佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

メンデルスゾーン讃

2006年09月05日 00時01分44秒 | 合唱

 

 最近、記事として書いていませんでしたが、

長岡フェニックス合唱団へは、

所用のあるとき以外は行っています。

毎週月曜日が練習日。

この合唱団のこととか、演奏会のことなど、

近づいてきたので追って書いていきます。

 

 

 今日は船橋先生の久しぶりの練習だったのですが、

歌いながら思ったこと。

 

 

 

 

 

 

「讃歌」、良い!!!

 

 

 

 

 

 

 今日の練習で全曲歌いましたが、

「讃歌」、素晴らしい曲です。

今までもそう思っていたのですが、

今日の練習ではとりわけそれを感じました。

 

 

 この合唱団は、長岡市民合唱団を母体に、

公募して結成された合唱団。総勢200名弱います。

昨年の11月下旬から、毎週月曜日に練習してきました。

 

 

 今日、作品に感動しながら歌えたのは、

これがあるのではと思いました。

 

 

 そう、公募の合唱団とはいえ、

1年がかりで毎週練習するというのは、

非常に長いスパンだと思います。

単純に50回くらい練習するわけです。

 

 

 この「讃歌」という作品は、

あまり知られていない作品ですが、

ドイツ語で、言葉や音が難しい。

最初はどうなっていくかと思いましたが、

ここにきて、これまでの練習の成果が出てきている気がしました。

 

 

 そう、現実問題ですが、

今のこのくらいの出来で作品をステージに乗せることは、

アマチュアの合唱団では良くあることだと思います。

 

 

 しかし、まだ2ヶ月以上残していること。

再来週には合宿を控えていることから、

今以上の出来にはなると思います。

 

 

 今日演奏していて、曲を改めて良いと思ったのは、

ここまでの合唱団の練習の成果が、

音となって響いていたからではと思ったわけです。

 

 

 確かに、船橋先生の指揮で、集中力もあったと思います。

それだけではなく、初心者の多かったアルトの響きなど、

明らかに、最初の頃より良くなっていますし、

8番のアカペラが良いピッチで歌えていたこと、

そして、ただやみくもに大合唱の声を出すのではなく、

歌い手が、曲の構成にしっかりと光を当てて演奏することが、

曲の素晴らしさを伝えるという事実。

それを感じながら歌えた今日の練習でした。

 

 

 なんと言うか、メンデルスゾーンが、

ドイツロマン派の流れを汲んでいて、

がっちりと構築したこの作品が、本当に良く出来ている。

そして、ドイツ好きな僕に丁度良い(笑)。

 

 

 とにかく、皆さんに聴いて欲しいと思います。

また改めて書いていきますので。