米国で取材をしてみると、大統領の話がどれくらい重たいものなのかのを実感する。特に外交懸案に関する大統領の話がそうだ。大統領の一言一言は具体的な外交政策になる。このために首脳会談は外交の花だ。首脳間の会談から出た発言は動かせないマジノラインだ。
最近、米国のホワイトハウス、国務省、国防部は16日に開かれた韓米首脳会談から出たオバマ大統領の発言を外交政策に連結させるのに忙しい。
オバマ大統領は李明博(イ・ミョンバク)大統領と会談が終わった後、共同記者会見で、国際社会に明らかなメッセージを投げた。オバマ大統領は北朝鮮がこれまでの挑発行為で食糧、燃料、資金など広範囲な恩恵を受け入れたが、もうそのパターンを破ると言い放った。
オバマ大統領は「北朝鮮が挑発行為を継続したら、深刻な制裁に直面することになる」と明らかにした。
国防部はオバマ大統領の発言を土台に、北朝鮮船舶「江南号」に対する追跡調査に電撃的に着手した。財務部は北朝鮮の巨額現金取り引きを追跡するように金融機関に指針を下した。国務省は北朝鮮をテロ支援国にまた指定することを含んだ独自の対北朝鮮制裁措置を準備している。
オバマ大統領がこのように対北朝鮮強硬姿勢に転じた原因は自明だ。北朝鮮が長距離ミサイルと核実験を押し切ったためだ。
さらに、その底辺には、オバマ大統領の対北朝鮮観が席を占めている。オバマ大統領は何より北朝鮮と金正日(キム・ジョンイル)総書記に対する強い不信があると見られる。
米紙ニューヨーク タイムズは16日付で「オバマ大統領政府が就任初めての月に政策検討をした末、北朝鮮が食糧、燃料、安全保障を得ようとして『核抑止力』について交渉をする意図がないという結論を下した」と報道した。
同紙は「オバマ大統領が、北朝鮮核施設の漸進的な解体方式に同意しないことにした」とオバマ大統領側近の話を引用して伝えた。
これはすなわち北朝鮮の4月の長距離ミサイル発射と、5月の核実験以前の2月に、すでにオバマ大統領の対北朝鮮政策方向が決定されていたという話だ。
それなら米国政府内でどんな過程を経て、こういう決定されてきたのだろうか。韓半島問題専門家のスチーブン・コステロ・プログローバル代表は記者と会って「オバマ大統領がディック・チェイニー前副大統領より、さらに北朝鮮に対して悪い認識があるようだ」と話した。コステロ代表は「就任直後に対北朝鮮政策方向を決めた人はオバマ大統領自身」と主張した。
実際に2月、当時にはオバマ大統領の外交実務チームが決まらない状況だった。スチーブン・ボズワース対北朝鮮政策特別代表が任命されたのは2月20日だった。オバマ大統領政府の対北朝鮮政策を総括するボズース代表はパートタイムでこの席を引き受けた。
彼は2001年2月から受け持っているボストン近隣のタフツ大学外交安保専門大学院のフレッチャースクール学長仕事をしている。
コステロ代表は老獪な外交官出身のボズワースが、なぜパートタイムで特別代表を引き受けたのか、初めには理解が出来なかったが、その理由が分かりそうだと話す。
オバマ大統領が北朝鮮と金総書記を交渉対象と見ない状況で、特別代表がすることが何があるかという判断をしたというのが彼の分析だ。
ボズワース代表はそれでも北朝鮮との対話再開のために動いた。何より特別代表資格で北朝鮮を訪問するという意思を2月末前後に北側に伝えた。
しかし長距離ミサイル発射準備に余念がなかった北朝鮮は彼の提案を断った。北朝鮮も結局、オバマ大統領政府に期待を持たなかった。オバマ大統領と金総書記間の相互不信は昨今の力対決に表われている。
このまま行けば韓半島周辺で武力衝突が起きないという保障がない。だから北朝鮮を懲らしめながらも、対話の門は開けておくほかはない。不信を解消して、突発事態を防ぐところは結局対話しかない。
ジョン・F・ケネディ元大統領はこうした話を残した。「恐れのために交渉するのをやめよう。だが、交渉を恐れることもやめよう。」
最近、米国のホワイトハウス、国務省、国防部は16日に開かれた韓米首脳会談から出たオバマ大統領の発言を外交政策に連結させるのに忙しい。
オバマ大統領は李明博(イ・ミョンバク)大統領と会談が終わった後、共同記者会見で、国際社会に明らかなメッセージを投げた。オバマ大統領は北朝鮮がこれまでの挑発行為で食糧、燃料、資金など広範囲な恩恵を受け入れたが、もうそのパターンを破ると言い放った。
オバマ大統領は「北朝鮮が挑発行為を継続したら、深刻な制裁に直面することになる」と明らかにした。
国防部はオバマ大統領の発言を土台に、北朝鮮船舶「江南号」に対する追跡調査に電撃的に着手した。財務部は北朝鮮の巨額現金取り引きを追跡するように金融機関に指針を下した。国務省は北朝鮮をテロ支援国にまた指定することを含んだ独自の対北朝鮮制裁措置を準備している。
オバマ大統領がこのように対北朝鮮強硬姿勢に転じた原因は自明だ。北朝鮮が長距離ミサイルと核実験を押し切ったためだ。
さらに、その底辺には、オバマ大統領の対北朝鮮観が席を占めている。オバマ大統領は何より北朝鮮と金正日(キム・ジョンイル)総書記に対する強い不信があると見られる。
米紙ニューヨーク タイムズは16日付で「オバマ大統領政府が就任初めての月に政策検討をした末、北朝鮮が食糧、燃料、安全保障を得ようとして『核抑止力』について交渉をする意図がないという結論を下した」と報道した。
同紙は「オバマ大統領が、北朝鮮核施設の漸進的な解体方式に同意しないことにした」とオバマ大統領側近の話を引用して伝えた。
これはすなわち北朝鮮の4月の長距離ミサイル発射と、5月の核実験以前の2月に、すでにオバマ大統領の対北朝鮮政策方向が決定されていたという話だ。
それなら米国政府内でどんな過程を経て、こういう決定されてきたのだろうか。韓半島問題専門家のスチーブン・コステロ・プログローバル代表は記者と会って「オバマ大統領がディック・チェイニー前副大統領より、さらに北朝鮮に対して悪い認識があるようだ」と話した。コステロ代表は「就任直後に対北朝鮮政策方向を決めた人はオバマ大統領自身」と主張した。
実際に2月、当時にはオバマ大統領の外交実務チームが決まらない状況だった。スチーブン・ボズワース対北朝鮮政策特別代表が任命されたのは2月20日だった。オバマ大統領政府の対北朝鮮政策を総括するボズース代表はパートタイムでこの席を引き受けた。
彼は2001年2月から受け持っているボストン近隣のタフツ大学外交安保専門大学院のフレッチャースクール学長仕事をしている。
コステロ代表は老獪な外交官出身のボズワースが、なぜパートタイムで特別代表を引き受けたのか、初めには理解が出来なかったが、その理由が分かりそうだと話す。
オバマ大統領が北朝鮮と金総書記を交渉対象と見ない状況で、特別代表がすることが何があるかという判断をしたというのが彼の分析だ。
ボズワース代表はそれでも北朝鮮との対話再開のために動いた。何より特別代表資格で北朝鮮を訪問するという意思を2月末前後に北側に伝えた。
しかし長距離ミサイル発射準備に余念がなかった北朝鮮は彼の提案を断った。北朝鮮も結局、オバマ大統領政府に期待を持たなかった。オバマ大統領と金総書記間の相互不信は昨今の力対決に表われている。
このまま行けば韓半島周辺で武力衝突が起きないという保障がない。だから北朝鮮を懲らしめながらも、対話の門は開けておくほかはない。不信を解消して、突発事態を防ぐところは結局対話しかない。
ジョン・F・ケネディ元大統領はこうした話を残した。「恐れのために交渉するのをやめよう。だが、交渉を恐れることもやめよう。」
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