韓国に対するプラスイメージ
1970年~1980年代のアイドルからは考えられないことだが、今の人気アイドルたちは「好きな食べ物」を聞かれて、「焼き肉」「キムチ鍋」「韓国料理」などと堂々と答えている。
若い方で、違和感を抱く方はほとんどいないだろうが、かっては、キムチを食べることは野蛮であり、非日本人的であるとされた時代があったのである。
「にんにくくさい」と「辛い」は、日本と韓国ーー文明と野蛮ーーを分ける分断線のようなものだった。
人気タレントなどが司会を務める番組でも、人気モデルたちが、韓国料理や韓国エステを「おしゃれ」に紹介することがある。
韓国のグルメやエステ、あるいは旅行を紹介する番組は、昔から一応は存在していた。
しかし、そこに登場するレポーターは、トップクラスでない芸人だったり、旬をはるかに過ぎたタレントというのが相場だったように思う。
韓国の市場に行って「豚の頭」や「イイダコの踊り食い」を食べて騒ぐという、お決まりのパターンである。
それが今では、綺麗なモデルやアイドルが、おしゃれ文化として韓国文化をしっかりと紹介してくれるようになった。
アイドルやモデルはイメージが命だ。
その彼女たちが、「韓国」という名前を気兼ねもなく出すことができることに、現在の日本における韓国のイメージの変化を読み解くことができる。
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