マレーシアのクアラ・トレングヌ―州にあるサルタン・ミザン・ジャイナル・アビジン・スタジアムは、完成から1年しか経っていないのに、いきなり屋根が崩落したというのです。
誰もいない午前中に起きた事故だったため、人命が失われることはありませんでした。
しかし、そのスタジアムは5万人収容可能な巨大な施設なので、もし観客がいたら何千人もの命が失われた可能性があります。
そして、この屋根を作ったのが韓国の企業でした。
でも、このような事故は、韓国企業が造った建物でも、むしろ普通に起きているのです。
かってソウルの百貨店が崩壊したことがありました。
覚えている人も多いことでしょう。
韓国・ソウル百貨店が崩壊、700人死傷 5階建て、手抜き工事か(毎日新聞1995年6月30日)
29日午後6時ごろ、ソウル市瑞草区瑞草4洞の高級デパート「三豐百貨店」で、突然建物が崩れ出し、5階建ての同デパートのほぼ半分が崩壊した。
30日午前1時までに確認された死者は27人、負傷者は690人に達した。
地上5階地下4階の営業中の百貨店がいきなり崩れて、たくさんの買い物客が生き埋めになった悲惨な事故でした。
最終的には死者502人、負傷者937人となりました。
事故の前日には従業員が5階の天井にひび割れを発見したのに報告をしませんでした。
そして事故当日にひびが大きくなっていたので上司に報告して、緊急会議が開かれました。
ところが、このまま営業を継続することが決定されます。
その後、建築士が調査して危険を警告したにもかかわらず、経営陣は、間もなく閉店だからという」理由で営業を継続します。
崩壊まで3時間を切っていました。
そして運命の午後5時50分、5階の天井が崩れ落ち、建物全体が大きく揺れ始めると、わずか45秒の間に地下2階まで崩壊してしまったのです。
ほとんどの人にとって、逃げる時間も与えられませんでした。
危険を知りながら営業を継続したことは、経営陣による重大な判断ミスでした。
しかも、売り場に防火シャッターを設置するために柱の一部を撤去したこと。
また、エスカレーターを設置するにあたり、見た目を重視した結果、柱を削ってしまったこと。
さらに当初の計画より1フロアー増やしたことなど、いくつもの要素が重なり、当初の柱でも支え切れないような構造になってしまっていたのです。
ゆえに、この事故は人災だと言われています。
その後も、1993年には清州ウアム商店街が崩壊、1994年には漢江の聖水大橋は崩落し、ゾムアムドン歩道橋も崩落しました。
聖水大橋の事故では橋げたが48メートルにわたって崩落し、32人が死亡、17人が負傷しました。
後の調査により、数々の手抜き工事の実態が明らかになりました。
そして、三豐デパートが倒壊した1995年にもソウル地下鉄2号線の鉄橋に崩壊の危険があることが判明し、架け直しが決定しています。
韓国企業による手抜き工事は後を絶ちません。 怖い~恐い~コワイ!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます