
ホワイトライオンの最新作「Return of the Pride」というアルバムタイトルからも分かるように、彼らの代表作は紛れもなく2ndの「Pride」
新作は、別途アルバムレビューのコーナーでUpするとして、ここではその名作を振り返ろうと思う。
発表されたのは、1987年。
ハードロック・へヴィメタル黄金期の80年代もそろそろ曲がり角に差し掛かった頃で、タイミング的にはギリギリ。
この頃のLAのHRバンドには必ずギターヒーローがいた。
エディ・ヴァン・ヘイレンを筆頭に、ランディ・ローズ、ジョージ・リンチ、ジェイク・E・リー、ウォーレン・デ・マルティーニなどなど。
このホワイトライオンには、ギョロ目が特徴のヴィト・ブラッタというギタリストがいた。
ギタースタイルは、一言で言うと、「エディ・ヴァン・ヘイレン・クローン」。
手数の多いギターリフに、ライトハンド(タッピング)奏法を得意としていて、使用ギターはちょうどこの頃エディも愛用していたスタインバーガー。
さて、この名作。
1曲目の「Hungry」はいきなりの目玉曲。
リフの隙間を埋めるようにピロピロと切り込まれるオブリガードなどはエディそのまんまだったりするけど、ハードでテクニカルなギターに、アメリカのバンドらしからぬ湿り気のあるメロディが乗る。
この「泣きの歌メロ」がこのバンドの真骨頂。
マイク・トランプの舌足らずのヴォーカルが何とも言えない哀愁を醸し出す。
2曲目の「Lonely Nights」で更なる「泣きメロ」を発散した後は、ヴィト・ブラッタの華麗なテクニックが炸裂する疾走曲の③「Don't Give Up」。
この曲を聴く度に「本当に手数が多いギターやなあ」と思う。
エディ・ヴァン・ヘイレン信者の僕としては、このアルバムにおけるヴィトのパクリプレイの数々に
「おいおい!やり過ぎやろ~(笑)」と突っ込みを入れたくなるけど、ここまであっけらかんと悪びれずにエディ奏法を次から次へと繰り出してくれたら、逆に嫌味もなくなるから不思議なもの。
「華麗なフレージング」という意味においては、ヴィトは本家エディを完全に凌駕していると思う。
歌メロは超ポップで、ギターも超トリッキー。
挙げた曲以外にも名曲だらけで、どの曲もキャッチーで取っ付きやすく、ハードな曲から、バラードまで楽曲パターンも多彩で、ギターも聴き所満載。
これだけ美味しい素晴らしいアルバムは豊作だった80年代でも上位に位置する。
正直、最新作はアルバムタイトルは似ていても、内容は似ていない。
歌メロにバンドらしさは出ていても、ヴィト・ブラッタの自己主張し過ぎのこの華麗なギターが聴けないのは、バンドの魅力として半減している。
この「Pride」と「Return of the Pride」を交互に聴いて余計そう思った。
ま、バンドのアルバムを全て振り返っても、このアルバムは確変的に出来が良い。
このアルバムは別格かな?
新作は、別途アルバムレビューのコーナーでUpするとして、ここではその名作を振り返ろうと思う。
発表されたのは、1987年。
ハードロック・へヴィメタル黄金期の80年代もそろそろ曲がり角に差し掛かった頃で、タイミング的にはギリギリ。
この頃のLAのHRバンドには必ずギターヒーローがいた。
エディ・ヴァン・ヘイレンを筆頭に、ランディ・ローズ、ジョージ・リンチ、ジェイク・E・リー、ウォーレン・デ・マルティーニなどなど。
このホワイトライオンには、ギョロ目が特徴のヴィト・ブラッタというギタリストがいた。
ギタースタイルは、一言で言うと、「エディ・ヴァン・ヘイレン・クローン」。
手数の多いギターリフに、ライトハンド(タッピング)奏法を得意としていて、使用ギターはちょうどこの頃エディも愛用していたスタインバーガー。
さて、この名作。
1曲目の「Hungry」はいきなりの目玉曲。
リフの隙間を埋めるようにピロピロと切り込まれるオブリガードなどはエディそのまんまだったりするけど、ハードでテクニカルなギターに、アメリカのバンドらしからぬ湿り気のあるメロディが乗る。
この「泣きの歌メロ」がこのバンドの真骨頂。
マイク・トランプの舌足らずのヴォーカルが何とも言えない哀愁を醸し出す。
2曲目の「Lonely Nights」で更なる「泣きメロ」を発散した後は、ヴィト・ブラッタの華麗なテクニックが炸裂する疾走曲の③「Don't Give Up」。
この曲を聴く度に「本当に手数が多いギターやなあ」と思う。
エディ・ヴァン・ヘイレン信者の僕としては、このアルバムにおけるヴィトのパクリプレイの数々に
「おいおい!やり過ぎやろ~(笑)」と突っ込みを入れたくなるけど、ここまであっけらかんと悪びれずにエディ奏法を次から次へと繰り出してくれたら、逆に嫌味もなくなるから不思議なもの。
「華麗なフレージング」という意味においては、ヴィトは本家エディを完全に凌駕していると思う。
歌メロは超ポップで、ギターも超トリッキー。
挙げた曲以外にも名曲だらけで、どの曲もキャッチーで取っ付きやすく、ハードな曲から、バラードまで楽曲パターンも多彩で、ギターも聴き所満載。
これだけ美味しい素晴らしいアルバムは豊作だった80年代でも上位に位置する。
正直、最新作はアルバムタイトルは似ていても、内容は似ていない。
歌メロにバンドらしさは出ていても、ヴィト・ブラッタの自己主張し過ぎのこの華麗なギターが聴けないのは、バンドの魅力として半減している。
この「Pride」と「Return of the Pride」を交互に聴いて余計そう思った。
ま、バンドのアルバムを全て振り返っても、このアルバムは確変的に出来が良い。
このアルバムは別格かな?
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