(その3)
長岡さんがいらっしゃったので、
とりあえず、演奏を聴いていただく。
今回からの曲は後にし、比較的歌えている3曲を先に。
話して頂く前に、長岡さんから逆に、
パレストリーナ、ビクトリアについて、
どういうことを知っているかについて質問される。
団員の中でも知識がバラバラなので、
その話を元に、長岡さんから話していただく。
その後、新曲3曲も歌う。うち2曲は、ほぼ同じテキストに
パレストリーナとビクトリアが曲をつけたもの。
両者の作風の違いや歩みの違いなどもお話いただく。
詳しい内容はここに書かないが、話は多岐にわたり、
非常に興味深い話が多かった。
ある意味一番盛り上がったキーワードは「甥っ子」。
これが何のことかわかる人はすごいです。
長岡さんの姿勢というか、希望というか。
日本では、両者の作品は、
限られた作品しか取り上げられない傾向があり、
その他の作品にも光を当ててほしいということ。
そういう意味では、今回の作品を取り上げたのは、
とても意味のあることで、団員にとっても貴重な経験。
これからも演奏していきたい。
あと長岡さんは、僕たちが歌っているときも、
楽譜を見て一緒に歌ったりしていた。
演奏と結びついてこそ研究の意味があるという立場に立っておられ、
その点は見習うべきことだと思った。
だからこのような合唱団にきてレクチャーして下さるのだろう。
僕たち歌い手こそ、音楽を良くするために、
もっと知識を欲さないといけない、と強く感じる。
話は盛り上がり予定をオーバー。とても有意義な時間が過ぎた。
今後も、ぜひ来ていただき、お話を伺いたいものだ。
長岡さん、ありがとうございました。
簡単な話し合いの後、夕食。その後、日本語の作品に切り替えて練習。
喉をやられている人がいたので、21:00過ぎに終了。
帰る人がいるので早めに懇親会に。1:00過ぎには切り上げて就寝。
明らかに昔ほど無茶をしないようになった。
3日目もいい状態でちゃんと練習するように(当り前か。。)。
(まだまだつづく)