ハンドボール男子韓国代表が来年のロンドン五輪出場を決めた。2日、ソウル市松坡区のSKハンドボール専用競技場でロンドン五輪アジア地区予選決勝が行われ、チェ・ソクチェ監督率いる韓国代表は日本を26対21で破り優勝した。
韓国はこの試合で予選を6戦全勝で終え、ロンドン五輪出場権を獲得した。五輪への出場は2000年のシドニー大会から4大会連続となる。女子も先月、中国で行われたアジア地区予選ですでにロンドン行きを決めており、今回も女子との同時出場となる。
韓国は先月23日に行われた開幕戦でも日本を31対18で破ったが、2日の決勝で再び日本と対戦することになった。前半は一時3点差までリードを許したが、チョン・スヨンや鄭義京(チョン・ウィギョン)らの活躍で前半を11対10で終えた。後半に入って集中力を発揮し始めた韓国は、朴重奎(パク・チュンギュ)の7メートルスローに李才佑(イ・ジェウ)、オム・ヒョウォンの連続ゴールなどで突き放し始めた。鄭義京が6得点を記録し、プレーイングコーチの尹京信(ユン・ギョンシン)=38=も5得点をあげた。日本との対戦成績も24勝11敗2分けと優位を守っている。
韓国の優勝が決まると、会場には「ウイ・アー・ザ・チャンピオン」の歌が流れ、選手たちは太極旗を手に会場を回った。銀メダルを獲得した1988年のソウル五輪でGKとして出場したチェ監督は、「88年のソウル五輪以後は五輪でメダルを獲得できていない。いつも1-2点差で敗れて涙を流してきた。しかしロンドンでは悔し涙を喜びの涙に変えたい」と述べた。
韓国の看板スターである尹京信は「ロンドン五輪は選手としては自分にとって最後の五輪になるだろう。自分が持っているすべてを後輩たちに伝えたい」と抱負を語った。
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