来年から飲食店入り口でメニュー・価格を確認

　来年1月から、消費者にメニューと価格を提示し、飲食店を選択する機会を与えるための制度が施行され、大型飲食店やファストフード店、小規模食堂などで提供する各種メニューの価格を入り口で容易に確認できるようになる。保健福祉部（省に相当）は、屋外価格表示制を義務化するという内容の食品衛生法施行規則改定案を今年9月10日までに立法予告する、と30日発表した。

　改定案によると、今後面積150平方メートル以上の大型飲食店や小規模食堂、ファストフード店、コーヒー専門店などは、店の入り口付近にメニューと価格を表示しなければならない。表示する価格は付加税を含む最終価格となる。これに違反すると是正命令が下され、それにも従わない場合は7日間の営業停止となる。今回対象となる飲食店は8万店以上だが、パン屋など製菓店や居酒屋などは対象とならない。

　屋外価格表示制を今月から試験運用中のソウル市江南区、松坡区では、40センチ×60センチ大の屋外価格表に少なくとも五つ以上のメニューと価格を表示し、飲食店の入り口や外壁、窓に取り付けるようにしている。