韓日中文化担当大臣フォーラム 行動計画を採択

　韓国、日本、中国の文化担当大臣が文化交流の推進を協議する第4回韓日中文化大臣フォーラムが5日、中国・上海で開催され、文化交流の拡大に向けた文化芸術都市の運営をはじめとする具体的な協力計画を盛り込んだ「上海行動計画」を採択した。
　フォーラムには崔光植（チェ・グァンシク）文化体育観光部長官、日本の平野博文文部科学相、中国の蔡武文化相が出席した。
　行動計画には、韓日中がそれぞれ「東アジア文化芸術都市」を選定し、各国が主催する関連行事に自国の優秀な芸術家が積極的に参加するよう協力することが盛り込まれた。
　また、2015年から3年間、同フォーラムの主催国の1都市を文化芸術都市に指定し、文化芸術活動を展開することで、3カ国の国民の文化交流拡大を目指すことや、東アジアの優秀な伝統文化と現代の文化芸術発展の成果を広めるため韓日中以外の国で共同芸術祭を開催することでも合意した。
　このほか、公演や展示などの文化行事を定例化し、文化遺産の保護、文化産業交流、知的財産権の保護などでも積極的に協力することで合意した。
　同フォーラムは2007年に中国・南通市、2008年に韓国・済州市、2011年に日本の奈良市で開催された。来年は韓国で開催される。