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中国は韓国の富士山

2013-01-16 18:13:38 | Weblog

 朴槿恵(パク・クネ)・次期大統領が各国からの特使に会うのに忙しい。先日、中国からの張志軍特使(外務次官)に会った際、張特使が韓国語で新年のあいさつをしたのに対し、朴氏が中国語で「新年快楽!」と応じたことが話題になっている。

 その席で張特使はさらに朴氏を「中国で人気が高く、中国語で対話を交わすことのできる友人と思っている」と持ち上げた。

 彼女は年始にまず、日本の額賀福志郎特使(日韓議連幹事長)と会った際、日本語をしゃべったという話はない。日本語もできるはずだが、知っていてもしゃべれないのが日韓関係の切ないところだ。それでも額賀特使の方からまず「アンニョン(安寧)ハシムニカ?」とか「チュッカ(祝賀)ハムニダ!」などと韓国語であいさつしておれば、日本語が返ってきたかもしれない。

 この日中外交戦(?)は、余裕と親近感の外交パフォーマンスという意味で中国の勝ちかもしれない。

 朴槿恵・次期大統領は実は意外に“中国通”だ。政治家として2001年以来、中国を4回も公式訪問している。習近平・共産党総書記とは浙江省党書記だった05年当時、韓国訪問の際、昼食を共にしながら2時間、会っている。

 中国語の勉強もそうで、今や会話ができるほどの腕前という。政治家・朴槿恵の隅に置けない先見の明というか、日ごろの精進がここにきて実を結びつつあるということか。

 中国があれだけ大きくなり、影響力を拡大しつつあるなか、隣国の韓国としては中国の存在を気にせざるをえないのは当然である。歴史的にみても19世紀末、日清戦争で清(中国)が日本に敗れるまで朝鮮半島は中国の支配下にあった。

 この地が中国大陸の動向に敏感かつ目ざといのは日本の比ではない。この「目ざとさ」で民族として生き残ってきたといっていい。

 財閥・現代グループの御曹司で昔から大統領になりたがっている、朴氏と同世代の鄭夢準(チョン・モンジュン)氏も最近、「韓中議員外交協議会会長」に就任した。昨年までは「韓米議員外交協議会会長」だった。早速、米国から中国に“乗り換え”たのだ。

 韓国の政治や外交は今、目ざとく中国になびきつつある。マスコミや識者は米中の間で「均衡外交」とか日中の間で「調整役割」などと威勢がいい。韓国が日中の対立をどう“調整”してくれようというのかなかなか想像できないが、これから「中国の威」を借りて米国や日本にモノ言おうというのだろうか。

 ところで韓国に長く住んでいて、韓国人は本音のところでは中国を好きではないように思う。むしろ嫌いなのではないか。韓国の中華料理はまずいし漢字も捨ててしまったし…。いわゆる中国モノへの大衆的関心など見当たらない。

 日本では浅田次郎、北方謙三、宮城谷昌光氏ら人気作家による中国史を舞台にした歴史小説が無数に出版されているが、韓国にはそんな文化現象はない。

 韓国は中国に接し、かつ長く支配され、イヤなことを無数に経験してきた。中国は富士山かもしれない。日本のように遠くからは時に美しく見えるが、韓国はすぐそばにいたため決して美しくは見えない。

 しかし受ける影響は日本の比ではないので、自らの利のためには日本以上に目ざとくならざるをえないのだ。

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