佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

Sowelu LIVE TOUR 「Be Happy 2006」

2006年09月12日 23時57分27秒 | ポピュラー

 

 昨日の野弧禅のライブ翌日のライブ。

9月7日(木)新潟LOTSにて。

 

 

 Soweluは、アイリッシュ系アメリカ人とのクオーターの23歳。

デビュー前にVoices of KOREA/JAPANのメンバーに大抜擢され、

2002FIFAワールドカップKOREA/JAPANの公式テーマソングを

CHEMISTRYや韓国のアーティストらと共演。

同年4月に「beautiful dreamer」でデビュー。

これまでに2枚のオリジナル・アルバム

「Geofu」「SWEET BRIDGE」がリリースされ、

いずれもオリコンチャートBEST5入りしている。

今回はニューアルバム「24-twenty four‐」を引っさげてのライブ。

新潟が初日。

 

 

 実は、このチケットを僕はローソンで買ったのだが、

発売2日後くらいに買ったのですね。

すると、

 

 

 

 

整理番号 5番

 

 

 

 

と。

 

 

 

 

「5番っ!?!?!?!?!?」

 

 

 

 

 そう、御存じない方に説明すると、

指定席でないライブ(オールスタンディング)などは、

チケットの購入順(購入順じゃないかもしれませんが)に、

「整理番号」というのがつく。

この整理番号の早い順から、開場後、会場へ入場できるのだ。

 

 

 僕はよくローソンチケットでチケットを買うが、

大抵3桁の番号になる。

今回も、発売して2、3日後のはずだったので、

それくらいを予想していた。

しかし、5番。

 

 

 そう、有り得ないのだ。5番って!!!

一瞬思った。そんなに売れてないのか???

それにしたっておかしい。

野弧禅の整理番号は25番だった。

そもそも、5番なんて番号が

ローソンチケットで手に入るということが有り得ない。

 

 

 僕はしかし、思った。

  

 

「最前列で見られる」

 

 

 ポピュラーのライブで最前列なんて初めて。

間近でソエルを見られる。

 

 

 しかし、チケットを良く見ると、

開場18:00と書いてある。

 

 

「えっ、18:30じゃないの???」

 

 

 開演は19:00。18:30なら間に合うのに、

18:00開場だと、どう考えても間に合わない。

せっかく5番なのに。。。

 

 

 とにかく、仕事を定時に終えて、

可能な限り急いだのです。

車を近くの駐車場に停めて走って駆けつけた時、

会場外では、

 

 

「整理番号200番までの方御入場下さ~い」と。

 

 

 

 

「ぅぁんんんんだよぅぅぅぅぅ。。。。。」(心の嘆き)

 

 

 

 

 せっかく5番だったのに。。。。。

とにかく入ると、やっぱり間に合っていない人もいて、

一応3列目をゲット。十分近い。

 

 

 ここからが長かった。

開演も15分くらい押していた。

1時間以上立ちっ放しで待つことに。

僕が5番を取った心配はどこへやら。

客席は若い人でいっぱい。

 

 

 ソエル登場。

 

 

「カワイイ!!!!!」

 

 

 これ、その時の私の偽らざる心境。

というか、客席からもそういう声が上がる。

しかも同じ女性から。

 

 

 そして1曲目。

予想を大きく裏切った。

多分アルバムの1曲目である

最新シングル「Dear friend」だと思っていたが、

何と、アルバム最後の曲「to YOU」。

バラードから。しかもキーボードのみ。

 

 

 しかし、その狙いは見事に当たった。

「歌、上手い!!!」

シンプルでアコースティックな1曲目は、

ソエルの歌唱力を際立たせた。

 

 僕は結構最初の頃からソエルのファンで、

アルバムも全部聴いているが、

結構これまでのアルバムは、ヴォーカルを含んだサウンドを

かなり作り込んでいて、

要はヴォーカルを何重にも重ねたりとかしていたので、

生で聴いた時、声量や歌唱力はどうだろうと、

ファンでありながら少し懐疑的だった。

 

 

 しかし、上手い!

上手いだけではなく、声量もあって、説得力もあり、

とにかく人の心を打つに十分な歌声。

 

 

 僕はこの1曲目を聴いただけで、

ここに来た甲斐があったと思った。

そして、この後、ニューアルバムから中心に演奏。

 

 

 今だから書くが、実は、前、ここの記事で、

ある歌手が、大きなタイアップを取ったが、

そこで出した曲がこれまでの路線を大きく覆すもので、

「大衆受けを狙った」ように感じ、

セールスも芳しくなく、残念だったと書いた。

 

 それ、実はソエルの最新シングル「Dear friend」だった。

御存知の方もいると思うが、

月9の「トップキャスター」(天海祐希、矢田亜希子出演)の主題歌。

明らかにヒットを狙って来た曲調で、

昔から聴いていた僕には正直許せなかった。

ソエル自身はどんな気持ちなのだろうか、

そう勝手に思っていた。

 

 

 しかし、その曲を含んだアルバムからの曲。

これが驚くほど良かったのだ。

何と言うか、バンドサウンドとソエルの声が、

これほど映えるとは思っていなかった。

つまり1曲目で感じた歌唱力の確かさがあったから、

バンドのサウンドを受け止めて十分OKだったのだ。

僕は、ニューアルバムも、

なんと言うか、よく言えば「等身大」だが、

なんと言うか、これまでのソエルを本当に良い意味で変えたのか、

疑問に思っていたのだ。

しかし、生のバンドとソエルの声は、

その疑問を打ち消すには十分だった。

ここに答えは存在した。

 

 

 それにしてもソエルは可愛くておまけにセクシー。

はっきり言いますが、倖田來未など目じゃない(断言)。

客席の若い女性からしきりに声がかかる。

僕も1列目を逃したとはいえ、3列目でも十分近い。

むしろ、真ん中くらいの女性たちが盛り上がっていた。

 

 途中、カバー曲や、アコースティックな編成の歌も。

これがまた歌唱力がないと歌いこなせないもの。

終盤はアップテンポな曲を。

今回のニューアルバムだけでなく、

以前の曲も結構披露していた。

 

 

 ライブを見る限り、

ソエルの中では、もう完全に解決しているというか、

両方の世界が両立していた。

僕の疑問は、今日のライブで消え去った。

そういう意味では、行って本当に良かった。

 

 

 アンコールを聴きたかったのだが、、、

実は21:30から重要な会合があり、

丁度本編を終わって止む無く退席した。

 

 

 ソエル、今年は新潟づいていて、

プロモーションと、ビッグスワンでの国歌斉唱と、今回。

これからもたくさん来てほしいな。

 

 

 と、実は今回痛切に思ったことが。

客席が若かった。。。

というか、仕事帰りにワイシャツ姿で行くの、

もう、止めよう。

私服に着替えて行こう(笑)。

ただでも年齢層の高いファンなので。

 

 

 今日の記事を書きながら、

自分がオーバー30だということを思い出し、

若い人に混じって、

いつまでこんなことをしているのだろう、、、と

ちょっと思いました。。。

 

 

 

 僕、まだ、大丈夫ですか?(笑)

 


野弧禅全国ツアー'06「ガリバー」

2006年09月12日 00時02分18秒 | ポピュラー

 

 先週水曜日に行われた野弧禅のライブレポです。

 

 

 ニューアルバム「ガリバー」を引っさげての全国ワンマンツアー。

会場は新潟CLUB JUNK BOX mini。

 

 

 去年福島へ聴きに行ったときのレポにも書きましたが、

一応野弧禅について。

 

 

野弧禅(やこぜん)

 

竹原ピストル(ボーカル・アコースティックギター)と、
 
濱埜宏哉 (はまのひろちか、鍵盤・コーラス)の2人組。

 

 野弧禅とは、「悟ってもいないのに、あたかも悟りきったかのような、

ものの言い方をすること」とのこと。

 

 1999年結成。2003年メジャーデビュー。

これまでシングル数枚のほか、アルバム3枚をリリース。

アコースティックで激烈なギターと鍵盤のサウンドと、

竹原ピストルの「叫び」とも言えるヴォーカルが特徴。

 

 

 実は、彼らのメジャーデビューシングルが

「自殺志願者が線路に飛び込むスピード」という曲名で、

その曲名から、ラジオでの放送禁止ソングになったらしい

(実際は、悩みながら前に進もうとする前向きな曲です)。

セカンドシングルも「少年花火」というタイトルで、

第2弾放送禁止ソング(苦笑)。

それを受けてリリースした第3弾が「初恋」という曲名。

彼らの苦悩がうかがい知れます(笑)。

 

 

 当日。

JUNK BOX miniは初めて。

会場へ行くと、パイプ椅子30脚は既に埋まり、

後ろに立ち見の客。座りの客と全部足して80~90名くらい。

 

 彼ら2人のみのステージ。

登場後、ニューアルバムの1曲目「日々、割れた日々」。

相変わらずの激烈で鋭利なサウンド。

 

 

 トークを挟みながら、ニューアルバムから中心に演奏。

常連と思しき、野弧禅に「話しかける」客がちょっと。。。

次第に口数が減ってはいったが、良く考えてほしいものだ。

 

 

 僕自身、野弧禅の曲はほとんど知っているし、

事前にアルバムを聴きなおして行ったので、

より深く彼らの音を感じ取れた。

 

 

 聴きながら、不思議だなと思ったことが。

 

  

 これを読んでいる皆さんが野弧禅の曲を聴いた時、

恐らく結構好き嫌いが分かれるし、

僕との結びつきなど、これっぽっちも感じられないはず。

それくらい僕と縁遠く見える野弧禅。

 

 

 確かに、彼らの歌詞とか、僕は全てを受け入れている訳じゃないけど、

でも彼らの奏でるサウンドには何故か心惹かれる。

不思議だな。。。と思う。

尾崎豊とかもそう思うのだけど、

僕は決して不良でも体制に反発する学生でもなかった。

でも彼の音楽には心惹かれる。

 

 

 音楽の不思議を感じるのだ。

多分、同じ世界に住んでいても、

彼らとは決して交わらない気がする。

でも音楽がそれを飛び越える。

何度も書くけど、不思議だな。。。と。

 

 

 今日のステージも良かった。

彼らの放射される声、ギター、鍵盤を浴びて、

僕はとても心地よかった。

 

 

 皆さんにも一度聴いて欲しいが、

多分好きだって言う人はいないだろう(笑)。

レンタル屋さんには多分無いので、

興味のある人はtek310までどうぞ。