24日の演奏会の聴きどころを
書いてみたいと思います。
以下ステージ順です。
◆新潟ユース合唱団(指揮:箕輪久夫 ピアノ:斎藤愛子)
混声合唱組曲「かみさまへのてがみ」(高嶋みどり)より
トップバッターは新潟ユース。
箕輪先生得意の髙嶋作品です。
テキストが、子どもの書いた、かみさまへの詩なんですね。
子どもらしい、はっとするような発想に、
髙嶋さんが柔軟な、遊び心満載な音をつけています。
昨年から引き続く、ユースのサウンドらしさが聴けると思います。
◆合唱団ユートライ(指揮:名島啓太 ピアノ:鈴木真理子)
おれは歌だ おれはここを歩く~アメリカ先住民の3つの詩~(堀内貴晃)より
混声合唱のための「祝魂歌」~今日は死ぬのにもってこいの日~(萩京子)より
今回ユートライは、アメリカ先住民の詩(金関寿夫訳)で統一しました。
どちらも、我々現代の人間とは少し離れた感覚ながら、
強く惹き付けられるその詩の内容を、違った形で表現しています。
堀内作品は、ただ綺麗なサウンドではなく、
強く大きな、ある意味合唱という枠を超えた表現力を求められます。
萩作品は、萩さんらしい切り口の曲で、鳴り物も入ります。
ユートライの持ち味が十二分に出せると思います。
◆レディースクワイヤJune(指揮:箕輪久夫 ピアノ:小川智子)
アポリネールの詩による四つの無伴奏小品集「白鳥」(高嶋みどり)より
女声合唱とピアノのための「女の肖像Ⅰ」(高嶋みどり)より ほか
プログラムの最初は、実はビクトリア2曲です。
最近のJuneのサウンドに、非常に馴染む2曲だと思います。
髙嶋作品は、Juneがずっと歌い続けてきており、お手のもの。
女声合唱の魅力を十分堪能できます。
◆新潟ユース合唱団(指揮:雨森文也 ピアノ:髙橋かほる)
混声合唱組曲「海の詩」(廣瀬量平)
このステージは、先の髙嶋ステージとは
全く違う合唱団の顔になると思います。
これまでのユースになかった部分を、
作品と雨森先生が引き出してくださったと思います。
Nコンのかつての課題曲「海はなかった」をはじめとして、
バラエティーに富んだ、それぞれ海にちなんだストーリーのある
5曲になっています。
「最近の作品には「うた」がないんだよね」
雨森先生がおっしゃっていました。
昔の作品という括りではなく、
今の若者にも聴いて欲しい組曲です。
髙橋先生のピアノも必聴!
◆合同演奏(指揮:雨森文也 ピアノ:髙橋かほる)
混声合唱組曲「水のいのち」(高田三郎)より
雨森先生がライフワークにしている髙田三郎作品。
名曲「水のいのち」より「雨」と「海よ」の2曲。
3団合同のサウンドがどんな音になるのか、
そして奏でられるその髙田作品の深さ、大きさ。
きっと今回限りの熱い演奏になります。
以上です。
どうですか、東国原知事なんて目じゃないですよ(笑)。
これ読んで、聴きに来たくなった人、
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