての繋がりがあり、
こうして来て頂くことになっているわけです。
 
 
 前回に引き続いて、
いわゆる移動ドによるソルミゼーションを
中心とした練習をつけて頂きました。
つまり音楽監督伊東先生との方向性もあるのですが、
今やっている曲を移動ドで、
ハンドサインと読み替えも含めてじっくり取り組みました。
 
 
 以前松下耕氏が、
「意味は分からなくてもとりあえず仮名をふって
移動ドで歌っていくとサウンドが良くなっていく」
と仰っていましたが、
そういう実感を伴う練習になったと思います。
相対性を伴っているから当たり前っちゃ当たり前なんですが、
縦と横の音の関係性が整って、サウンドが良くなりました。 
 
 
 以下言い訳なんですけど、
僕自身、固定ド絶対音感で育ちつつも、
大学で本格的に合唱を始めてからは考え方も変わり、
移動ドと相対音感の重要性は身にしみて分かっています。
理屈も一応分かっているつもりですし。
知らないとか分からないとかそういうことはないんですね。
ユートライでもコダーイの333のソルフェージュを
使ったりしていますし。
 
 
 ただ、それは指揮者として時折出すものであり、
団員にそれを教えるということには躊躇があったんですね。
どういうことかというと、
「読譜」のための移動ドを教える、ということへの躊躇です。 
  
 
 読譜に利用するために移動ドを使うには、
それを身につけてもらうための
それ相応の時間がかかるということです。
一番大きいのは、そもそも移動ドという概念や感覚を
日本の音楽教育内では理解することが出来ないので、
どこの合唱団員でも、そもそもドレミの関係を
ある程度でも分かっている人がまずいないということ、
あとは派生音の問題(♯や♭の読み方)、
それから読み替えの問題(転調への対応)です。
 
 
 和音を鳴らす時のドミソの関係とか、
旋律における音の役割がどの音か、とか、
そういう観点で指揮者が必要に応じて提示する、
という範囲で僕自身は考えていたところもあり、
要は、読譜の方法として本気で取り組もうとすると
手間と時間がかかる、というのが正直なところでした。
 
 
 でも、近藤先生の指導を受けて、
改めて、ここではちゃんと時間をかけて取り組んでいこうと
そういう風に思いました。やるなら徹底的に、と。
近藤先生も仰ってましたが、「万能ではない」ので、
曲によって、また使い方という訳ですが、
今は無伴奏の作品しかやっていませんし、
複雑な転調とか無調とかの曲をやっている訳ではないので、
有効性を最大限考えてと思います。
 
 
 まあ、以前も固定ドと移動ド、
日本の音楽教育の問題点とかこのブログにも書きましたが、
そこに立ち入ると長くなるので(苦笑)このへんで。
 
 
 ともかくも、
遠くからお越し頂きありがとうございました。
合唱人として、また別の場所でもまたお会いできたらと思います。
 


またサッカー。

2011年10月12日 03時19分04秒 | スポーツ
 
 相手が強ければプレッシャーが早く、
弱くても守備ブロックを作られ、
いずれにしろスペースとゆったりした時間が無いのが
現代サッカーの特徴になるわけで、
 
 
 でも結局結論としては、
相手の選手と選手の間でボールを受ける動き、
つまりボールを引き出すオフ・ザ・ボールの動き、
それを感じてそこに速いパスを出す出し手の判断、
その速いパスを正確にトラップして、
同じように動き出している選手にすぐ速いパスを出す、
これの繰り返しでしかないのだなと思う。
 
 
 要は、共通理解と、高い技術と、素早い判断力、
この3つが求められると。
スペースが少ない中でチャンスを作るためには。
 
 
 本田は強靭なフィジカルでボールを取られず、
相手DFを引きつけてタメを作れるけど、
今日の中村は、このシステムでやるための、
ようやくその代わりのピースが見つかった、
という印象。
 
 
 フィジカルは強くないけど、
相手と相手の間でボールを受ける動きが上手く、
受けた後前を向いて正確なパサーになれることで、
本田の代わりを務めていました。
要は、遠藤や長谷部からの縦への速いパスを、
中央で受けることの出来る選手で、
そこから外へ散らしたりスルーパスを出したり、
ということで機能していました。
 
 
 大事なのは、
真ん中に人が居るかどうか、で、
これまで上手くいかなかった試合は、
真ん中で受ける選手がおらず、
結果選手同士の距離が遠くなっていた、と。
 
 
 今日の相手はスペースを埋めるばかりで、
ボールを奪うために激しく寄せるという守備が無かったので、
よりやりやすかったのですが、
引いていてももう少し激しく来る相手だとどうなるか、
というところ。
 
 
 ハーフナーは、
このシステムで一番機能するタイプの1トップFWだと思う。
高さと強さがあって、
2列目以降の選手の動きを助けることが出来る。
本当はそれを前田にやって欲しかったんだけど。。。
 
 
 後半は3-4-3を試しても良いんじゃないかな、
と思ったり、
ハーフナーを代えるなら召集した他の選手を
試して欲しかったり、
とかありますが。。。
 
 
 それにしても、
システムが変わるとこうも変わるものか。。。(苦笑)
 


代表戦

2011年10月09日 02時00分51秒 | スポーツ
 
 ザッケローニが思っていることを勝手に推測すると、
 
 
 「クラブチームと代表チームの違い」
 
 
ではないだろうかと思う。
 
 
 戦術の浸透に時間がかけられないという現実。
ザックが代表チームを率いるのが初めて、
というのもあると思う。
 
 
 どんなクラブチームだって、
ベースのシステムがあるけれど、
相手によって変えたり、ケガ人によって変えたり、
あると思うので、
何試合かやっただけで3-4-3に見切りをつける必要は
ないと個人的には思います。
ただ、ザッケローニ自身も、
代表チームで3-4-3を上手く機能させるための方法を
模索しているのかなと思ったり。
 
 
 やりにくい、やりやすいという言葉が
選手から出てくるけど、
戦術を決めるのは監督で、
むしろ代表チームの場合は、
優れている選手を呼ぶというよりは、
自分のやりたいサッカーを体現できるだろう選手を召集して、
それでシステムに当てはめる、
という方向にならざるを得ない(時間が限られるので)、
気がします。
選手に合った戦術、というよりは
戦術に合った選手、を呼ぶ。
代表監督によって召集する選手の傾向が変わるのは
そういう理由で当然だと。
  
 
 まあ、問題なのは、
このシステムとかこれに近いシステムで
普段やっているチームが限りなく少ない、
ということで。。。
 
 
 多分、一番良くない悪循環なのは、
選手を試すことと戦術を浸透させることを、
同時にやろうとしていることだと思います。
普段の4-2-3-1をやっている選手を
もう少しベースに出来れば良いのでしょうけど、
こういう戦術浸透を出来る機会が、
親善試合とかになる→新しい召集の選手なども試したい、
ということで、
普段と大幅に選手を変えて前半に3-4-3をやるので、
結果どちらも上手くいっていない、という気が。
やるなら親善試合で1試合やり通すとか、
選手を試すなら4-2-3-1でやるとか、
どちらかにしないとダメなんじゃないかと。
 
 
 システムの問題というより、
まだその辺の問題だという気が。
 
 
 先は長いので、
もちろん予選を突破しないとですが、
コンフェデやW杯辺りまで見越して、
強豪相手に通用する戦い方を目指して欲しいと思います。
 


噛む

2011年10月08日 01時56分15秒 | 日記・エッセイ・コラム
 
 本職でも噛む人って、結構多いけど、
原稿あるのに噛むのって何だか不思議な。。。
 
 
 同じ立場に置かれると噛むのだろうか。。。
 
 
 かなり昔、授業で教科書を読む時、
自分は明らかに人より上手く読んでやろう、
いや、実際上手く読めている、
と思っていた。
 
 
 まあ僕の場合は
原稿が無い普通のトークが問題なので(爆)、
同じようなものですね。