韓流専門衛星放送のコリアTV、アラブ圏で放映開始

　アラブ圏で韓国芸能番組を専門に放映する衛星放送チャンネル「コリアTV」が、15日にエジプトで開局した。

　コリア・グローバル・メディアグループが運営するコリアTVは、エジプト国営衛星放送事業者「Nile　Sat」を通じ、同日からアラブ地域の視聴者向けに韓国芸能番組の放映を開始した。同グループのイ・ギュジョン代表によると、Nile　Satを視聴する国は中東・アフリカの32カ国で、視聴者は3億3000万人に達する。

　コリアTVは、韓国の人気ドラマやバラエティ番組、自然ドキュメンタリーなどを放映するほか、アラブ圏視聴者がテレビで韓国語を学べる学習番組も提供する。番組にはすべてアラビア語字幕が付けられる。

　イ代表は、事業が軌道に乗ればエジプトのカイロやスーダンのハルツーム、レバノンのベイルートなどアラブ圏主要都市の学校を訪れ、学生を対象にしたクイズ番組も制作する計画だと話している。暑いアラブ圏では余暇の大半をテレビを見て過ごす人が多く、また中東地域でも韓国への関心が高いことから、コリアTVの開局で新たな韓流ブームが巻き起こるものと期待を寄せた。