ザッケローニが思っていることを勝手に推測すると、
「クラブチームと代表チームの違い」
ではないだろうかと思う。
戦術の浸透に時間がかけられないという現実。
ザックが代表チームを率いるのが初めて、
というのもあると思う。
どんなクラブチームだって、
ベースのシステムがあるけれど、
相手によって変えたり、ケガ人によって変えたり、
あると思うので、
何試合かやっただけで3-4-3に見切りをつける必要は
ないと個人的には思います。
ただ、ザッケローニ自身も、
代表チームで3-4-3を上手く機能させるための方法を
模索しているのかなと思ったり。
やりにくい、やりやすいという言葉が
選手から出てくるけど、
戦術を決めるのは監督で、
むしろ代表チームの場合は、
優れている選手を呼ぶというよりは、
自分のやりたいサッカーを体現できるだろう選手を召集して、
それでシステムに当てはめる、
という方向にならざるを得ない(時間が限られるので)、
気がします。
選手に合った戦術、というよりは
戦術に合った選手、を呼ぶ。
代表監督によって召集する選手の傾向が変わるのは
そういう理由で当然だと。
まあ、問題なのは、
このシステムとかこれに近いシステムで
普段やっているチームが限りなく少ない、
ということで。。。
多分、一番良くない悪循環なのは、
選手を試すことと戦術を浸透させることを、
同時にやろうとしていることだと思います。
普段の4-2-3-1をやっている選手を
もう少しベースに出来れば良いのでしょうけど、
こういう戦術浸透を出来る機会が、
親善試合とかになる→新しい召集の選手なども試したい、
ということで、
普段と大幅に選手を変えて前半に3-4-3をやるので、
結果どちらも上手くいっていない、という気が。
やるなら親善試合で1試合やり通すとか、
選手を試すなら4-2-3-1でやるとか、
どちらかにしないとダメなんじゃないかと。
システムの問題というより、
まだその辺の問題だという気が。
先は長いので、
もちろん予選を突破しないとですが、
コンフェデやW杯辺りまで見越して、
強豪相手に通用する戦い方を目指して欲しいと思います。