韓国のソウル中央地裁は7日までに、韓国にスパイ活動目的で潜入した罪に問われた北朝鮮工作員に対する判決の中で、昨年8月に北朝鮮に近い中国・丹東で変死した韓国人宣教師(46)が「北朝鮮工作員が使う毒物の中毒で死亡した」と明記、北朝鮮により毒殺された可能性を指摘した。韓国紙、朝鮮日報が伝えた。
同工作員は以前、この宣教師と接触があったといい、検察が提出した宣教師変死事件をめぐる捜査報告書が根拠。同紙は、宣教師の血が付いた手袋を韓国当局が分析したと伝えた。
宣教師は北朝鮮での布教活動に携わり、丹東の百貨店前でタクシーを待つ間に泡を吹いて倒れ、死亡した。
昨年9月に韓国当局が逮捕した別の北朝鮮工作員もこの毒物を使った毒針を持っていたという。
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