最近読んだ本・・・・、孫正義伝 佐野眞一「あんぽん」
2年ほど前に購入していたのだが、読む本より購入する本の方が多くてなかなか順番が回ってこなかったのだが、やっと読むことが出来た。
ここに孫正義も知らない孫正義がいる。
今から一世紀前。韓国・大邱で食い詰め、命からがら難破船で対馬海峡を渡った一族は、豚の糞尿と密造酒の臭いが充満する佐賀・鳥栖駅前の朝鮮に、一人の異端児を産み落とした。
ノンフィクション界の巨人・佐野眞一が、全4回の本人取材や、ルーツである朝鮮半島の現地取材によって、うさんくさく、いかがわしく、ずるがしこく……時代をひっかき回し続ける男の正体に迫る。
“在日三世”として生をうけ、泥水をすするような「貧しさ」を体験した孫正義氏はいかにして身を起こしたのか。そして事あるごとに民族差別を受けてきたにも関わらず、なぜ国を愛するようになったのか。なぜ、東日本大震災以降、「脱原発」に固執するのか――。
全ての「解」が本書で明らかになる。
巻頭の孫家の家系図を時々振り返りながら読むと、より面白みがわいて来ます。
孫家を通して、当時の在日韓国人の生活環境がよく分かります。
399ページありますが、一気に読み切ってしまいました。
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